「子どもの放課後支援をすすめる会」の全体会が10時から福祉プラザで行われました。放課後ケアネットワーク仙台、児童館指定管理団体、仙台市学童保育連絡会、放課後子ども教室、発達支援ひろがりネットから計40人が参加し、仙台市の障害者支援課の担当者も同席しました。
この取り組みは、2008年9月から始まり、発達障害のある子どもの放課後支援をいっしょに考えようとするものです。仙台市における放課後保障に、良い提案ができることを願っています。
今年度は、お互いの顔が見える関係になりネットワーク形成を始めることと、行政の方々とも協働していく土台をつくることをめざしています。きょうは、児童館、留守家庭児童会、放課後子ども教室、児童デイサービス、放課後ケア支援事業の概要を紹介し、そこから見えている問題意識を最初に発言していただき、その後に5人〜7人の7グループに分かれてグループ討論をしました。
各分野の最前線で活動している人ばかりなので、お互いの発言から学びあうことが多く、確かに出会えた感触のある濃密な時間をすごすことができました。応え切れないほどニーズがあること、待機児童が多くて「アットホームな」環境を用意することが困難であること、トラブルへの対応がうまくいっていないこと、診断・判定を受けている子どもと同じくらい「気になる子」がいること、未診断の子どもへの対応に事業者が苦慮していることなど、たくさんの悩みが語られましたが、サービスが確実に増えている前進的側面や、連携が始まっていることが語られ、未来につながるものを感じた討論でした。
実行委員の人たちが整理し始めている課題を、初めて参加した人も共通して感じていることがよくわかりました。
次回は9月で、アンケート調査の結果について話し合い、そこから見える課題まで論議が進む見込みです。