ぽかぽか陽だまり

先日、利用者さんのお迎えのため駐車場に向かって歩いていたら、目の前を１メートルくらいの蛇が横切りました！

恐ろしすぎて声も出ず、走って車に飛び乗りました

その話を利用者さんにすると、

「そりゃ〜縁起がいい！あんた何か、ええ〜ことがあるでね」

「蛇の抜け殻を財布に入れるって言うぐらいじゃけ〜お金が入るんでね」

「ま〜お金が入るなら、わしにも分けちゃんさい」

皆さん話がどんどん盛り上がりっていましたが、あれから４日。

いいことは何も起こらないし、財布の中身が潤うこともありません。
あの盛り上がりは何だったんだろう・・・？

そう思い、今日もう一度この話をすると、

「あんた！４日ぐらいじゃ〜まだ効果は出んわ〜ね〜」

「そりゃ〜今年いっぱいは待たにゃ〜」

「気が早い！」

等々のご指摘を受けました

『蛇の効果』が出ることを信じて、もう少し待ってみます

午前中、お風呂から上がって少し休憩をした利用者さん。

パッと目が覚め、とてもスッキリした表情をされていました

「外の空気でも吸ってみますか？」

と声をかけると、

「よっし！行こう」

と大きな声が聞かれました。それではいざ出発！



散歩から戻られ、

「外はどうでしたか？」と聞くと、

「歩けるような気がした」

という答えが返ってきました。

その答え通り、部屋に入ると（手を引いての歩行ではありますが）しっかり足が前に出ていました

外の空気の効果ってすごいですね

土曜日だというのに、ご近所の益田中学校グラウンドには生徒さんの姿がありました

「運動会の練習じゃあないの？」と利用者さん。

もうそんな時期なんですね

窓を開けていると、にぎやかな声が聞こえてきます

９月６日（日）が体育祭のようです。

お天気に恵まれるように、今年もてるてる坊主を作りましょう！と話しました

昨日、ブログで紹介した「バドミントンの羽根で作った鶴」

鶴の相方と言えば『亀』です。

そこで、「こんなのも作ってみました」
と今日こられた利用者さんに紹介したら



「そりゃ〜あんた顔色が悪いでね！」

「一杯飲んどりゃ〜せんかな？」

「なんやらおかしいような気がする・・・」

と、意見が多く・・・

急きょ作り直しです

亀の整形手術が朝からおこなわれました。



「目はもち〜とこっちに寄せんさい」



と、微妙な位置にもこだわり無事完成しました



完成を祝い、みんなで記念撮影をしました

『鶴は千年、亀は万年！』と言います。

『鶴亀』を見習って、長生きしましょう

バドミントンのシャトルは、折れたりして使えなくなると捨てられてしまいます。

これを何かに使えないかな〜と以前から考えていたところ、ひらめきました

羽根を切って、きれいなところを選んでもらい、



数枚は黒のマジックで塗って、



段ボールに貼りつけると、見事、鶴が出来上がりました。



「頭は黒じゃ〜なかった？」

「いや、赤だと思う」

なんて言いながら、皆さんに手を動かしてもらいました

そして、羽根をむしられたシャトル、



「これも何かに使えんかね？」と言われるのですが

何かいいアイディアがあれば教えてください

先日より取り掛かっている工作で、針と糸が登場しています。

針に糸が通らないという利用者さんのため、先に糸を通しておいてから利用者さんにお渡ししていたのですが、

作業の途中で糸がなくなり、さてどうしよう・・・と思った利用者さん。

すぐにスタッフを呼ぶのではなく、家でやっている方法で糸を通しておられました。

それがこちらです



お仲間の利用者さんがいつも持ってこられている拡大鏡をお借りして、

拡大鏡をテーブルの端に置き、

「この後ろに、糸がよ〜見えるように白の紙を置いて通すんよ（今日は黒糸だったので）」

と教えてくださいました。

「へ〜。すごい！考えましたね〜」と感心するスタッフ。

「家に私ひとりじゃけ〜、こが〜して（こうして）やらにゃ〜誰もやってくれんわ〜ね」

『知恵』を教えてもらいました。

今日は小さなスタッフがお手伝いです。

自己紹介の後で始まったのが『お寿司屋さん』。

折り紙で色々なお寿司を作ってきてくれていました。

「何がいいですか〜？」と言う女の子の質問に、

「いくらをお願いします〜！」



と身を乗り出して答える利用者さん達

ですが、そんな時間も長くは続かず・・・

お寿司屋さんの次は『妖怪ウォッチ』という、今子供に大人気のキャラクターについて、熱心に説明を受ける利用者さん達



スタッフもよくわからないので、きっと利用者さん達の頭にも『？』がたくさん浮かんでいるはず。

でも、一生懸命女の子の説明に聞き入る姿が素敵でした

妖怪ウォッチの説明の後は絵を描いてくれ、



皆さん、目を細めて見ておられました。

写真を撮り損ねたのですが、硬い握手をして、

「また来んさいね〜。待っとるけ〜ね〜」

と声をかける利用者さんや、

何度も「なんと可愛い」と繰り返す方。

今日はいつもと違った空気が流れる陽だまりでした。

小さなスタッフさん、お疲れさまでした

可愛い似顔絵のお土産、ありがとう

昨日のブログの続きのようですが・・・。

今日も利用者さんの髪を乾かしていたら、

『○○さんこんなに黒い髪が多かったかな？』

と思ってしまいました

なぜだろう？

こうして続けて感じるってことは、陽だまりで使っているシャンプーに何か細工があるのか？

それとも他に理由が・・・？

引き続き検証してみます

洗髪後に突然、

「前のほうは黒い髪が生えとるんじゃね〜」

と鏡を見ながら話す利用者さん。

「昔は真っ白じゃったんよ。それなのに黒〜なっとるわぁ」

「若返りの薬でも飲んでますか？」

「そが〜なものは飲んでないよ。なしてかねぇ？」

髪を乾かしながら、そんな会話をしました。



ちょうど今朝の新聞に、

『名古屋市の男性１１２歳が、男性の世界最高齢に認定』

という記事が載っていたので、その話をすると、

「ま〜、そが〜な人がおんなさるの？（いるの？）私も頑張らにゃいけんねえ」

と目標ができたようです

陽だまりに到着したら、まずはお茶を飲んでもらって気持ちを落ち着けてから、

皆さん順番に体温や血圧を測定します。

今朝、ある利用者さんに体温計を渡し、脇の下に挟んでもらっていたのですが、

「ありゃ〜しもうた」

話を聞くと、



ＮＨＫの朝の体操をやってみたら、脇に挟んでいた体温計が行方不明になったとのこと。

「家では、こが〜なことはせんでね！（しないよ）」

と、自宅では体操などやらないのだそう。

出かけて、家族以外の人と会うことで、「やる気スイッチ」が入りますね