看護講座「ヒートショックを予防しよう」[2022年01月27日(Thu)]
アルクラ日記 1月看護師による講座
今月は、山田亜弥さんによる「ヒートショックを予防しよう」です
ヒートショックについて少しですが、内容を紹介します。
@ヒートショックとは
気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の病気が起こることです。
血圧が大きく変動することによって、脳内出血や心筋梗塞、脳梗塞などの病気が起こります。
11月から2月までの時期が最も多く、特に浴室やトイレで発生します。
Aヒートショックを起こしやすい人
・65歳以上の方
・狭心症、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞の病歴がある方
・糖尿病、高血圧、肥満、睡眠時無呼吸症候群、動脈硬化、不整脈がある方
・熱いお風呂が好きな方
熱いお風呂に浸かると一気に血圧が上がり、数分後には急降下する為、血管に大きな負担がかかる。
・長風呂しがちな方
発汗を促し、血液が濃くなる→血液がドロドロになって脳梗塞や心筋梗塞の原因になる。
・飲酒後にお風呂に入る方
飲酒で血圧低下し、入浴でさらに低下する為。
Bヒートショックの予防法
1.脱衣所を暖めて温度差を減らす
浴室に暖房器具が無い場合は、お湯を溜める際にシャワーを使って高い位置から浴槽に注いだり、浴槽の蓋を開けておく等して温度差を減らす。
2.入浴前に血圧を測る
3.入浴前に家族に声をかける
4.入浴前に飲酒を控え水分補給
入浴して汗をかくと、体内の水分が減って血液がドロドロの状態になります。血流が悪いと血栓ができやすくなり、血圧が上がると脳梗塞や心筋梗塞になりやすくなるので、入浴前後で水を飲む習慣をつけましょう。
5.お湯につかる前に必ずかけ湯
事前に浴室を暖かくしても、冷えた身体でお風呂に浸かると血管に大きな負担がかかり危険。心臓から遠い所からお湯をかけて温めるのがポイント。
6.お湯の温度は38〜40℃
7.お湯から出る時はゆっくりと
8.浴室に手すりを設置する
9.食後1時間後からの入浴
食後は消化器官に血液が集まり、血圧はやや低めになります。
ヒートショックについて勉強する事が出来ました
今後もこのように看護、リハビリ講話を行っていきます
2022年1月27日
医療法人社団平成会
健康倶楽部あいづ
デイサービスセンター
アルクCLASS
五十嵐 奈央
Posted by 平成会 会津事業部 at 18:26 | アルクCLASS | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)