こやまケア活動日記 〜ノロウイルス対応(実技)〜[2020年10月16日(Fri)]
皆さんこんにちは
今月のラフェスタのこやまケア目標は、
『ノロウイルスを理解し感染防止に
努めましょう』です
◎ノロウイルス感染症とは
乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層に
急性胃腸炎を引き起こすウイルス性の
感染症です。
主に冬場に多発し、11月頃から流行が
始まり12〜2月にピークを迎えます。
アルコール消毒や熱に対する抵抗力が
あり、感染力が強く、何度も感染する
特徴があります
◎どんな症状
・腹痛、水様性の下痢、吐き気、嘔吐
など突発性の症状が現れます。
潜伏期間は12〜48時間です。
◎かかってしまった時の対処法は
現在も有効な抗ウイルス剤がなく、
対症療法が行われます。
特に抵抗力の弱い乳幼児や高齢者が
感染すると「脱水症状」になりやすい
ので症状が落ち着いた時に、少しずつ
水分補給を行ってください。
脱水症状がひどい場合には、輸液を行う
などの治療が必要になります。
◎汚物処理方法とポイント
汚物には、ノロウイルスが大量に含まれて
いる可能性があります。感染の拡大を防ぐ
ためのポイントを守って「すばやく」
「適切に」処理しましょう!
・使い捨ての手袋、マスクなどの
個人防護服を着用すること。
・処理をする人以外は、汚物に近づかないこと。
・効果的な消毒剤を使うこと。
・十分に換気すること。
・ウイルスは広く飛散し、高く舞い上がる為、
広範囲の壁や床を清掃すること。
・処理後には手洗いを2度行い、うがいすること。
また、可能であればすぐに着替えを行い、
着ていた衣類は洗濯すること。
以上を踏まえてラフェスタでは勉強会、
汚物処理の実技を行い、改めて
ノロウイルス感染症の恐ろしさや注意点
などを再確認することができました。
皆さんも感染を拡大させないための対策を
しっかり行いましょうヒト−ヒト感染に要注意
ノロウイルスの感染は食品からだけでは
ありません。
感染者の便や嘔吐物には大量のウイルスが
存在するので、トイレでの排便時、汚物の
処理時に手が汚染されます。その手を介して、
そこから他の人へ汚染が広がります。
このような感染を「ヒト−ヒト感染」と言い、
すみやかに正しい処理を行って、二次汚染を
させないことが重要です
長文となってしまい、申し訳ありません
でした
ここまでお読み頂き、ありがとうございます
コロナウイルスの感染拡大も心配される中、
感染症が流行する時期となってきますので、
今年は例年よりも気を引き締めて、感染症
拡大防止に取り組んでいきます
皆さんもお気をつけください
医療法人社団 平成会
デイサービスセンター ラフェスタ
看護師 石川
Posted by 平成会 会津事業部 at 10:09 | ラフェスタ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)