秋と言えば・・・
[2013年10月31日(Thu)]
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花の名は?
秋を感じるもの
くさり編み
最近のちぎり絵作品によく登場する “毛糸のくさり編み” 。
立体感を出すための工夫でもあるのですが、もう一つ理由があります。 実はある利用者さん、以前に比べ目が見えにくくなり色の識別なども難しくなってきました。 ですが、何かの形でこの作品作りに参加してもらいと考え、慣れた作業(くさり編み)なら手元が見えなくても出来るということが分かりました。 それぞれ一人一人に出来る形で参加してもらい、これからも一緒に作り上げていけたらと思っています。 中には、アイディア担当の方もいらっしゃいます。 「12月の絵をどうしましょう?」 と相談すると、 「餅つきと、大掃除は今までやったから・・・クリスマスにする?ここに来る人でクリスチャンの人がいる?私は仏教だけど、まぁええわ〜ね〜」 ということで、12月はサンタクロースが登場する予定です
着替え袋
入浴の時に利用者さんが、“着替えの下着を入れた袋”と“脱いだ下着を入れた袋” を両方持って、
「あれ?私はどっちに入れていたかしら・・・やだ〜わからなくなった・・・」 と話しておられました。 「それなら風呂が終わってから、分かりやすいように袋を作ってみますか?」 と声をかけると、 「やってみようか!」 と元気の良い声が聞こえました 布を縫って紐を通し、 名札を付け、 早速このようにして使っておられます 「これで間違えずにおれるね〜」 と喜んでおられました。 間違えないようにスタッフが介助をすることは簡単です。 ですが、利用者さんと一緒に工夫をして出来ることを見つけ、達成感を感じてもらうことができました。 そこに結びつけられたことが嬉しかったです。
嬉しいお話
3年前に介護者支援連続講座を行いました。
その時に参加してくださった方が、こんな話をしてくださいました。 「あの時参加して本当に良かった!今、姉の看病のため毎日病院に行っているけど、あの時に聞いた言葉が頭にあって、気持ちよく看病ができているのよ」 あの時の言葉というのは、連続講座の最終回、参加者の皆さんとの座談会で、 「どんな介護をしたら対象者にとって良いのか、難しく考えずに自分だったらこうしてほしいと、自分がしてほしいことをすればいいのでは・・・」 という言葉でした。 これが印象に残っておられたそうで、お姉さまの看病をするのに頑張りすぎず、“自分ならこうしてほしいな・・・”と考えて対応すると、お姉さまもとても喜んでくださり、充実した看病生活ができているそうです。 「こんな気持ちでいられるのは、あの時参加させてもらって勉強できたからだと思う。だからお礼が言いたくて・・・。」 と連絡をくださいました。 とっても嬉しいお話でした
七十五日
3時のおやつに “大学芋” を食べました。
すると、 「こうするんよね?ほっほっほ・・・」と突然笑いだす利用者さん 初物を食べる時には、東を向いて笑うと七十五日長生きできるという話、これを実行されました おやつを食べながら、 「人の噂も七十五日、これも七十五日って言うよね。何か意味があるのかな?」 という話になり調べてみました 『季節を5つと数える考え方があり、七十五日は季節の一区切り』なんだそうです。 「この年まで生きたから、これ以上長生きせんでもええよ〜」 なんて言われていましたが、東の方角を向いて張り切って笑っておられました この調子で、元気で長生きしましょうね
宝探し
朝利用者さんをお迎えに行くと、段ボールを2箱用意して待っておられました。
「古い布が入っとるんよ。いらんけ〜何かに使ってくれる?」とのこと。 到着して早速箱を開けてみました。すると、 中にはたくさんの生地が 「それは上着を作った時の余り布で、それは人にもらったやつで・・・」 と説明を聞いていると、値札が付いたまま新品同様の布を発見。 1800円が安売りで300円になっていました。 「安いけ〜何か作ろうと思って買ったんよ。そんなのがいっぱいあるよ(笑)」 他にも、30年前の布が出てきたり、利用者さん手作りのミニスカートまで出てきました。 「昔、娘に作ってやったんよ。その娘も70過ぎとるけどね」 いったい何十年前のスカートなのでしょう?宝探しをしているような楽しい時間でした
今日のおやつ
植木鉢
先日お知らせした、「保険のプロに聞いてみよう!高齢者の交通事故と自動車保険」のチラシをもってあるお宅へ伺ったところ
「ま〜いい勉強会をするね〜予定を確認してみるね」 と話してくださいました。そして帰り際に、 「これを持って帰りんさい」 と植木鉢をいただきました。 早速玄関に飾らせてもらっています。 緑があるっていいですね。 小さな花も咲き、増えていくそうなのですが、肝心の名前を聞いて帰るのを忘れました どなたかご存じではないですか?
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