ぽかぽか陽だまり

福祉講演会「やさしさの心ってなに？」を企画しました。

介護について、家族の絆について、一緒に考えてみませんか。
陽さんの著書『八重子のハミング』は映画化が決まり、来年秋に公開予定です。

【日　　時】　平成２8年２月１4日（日）１０時００分〜１２時００分（受付９時３０分〜）

【場　　所】　益田市立市民学習センター　多目的ホール

【講　　師】　陽　信孝　さん　(萩市金谷天満宮宮司)


　　　　　　
【参 加 費】　 無料

【定　　員】　５０名

【申込方法】　電話・ファックス、またはメールにてお申込みください。

【申込締切】　平成２８年２月１０日（水）

※　手話通訳・要約筆記あります
　　　　
≪ お問い合わせ・お申し込み先 ≫
　ＮＰＯ法人陽だまり ／ 担当・高田
　（電話・ＦＡＸ）２２−０５２６
　（Ｅ−Mａｉｌ） ensoleille@orange.plala.or.jp

陽信孝さん講演会.pdf

昨年の秋にいただいた『室内用靴下』が、この冬大活躍しています！

いつもは、

「何色にします？」と、

好きな色を選んでもらうのですが、今日は男性利用者さんに、

「はい！どうぞ」

と赤色の靴下をお渡ししたところ、



足元を見ながら、

「こりゃ〜３０歳は若くなったな」

温かさ以外に若返り効果もあるようです。

「赤い靴〜」

と横で歌ってみると、

「は〜いてた〜ありゃ？女の子じゃないでね。おじいさんだわ」

と歌詞に気が付き大笑いしておられました

今日からご利用の女性利用者さん。

皆さんとの会話も弾み、

「今日はたくさんおしゃべりして、こんなに家で笑うことがないから楽しいです」

と話されました

しゃべって笑ったので、次は頭の体操をしましょう！ということで、

文字の並べ替えクイズに挑戦していただきました。

まずは簡単な問題から。



答えは・・・あ・り・が・と・う。

コツをつかんだところで、次は７文字の言葉に挑戦。

答えは、『お・せ・ち・り・ょ・う・り』だったのですが、

「“おせちりょこう” かしら？」

「違うわね。“しんこんりょこう” かしら？」

どんどん正解から遠ざかっていきます

すると突然ひらめいたようで、

「“おせちりょうり” ね」

無事正解しました

「この前、なんと美味しいお菓子をもらってね〜」

と利用者さん。よほど美味しかったようで、

「わたしゃ〜同じのが欲しくて、包み紙をスーパーに持って行って『これと同じのをやんさい』って言ったんよ！」

と熱く語っておられました。

「なんていう名前のお菓子でした？」と聞くと、

「ジャガイモ男爵うす塩味」とのこと。

自信満々に言われるのですが、ピンとこないスタッフ

しかし、隣りに座っていた別の利用者さんと、

「美味しいてぇ〜ね」

と話が盛り上がりっていました。


「ポテトチップスっちゅ〜やつは薄いお菓子じゃけど、これは長細いんよ！」

「そうそう、棒みたいになっとってね〜」

スタッフに一生懸命説明してくださる８０代の利用者さんたちでした。

お年寄りは、まんじゅうやせんべいが好きという固定観念を捨てたほうがいいですね

「お店に行った時に“サクサク”って言いんさいよ！そうすりゃ〜すぐわかるけ〜」

と付け加えて帰って行かれました。どんなお菓子なんでしょうね？

先日紹介した鬼の顔を見て、



「その鬼は若いねぇ」と利用者さん。

「何歳くらいに見えますか？」

「そ〜ねぇ・・・２５歳」

皆さんはいくつに見えますか

今日は、９６歳を迎える利用者さんの誕生日会を行いました。

主賓からの挨拶は、

「この調子だと１００歳までなんとかいけるでしょう。ありがとうございます」

力強い言葉に、みんなで拍手

お祝いに、一年間の写真パネルをお渡しすると、



ご自分の笑顔写真に向かって、

「おい！こら！１００まで頑張って生きようでな！」

と声をかける姿が素敵でした。

そして帰る時間になると、お隣りの席の女性利用者さんにも、

「今日はありがとうございました」

とご挨拶。気が付くと、お二人でかたい握手をされていました



間違いなく「今日いち」の笑顔です

今日のツーショット写真は、来年のお祝いに使われることでしょう。

来月誕生日の利用者さんに、

「誕生日には何を食べたいですか？」と聞いてみました。

すると、「何でもええよ」の答え。

それを聞いて、

「年に一回の誕生日だから、何か好きな物を食べようや〜」

という声が出たので、おやつのメニューを書き出して、

「この中で食べたい物がありますか？」と再度聞いてみました。

「そ〜ねぇ・・・ぜんざいがいい。いや、まんじゅうがいいか。やっぱりケーキもいいね」

しばらく迷った末に、

「チョコレートケーキがいいね」とリクエストされました。

忘れないようにと、○印も



実はこの後、「二重にしとこう！」と二重丸◎を書いておられました

お誕生日には手作りケーキでお祝いしたいと思います

文字を書いたカードをばらばらに置き、並べ替えて言葉を作ってもらうゲームです。



初めは５文字で挑戦してもらったのですが、あっという間に解いてしまわれました。

隣に座っていた利用者さんも身を乗り出して、

「今、私もそう答えようと思っていたところです」

お二人ともすぐに正解してしまいました。

それならば、二つの言葉のカードを混ぜて、

「ここから二つの言葉を探してください」

と少し難しい問題を出してみました。

「ま・も・き・ち・み・る・ゆ・が・だ・か」

何だか分かりますか？

出題したスタッフも、その場を少し離れると、

「あれ？何ていう問題を出したんだっけ？」と悩んでしまいそうでした

カードの中から一生懸命言葉を探し、

「“ゆきみち” は出来たけど、もう一つがなぁ〜」と利用者さん。

実は、答えは “ゆきみち” ではないのですが、

「そんな答えもあったのか・・・」と出題するスタッフも感心でした。

利用者さんの方が頭が柔らかいようです。

「こがあ（こう）じゃ〜ないかね？」



「おお！そうじゃね」

お二人で協力しながら、”ゆきだるま”・“かがみもち” と解いておられました。

「あんまり熱心にさせたら、あんた熱が出ちゃ〜やれんけん、今日はこの辺で止めとくわ」

と笑って話されると、お二人でお茶を飲みながら、

「いよいよ、歳をとったら頭がダメになったでね〜」

と話しておられました。

いいえ！今日の姿を見るかぎりでは、まだまだ大丈夫ですよ

庭に咲いていた水仙の花。

「よ〜け咲いたねぇ」といつも廊下から眺めていたのですが、昨日、一昨日の暴風で倒れてしまいました

かわいそうなので花を摘んで、花瓶に生けてもらいました。

「ちょっと長いけ〜切ろう」と利用者さん。



助手のスタッフと一緒に、玄関用・部屋用・トイレ用と３つの花瓶に生けてくださいました。

いい香りです。ありがとうございました

これまで、益田の “かもしまはまぐり” の貝殻を使って、ひな人形などを作ってきましたが、今回は節分の飾りを作ってみました。

「私は目が見えんけ〜、こが〜して手を動かして毛糸を巻こうかね」

と言いながら鬼の髪の毛を作る人、



「どれぐらいの大きさに書けばいいの？怖い顔になるかしら〜」

と集中して目を書き込む人、



皆さんの協力で、こんな作品が出来上がりました



節分には「歳の数だけ豆を食べる」と言いますが、利用者さんたちは８０、９０と数が多いので、

「豆だけでお腹がいっぱいになるわ〜ね」

「それなら、今日からちょっとずつ食べ始めておくと、ちょうどいいかもね」

なんて話しながら、帰りの車に乗り込んで行かれました