滋賀県でもネットワーク設立 [2007年12月31日(Mon)]
日本発達障害ネットワーク(JDDネット)の滋賀県内の組織「JDDネット滋賀」がこのほど、設立されました。
JDDネットは、自閉症やアスペルガー症候群などの広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害など、発達障害がある人の家族らが、2005年に立ち上げました。滋賀県内でのネットワークを緊密にするため、日本自閉症協会滋賀支部や滋賀LD親の会、滋賀LD教育研究会など6団体が中心になり、JDDネット滋賀を設立しました。 ネット滋賀では、共通する課題を連携して行政や社会に働き掛けようと、すでに県内26市町の特別支援教育や発達障害支援の実態調査に取り組んでいるとのことです。 また、発達障害は「ふざけている」「やる気がない」「親のしつけが悪い」などと、誤解されやすい「見えにくい障害」で、周囲の理解が不可欠なため、企業経営者との懇談会で就業に対する理解を求め、インターネットを通じた情報発信なども進める考えです。 「京都新聞」は、設立に携わった滋賀LD親の会の前坂雅春さん(54)のコメントとして「地域や学校、仕事場などで、発達障害のある人に対する社会の理解が進むために活動していきたい」というお話を紹介しています。 |