ぽかぽか陽だまり

外は昨日からに続き、またチラチラと白いものが・・・。
ですが、部屋の中ではなぜか水泳の話になりました。

「○○さん泳げる？」
「波が来たら怖いわ〜ね」

そんな水泳の話から、今度は水着の話になりました。

「みなさん水着は持ってます？」
「昔は、そが〜な物はないけぇ、シミーズ着て川で泳ぎよったよ」

懐かしい思い出話が進む中、お一人の利用者さんだけだらけの表情・・・。

すると
「そりゃぁ〜海水着のことかね。」

海水着？？？すぐには理解できなかったスタッフ。当時はそういう言い方もあったのね

いろいろな呼び名がありますよね。

きっとシミーズなんて最近の子どもには伝わらないのかも・・・

今日は寒い一日でした。

皆さん廊下を通る度に、「雪が降り出したなあ〜」「まだ降ってるよ〜」などと、外の様子を報告してくださいました

そしてＮＨＫの『のど自慢』を見終わり、障子を開けると・・・

うっすらと雪化粧　

皆さんがいつも眺めている陽だまりの庭の写真です。

１月のちぎり絵が完成し玄関を飾っているのが、福をもたらすと言われている七福神です。

制作途中の時は部屋の真ん中に飾っていたため気がついたときに、

「あそこはもち〜と（もう少し）明るい色がいいね〜貼り直そうや〜。」

「あの鯛をもち〜と（もう少し）いこ〜に（大きく）しんさい。」

と、色々意見が飛びかっていたのですが、
完成して玄関に飾るも、皆さん玄関では安全に部屋へ入るのに一生懸命で、完成作品があまり目に入っていないようです。

今朝になって「ま〜ここに飾ってあったの」と驚いておられました。

玄関で笑顔いっぱいの七人の神様がお出迎えをしてくれます。

入浴介助のときの事。

ズボンを履いてもらおうとお渡しすると、

「大きな縫い目で恥ずかしいから見ないで〜」と利用者さん。

よくお話を聞くと、うまく自分でズボンをはくことができないので自分にあった履きやすい形にウエストや裾を工夫して縫い直しておられました。


また靴下も、自ら少し切れ目を入れてオリジナル靴下を作っておられます。

「こうしておかないと一人じゃ履けないのよ〜」とおっしゃっていました。


介護用品などいろいろ販売されていますが、こうした一人一人にあった自らの工夫がとても大切。

“十人十色”介護方法も皆さんそれぞれ違います。
一人一人にあった方法を一緒に見つけていきたいと思います。

午後からの体操の後、大きな声で歌でも・・・ということで昔懐かしい童謡を歌いました。
そのなかで・・・

指に足りない一寸法師〜と元気よく歌い終わった後、皆さんに

「一寸ってどれくらい？」というスタッフの質問をしました。

すると、打ち合わせしたかのようにみなさんそろって

「これくらい」
　　　　　　　

と教えてくださいました

昨年度　“足湯”　についての学習会が大変好評だったため、今回もどのようにしたらより効果的なのかを、参加者の皆さんに実際に体験してもらい、体をぽかぽかにしていただきたいと思っています。

また、日ごろ（これから）の介護に対する不安や心配事など、一緒にお話しできる時間になればと思っています。

興味のある方、ご参加お待ちしております。

お茶を飲んでいる時のこと。

「ちょっと下関（トイレ）へ行ってくるね」と利用者さん。

するとその隣に座っていた利用者さんが、
「 発車〜　オーライ 」と突然歌い出しました

『 東京のバスガール 』という曲だそう。

それを聞いて笑い出した利用者さんは、トイレに行こうにも笑いが止まらず立ち上がれません

すると今度は「なかなか発車できんねえ」と言われ、またまた大笑いの楽しい時間でした

帰りの送迎では、スタッフが「それでは出発しますね」と言うと、
「発車〜オーライ」という返事が聞かれました

２月のカレンダー作りをしました。
朝から鬼の顔を数える方、糊をつける方、貼り付ける方、と作業は順調に進み・・・


お昼からおたふくさんの顔を書いてもらいました。

はじめは「書かれんで〜」

なんておっしゃっていたのですが、マジックを手に取ると、

「これでいい？」とどんどん出来上がっていきました。

「節分なら、鬼もいいけど豆もあったほうがいいね〜」

という意見もでて、ハサミで切るのは大変ということで、
パンチャーを使って折り紙に穴をあけて、節分豆も作ってみました。

お昼寝から起きた利用者さん。
「何かすることがありますか？」という言葉に甘え、タオルをたたんでいただきました。

するともう一人
「私もやろうかね」と参加され、お二人並んで作業開始です。

するとお二人が、お互いの年齢を確認し始めました。

「今年１００歳になります」という利用者さんの言葉に

「えっ私が一番年上だと思っていたのに・・・」と驚く９６歳の利用者さん。

それからは、
“私も元気でいないといけない”と刺激を受けたようで、

「今日隣に座れて本当によかった」と帰り際に握手を交わし、９６歳の利用さんは玄関に向かわれました。歩く姿がとても力強かったです。

スタッフや家族の声かけ、また高価な薬よりも、利用者さん同士の存在が一番刺激になるのだな〜と感じるスタッフでした。

今日は、１月１９日生まれの男性利用者さんのお誕生日会

ろうそくの火を吹き消してもらったり、写真撮影をしてお祝いしました。

最後にプレゼントの色紙をお渡しすると・・・

それまでずっと恥ずかしそうに照れておられた利用者さんが、
「こうしたらいいかな？」と色紙を胸の前に置き、自らポーズを決められました

この姿こそ写真に収めなければ！と慌ててカメラを構えるスタッフでした