感激の「ココシリ」[2006年06月30日(Fri)]
昨日友達と「ココシリ」と言う映画を見に行きました。
ココシリは:「中国青海省チベット高原」で、現在は中国最大の動物保護区であります。しかし、動物保護地区になるまで、高級カシミア・スカーフの元となる「チベットカモシカ」を何百頭という単位で狩猟する密猟者が後を絶たず、その数は激減しました。
映画は実話に基づいており、「周辺地域に住むチベット族の有志たちがパトロール隊を結成し、命がけで密猟を取り締まる」話しです。
ココシリは海抜5000メートルの高さに位置し、美しい大自然の中での過酷な生活が映し出されます。
「自然の美しさ、人間の友情、家族愛、団結、信頼、生命の尊重」と全く逆の「欲望に溺れ、人を利用し、金を得るために人をも平気で殺す」人間たちが上手く描かれています。
私は大学のインターン(獣医学科)で似た様な現実に触れることが出来ました。前「ペルーの旗の裏話」で紹介した「ビクーニャ」のことです。ペルーでも民間のマウンテン・パトロール隊を形成し、命がけでビクーニャたちを今でも守っています。インターンの1ヶ月でビクーニャの無残な死骸、パトロール隊の苦労などを間近で経験することが出来ました。
このため、映画を見ながら今まで味わったことのない共感を感じました。
映画を見ながら、あの頃の記憶が蘇り、感動しながら、悲しくもなりました。
友達と一緒でしたので、出来るだけ涙がこぼれない様にこらえていました。。。
美しい高山の中で、パトロール隊が歌い出すシーンがありますが、
自分心の奥に響く鼓動を感じました。
言葉では上手く表せない感動を味わいました。。。
機会があれば是非見てください。
「人間のあり方」について考えさせてくれる映画はこれからも増えてほしいと思っています。
ココシリ紹介ホームページ
ココシリ紹介ホームページ2
[ ココシリ ]@銀座で鑑賞。
中国が原始のまま残されている広大な無人地帯ココシリ。
海抜4700メートルの厳... [Read More]