「発達支援ひろがりネット」は、きょう仙台市のシルバーセンターで「身近に役立つ支援機器展」を開催し、無事成功裡に終えることができました。
この集会は、国連が定めた世界自閉症啓発デイ(毎年4月2日)と日本政府が定めた『発達障害啓発週間』(4月2日から8日まで)の取り組みの一環として具体化したもので、宮城県では『発達障害啓発週間』の取り組みは初めてでした。この企画をチラシやブログで宣伝するとともに、テレビや新聞で報道されたことにより、発達障害の存在やその支援が進みつつあること、同時に診断できる医師や支援に携わる専門職が不足していることをはじめ課題がたくさんあることを知っていただく良い機会になりました。『発達障害啓発週間』に関わる当事者団体としてその責任を果たすことができたのではないかとふり返っています
来場者が130人ありました。アスペルガーや広汎性発達障害の診断を受けている当事者、保護者と家族、教師、保育士、カウンセラー、臨床心理士等の専門職の方々にご来場いただき、支援機器、発達障害に関わる雑誌や書籍を普及することができました(写真1)。当事者の祖父母にあたる市民が何人もかけつけ、「孫が心配で、やってきました」と、保護者団体やNPOの人に話しかけ、熱心に情報を求めていたことがたいへん印象に残りました。必要な情報が思うように手に入らない人々がまだたくさんいること、当事者団体が活動し続けることの意義をあらためて痛感しました。
タイムタイマーの製作は、仙台高等専門学校の竹島久志教授(電子工学科)にご指導いただき、特別支援学校や小学校の特別支援教育コーディネーターの教師等が受講しました(写真2)。
コミュニケーションを支援する「あのねDS」の製作と支援機器の紹介は、「アクセスインターナショナル」と「パシフィックサプライ」のご協力をいただき、保護者がお子さまを連れて参加し盛況でした。支援に役立つ教材、教具、文房具、シール、サポートブック、書籍の紹介は「スペース96」にご協力いただきました(写真3)。3事業所とも、社員を派遣していただきました。
昨日は、NHKのローカルニュースの時間帯で紹介していただきました。今日はTBC(東北放送テレビ、TBS系列)のクルーのみなさまが取材に訪れ、夕方の18時27分からニュースで放映されました。
この企画を支えていただいたみなさまに感謝と御礼を申し上げます。