ぽかぽか陽だまり

「あんたの手はぬくいね〜」

と利用者さんから言われ、急に指相撲を始めたスタッフ。




「何かね」とびっくりすると同時に反撃開始です



大正生まれ負けていません

今日のおやつは、どじょうすくい饅頭です。

「ま〜かわいらしい顔じゃね」

すぐには食べられないと、しばらく眺めておられた○さん。


悩んでおられる間、スタッフが他の利用者さんと

こうしたら笑って見えるかな？

ならばもっと大笑いを・・・


なんて話し、○さんのほうを振り返ってみると・・・

ぱくっ


「おいしいね〜」

幸せなおやつの時間でした

今月のちぎり絵が完成しました



お内裏様とお雛様の顔を見て、

「眉毛はないんかね？」

「ないほうが、ええわあね」

「そういえば鼻もないねえ」などと、いろいろ意見が出ましたが、

「そのままが可愛いわあね」ということで意見がまとまり完成

陽だまりのお雛様を見ながら、『 うれしいひなまつり 』 を合唱しました
この歌、４番まであるのをご存じですか

小さなひな人形をひとつずつ折って、色紙を貼って・・・

完成しました


少しさみしいので、やっぱり顔も書いてもらうことにしました。

せっかくなら自分のカレンダーは自分で！




「どが〜に〜書きゃ〜え〜んやら、わからんでや！」

なんて言いながらも、



一人ひとりすべて顔の違う３月のひな人形カレンダーが出来上がりました。

今日、社会福祉士を目指し勉強中で、岡山の大学に通っておられる学生さんが、現場研修ということで陽だまりに来られました。



陽だまりでいつも感じている、コミュニケーションの大切さについてお話しました。

こうして若い年代の方が、地域福祉に興味をもってくれることは嬉しいことです

毎月利用者さんと手作りしているカレンダー。
３月はお雛様のデザインです



お雛様を作りながら、「画用紙の色は何色がいいですかね？」と聞くと、

「そりゃ緋毛氈がえかろう（いいだろう）」と利用者さん。

「え？何て言いました？」

「緋毛氈・ひもうせん」

「ひもうせんって何？」

「何て説明すりゃええかねえ？」

何のことだかわからず、だらけのスタッフに、「緋毛氈って言ったら、緋毛氈じゃあね」と笑うしかない利用者さん

早速インターネットで調べたところ、赤いフェルトのことでした
「レッドカーペットじゃね」ということで、無事画用紙の色は赤色に決まりました



完成したら、ご報告しますね

午後の体操が終わり、皆さんでお茶を飲んでいました。

すると、一人の利用者さんが

「帰る前に行くところへ（トイレへ）行っとこう！」と立ち上がろうとされました。

ですが、ずっと座っていたためにすぐには立ち上がれず、どこを握って立とうかと悩んでおられました

「じゃぁ、こうしておきましょうか」

と、動かないようにテーブルを抑えるスタッフを見て、

「持っといてあげるけ〜! せ〜のっ！」

と、かけ声付きで隣の利用者さんも机を抑え始めます。



陽だまりではよくあるシーンです

スタッフが手を差し出せばすぐに立てるのかも知れません。

しかし自宅では、いつも同じようにスタッフの手があるわけではありませんし、手すりも必ずあるとは限りません。

ならば、工夫できることもたくさんあるはずです。

もちろん安全を確認したうえで行いますが、工夫しながら、それぞれ人にあった介助方法が大切だと思います。

立ちあがった利用者さんは皆さんに「ありがとう」。
そして抑えていた皆さんは「い〜え〜」と。

ちょっとした会話ですが、みんながほっこりした気分になれた時間でした。

コンタクトレンズが破れてしまい、昨日からメガネをかけているスタッフ

メガネをかけて皆さんとお会いするのは初めてで、
「いつもと違う箇所はどこでしょう」と聞くと、「メガネ！」と皆さん即答でした

今日は、顔をじっと見て「あら」と、メガネのジェスチャーをされる利用者さんもおられました

間違い探しも楽しいですね。

また、普段無地の服ばかり着ていて、たまに柄物を着たりすると、
「あら珍しい。かわいいのを着とるね〜」と言われ、
皆さんよく見ておられることに驚きます

２月１９日。今日は○○さんの誕生日会

「利用日にちょうど誕生日だなんて、よかった〜」

と思いながら利用者さんたちと一緒に誕生日ポスターを作り、準備万端。


スタッフが
「○○さん今日はお誕生日おめでとうございます」

と張り切って声かけると、

「ん９日よ」

「ひぇ〜〜〜〜」

あわてて確認すると、やはり９日ごめんなさい。

ですが、誕生日会は予定通り行われ、飾り付けも皆さんで手伝ってくださいました。

すると

「心の準備をしていなかったから余計に嬉しい」

と涙を流して喜んでくださいました。

皆さんが作ったポスターの前で、記念撮影も無事終わりました。
日にちの部分、慌てて１を剥がしたのがわかりますね

「中国ろうきんNPO寄付システム」の今年度の配分団体として、陽だまりが選ばれました



「中国ろうきん」NPO寄付システムとは「ろうきん」の「お客様」が寄付を申し出て、「ろうきん」が口座引き落としでとりまとめ「ふるさと島根定住財団（中間支援センター）」が配分先を決定し「NPO」が地域のために活用する、多くの方が関係（協働）するお金の循環システム・・・とのことです。




基調講演や活動報告、パネルディスカッションなどあり、いつもの仕事とは違った空気を感じ、貴重な時間となりました。

いただいた寄付金は、陽だまりで大切に使わせていただきます。
ありがとうございました。