「発達障害児 広がる学童保育利用 国の支援 不十分」
ーきょうの「河北新報」が報道 [2013年07月16日(Tue)]
発達障害児 広がる学童保育利用 国の支援 不十分
2013年7月16日火曜日 河北新報 全国学童保育連絡協議会(東京)が2012年に実施した調査によると、学童保育を利用する全国の障害児は推計で約2万2000人で、2003年の約3倍に増えている。 2005年施行の発達障碍者支援法で発達障害児の学童保育利用を促進する方向性が示されたことや、共働きと一人親世帯の増加が背景にあるが、国の対策は十分ではない。 連絡協議会事務局は「障害のある子どもを受け入れると国から指導員1人分の補助が受けられる。ただ、受け入れが1人でも複数でも額が同じという問題がある」と、国の取り組みの不備を指摘している。 宮城県学童保育緊急支援プロジェクトの池川尚美代表は「発達障害を意識して子どもたちに接することは、すべての児童をやさしくケアすることにつながる」と、学童保育の場での支援の重要さを指摘した上で「子どもがひとり立ちしていく過程を共に歩く場が学童保育。そうした役割を社会全体が理解することが大切だ」と訴えている。 |