在宅医 永井先生[2022年02月23日(Wed)]
埼玉医師殺人事件
育んでくれた母親との別れは
誰もが寂しいものであるが。
腑に落ちない部分が沢山出てくる。
犯人は死はいずれ訪れるもの
と心の準備は出来て無かったのだろうか?。
こうなる前に、周囲に相談出来る人は
いなかったのだろうか?
様々な事情から、聴く耳が働いて
無かったのだろう?
孤立から生れた事件だと思う。
そんな生ぬるい話ではない。
殺された先生のご家族、
お世話になっていた患者さんの
お気持ちには想像を絶するものがある。
チームカンファレンスも行われていたのだろうが
難儀なものである、聴く耳を持たない者に対しては。
95歳で亡くなった私の母親。
A病院からB病院へやむなく転院
カンファレンスでは、A病院では患者、家族に
寄り添って、やっていただいた。
B病院の担当医師は、もう高齢ですから・・
「この言葉にはまぃつた」・・
ついついなんやこいつ・・感謝の気持ちなど湧いてこなかった。
形式的に扱われる。医療中心に・・・
そんな2つの経験をした。
病院に入院するまでは、自宅で一人で頑張ってくれた
ヘルパーさん、ケアマネージャーの
サポートを受けながら。
今でも、柱には紙が貼られている
『矢印で、トイレはこちら』
介護度の自宅でのケアマネさんとの
カンファレンスでは
『ばあちゃん出来ことは出来るとゆうなよ』〜〜〜〜〜
最後は、我が家の座敷ベッドで亡くなった。
私もいつものように、酒を飲み ベッドの横で休んでいた。
目が覚めた時には、息を引き取っていた。
失敗だらけの介護でした。
ごめんなばあちゃん