NHKハルとナツ[2005年10月03日(Mon)]
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昨日NHKのミニドラマ「ハルとナツ」届かなかった手紙が始まりました。
日本人の南米への移住を上手く表したドラマです。
私はこのドラマを視て、自分のルーツについて多く考えさせられました。
自分らの祖父母がどれほど苦労したか、言葉、文化、食べ物、戦争、厳しい労働条件など...日系一世たちは、想像を絶する環境の中を手探りで、前に進みました。どんなに大きな壁にぶつかっても、めげず頑張り続けました。その苦労と団結のお陰で、日系人、日系社会が現地の人たちに認められるようになり、ある程度高い地位を築き上げることが出来ました。大変な苦労がともなったと思います。
現在は逆の現象で、南米から日本への就労が増えています。ここでもカルチャーショック、言葉の壁、ホームシック、人生の目的を失うなどの多くの問題が発生しています。最悪の場合、日本の生活になじめず、悪さに走る人たちも出ています。非常に残念なことです。
私も子供の頃(1988年の終わり〜1994年の始め)、親がペルーで経営していた会社が倒産し、日本に出稼ぎに来ました(家族全員、とは言っても三人家族ですが...)。その当時、親は神奈川県小田原市にあった車の部品工場で働きました。経営者から労働仕事に変わった両親は様々な苦労にめぐり合い、ここで視る1世たちとは別の苦労を味わいました。
日本の生活に慣れないからと言って、「窃盗、売春、暴力」などに走るのは許されることではありません。このドラマを現在日本で就労につかれている多くの人に視聴され、自分たちのルーツについて考え直すいいチャンスになればいいな`と思います。祖父、祖母の苦労と頑張りを見習って、現在抱えているハードルを越えられるようになって欲しいと思います。
これをきっかけにして「失われた目標を取り戻し」。「日系人であることに誇りを持ち」、前進して欲しいと思います。
私も日系人の一員として、ずっと日系・日本社会のために頑張り続けたいと思っています。
「お爺ちゃん、お婆ちゃん本当にお疲れ様でした」。
さすが橋田壽賀子と言うしかない内容だった。 構成も内容も分かりやすいし、ラストがきちんとまとまっている というのが一番なんだろうな。 今回驚いたことはまず、ブラジル移民の問題に関して何も知らなかったことだ。 ブラジルに日本移民が多いことは知っていたが、今... [Read More]