発達障害の団体が抗議、「大阪維新の会」が家庭教育支援条例案を5月議会には提出しないと表明 [2012年05月08日(Tue)]
「全国LD(学習障害)親の会」の内藤孝子理事長や、発達障害の子どもを持つ「大阪自閉症協会」など13団体の代表らが7日、「大阪維新の会」大阪市議団を訪問し、「発達障害に対する偏見を増幅しかねない」と抗議し、家庭教育支援条例案を中止していただきたいと要請しました。
抗議のあと、大阪市役所で記者会見した内藤孝子氏は「なぜ議会からこんなものが出てくるのか理解できない」と批判。高槻市障害児者団体連絡協議会の堀切公代事務局次長は「私たちが望んでいるのは障害のある子を支える社会資源やシステムの充実。親を責めたり追い詰める発想はやめてほしい」と訴えました。 「大阪維新の会」大阪市議団は、5月議会には提出しないと表明しました。また条例の条文について「ある県で議論された案を参考として議員に配った」と説明し、埼玉県条例として準備されたものがベースであったことがハッキリしました。 同時に、同市議団は「本条例案は、維新案ではありません」と言い逃れを図り、「更に議論を尽くします」と表明。再提案をあきらめていないことが浮かび上がっています。 |