北海道教育委員会が、高校の空き教室を高等養護の分校にする検討へ [2007年09月28日(Fri)]
北海道新聞が28日に報道した記事の概要を紹介します。
北海道教育委員会は27日の道議会文教委員会で、増え続けている高等養護学校の入学希望者対策について、道立高の空き教室を活用した道央圏での分校設置も検討していく考えを明らかにした。 道教委によると、小中学校の特別支援学級の道内在籍者数は今年5月現在、6158人で1998年度の約1・7倍。軽度の発達障害などがある子どもに対し、手厚い教育を求める保護者の意識変化などがあるとみられている。 特に道央圏で高等養護への入学希望者増が著しい一方、札幌市内の道立高では少子化により学級数削減が始まっている。空き教室への分校設置について、道教委は「今後の方策の一つとして受け止め、受け入れ態勢の整備を早急に検討する」と答えた。 道教委は2008年度から高等養護4校で定員を計48人増やすことを決めているが、既存校での定員増は施設的に限界で、これ以上志願者が増える場合は新設も検討するとしていた。 |