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空気を変える「サンキュープロジェクト」 [2015年08月31日(Mon)]
TAをさせていただている立教のソーシャルデザイン講座は、今年は3年目なのですが、過去の卒業生から「サンキュープロジェクト」というのが生まれたそうです。

きっかけは、受講生のあるエピソードから。帰宅ラッシュの殺気だった車内での、車掌さんのアナウンス。

「みなさま、本日もおつかれさまでございました。混雑のところ、中程までつめていただき感謝致します。今夜は満月が大変きれいでございます。お帰りの際には、空をご覧下さい。本日もお疲れ様でした。」

その一言で、車内の雰囲気が、一瞬であたたかくなったそうです。それから、3月9日(サンキュー)に、いろいろな企業が一斉にこのような取り組みをやったら、何か変わるんじゃないかということで、先生とメンバーで、いろいろな企業に声をかけていったそうです。某航空会社でもアナウンスをやってくれたそうです。

これはCSRとは言わないのかもしれないけれど、お金もかからないしすごくいいなと。企業の評判もぐっと上がりそう。

また、そういう空気を変える一言を言えるようになりたい。
立教大学院 ソーシャルデザイン・オープンゼミ「忘れられる権利と忘れられない権利」 [2015年08月31日(Mon)]
立教大学院 21世紀社会デザイン研究科 主催 ソーシャル・オープンゼミ「ソーシャルデザインの研究テーマを発見する〜素朴な疑問と違和感から〜」。8月26日のゲストは、ヤフー株式会社執行役員社長室長別所さんによる、「忘れられる権利と忘れられない権利」。ヤフーが検索情報削除の基準を公表した背景や業界の課題等について。

感想は2点。
1つ目は、人間は完璧なものではなく、思いもよらないことが、大きな失敗になってしまうこともあるが、インターネットが普及した今の社会では、それが、なかなか忘れてもらえない仕組みになっている。検索エンジン会社として、どこまで判断できるものなのかは難しいけれど(人の想いをどう扱うか)、そこに問題提起したことに業界を代表する企業としての誇りや存在意義を感じた。

2つ目は、SNSを中心とした情報発信の教育を子どもの頃からすべきではないかということ。SNSの注意点だけでなく、LINE、Twitterなど、短い文章でのコミュニケーションが生活の一部になっている時代においての、短い文章でのコミュニケーションのお作法は知っておく必要がある。短文のコミュニケーションは大人でもむつかしく、意図がちゃんと伝わらないためにトラブルになるケースも多い。また、対面では言えないことも書けてしまう残酷さなどもある。作文とは違った視点・文章力が必要になる。

この日は、NHKのディレクターの方も受講生として参加してくださり、「忘れられない権利」として、戦争や被災地などの記憶をどう繋げていくかというお話などもありました。NHKで良い映像を作って公開してもなかなか見てもらえないが、ヤフーとリンクした途端、アクセス数が急増したそうです。確かに、普段NHKのHPを見に行く人は少ないでしょうが、ヤフーは毎日見ます。日常の生活の中で、便利で見ているサイトだからこそ、社会的な影響力も高いんですね。やはり、企業の力は大きいです。

写真は左が講師の別所さん、右がコーディネーターの立教大学院 21世紀社会デザイン研究科 長坂俊成教授。

別所さん.jpg
立教大学院 ソーシャルデザイン・オープンゼミ「復興とソーシャルデザイン〜石巻の水産業の人材支援〜」 [2015年08月31日(Mon)]
立教大学院 21世紀社会デザイン研究科 主催 ソーシャル・オープンゼミ「ソーシャルデザインの研究テーマを発見する〜素朴な疑問と違和感から〜」。8月27日のゲストは、ヤフー株式会社 復興支援室 復興デパートメント担当マネージャー 長谷川琢也さんと、石巻の漁師で一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン 共同代表理事の阿部勝太さんによる講演。

■フィッシャーマンズプロジェクト

フィッシャーマンズプロジェクト(http://fishermanjapan.com/#/top)は、漁業を世界で再びたたかえる産業にしようと立ち上がった20代の漁師さん達と、ITの力でビジネスモデルをサポートするために一緒に立ち上がったヤフーの取り組み。「真にカッコよくて稼げるフィッシャーマン」になり、これからの若者世代が憧れる水産業をデザインしていくという画期的な取メッセージ。

ヤフーでは、2012年に経営陣が変わったことをきっかけに、「課題解決エンジン」という【世の中の問題を解決するサービス】を提供しよういう取り組みを開始。その中で東北の課題を解決する部署を立ち上げたそうです。そこで、石巻に支社をつくり、長谷川さんが出向というかたちで家族で移住し、現地でこのプロジェクトを立ち上げたとのこと。

■日本の漁業の課題

日本の漁業は、比較的最近まで世界一だったんですね(平成に入るくらいまでの生産量)。そこから、右肩下がり。世界では、漁業は右肩上がりなのに、日本ではどんどん魚を食べなくなってきている。一方、日本人の気持ちとしては、「魚食を増やしたい」「母親が子供に食べさせたい食材」「国産品だったら割高でも買う」という、日本人がDNAとして、本当は魚を食べたいという気持ちを持っている人が多いという調査結果も出ているそうです。

一方、日本の漁業の課題は様々ですが、一番危機的だと思われるのが、日本の漁業者数(漁師)が、この20年間に約半分になっており、さらに20代の漁師が3〜4%しかいないという現実。この背景には、「稼げない」「きつい(労働時間が長く、休みがない)」という問題があります。そこで、阿部さんは、震災を機に会社を立ち上げ、今までの漁師の世界では考えられない「固定給制度」「シフト制」の導入に挑戦。また、「漁師」という職業に限定せず、「石巻」という地域にも限定せず、シーズンオフの時期に、東北で人手不足の地域のヘルプ、水産業の他の仕事とのマッチングなどを行っています(漁師以外の仕事ができるようにスキル育成)。また、当初は、長時間働くことが美徳のようになっている漁業の世界にいる父親たちからの大反発があったようですが、このやり方では若者は漁師になりたがらないと、変革を実現。今は、ご両親もシフト休に合わせて温泉旅行など楽しまれているそうです。そこには、ご両親世代の「きついと言いたくない」というプライドと潜在的な声がきっと奥にあったんだろうとおっしゃっていました。

■ITの力で100%直販に

また、ヤフーのITのチカラで、今は100%直販となり、価格決定権を自分たちで持てるようになったということと、消費者の声を直接聞けるようになったことで、ブレがなくなってきたとのこと。何よりも、価格決定権をもてたことにより、精神的に楽にあったそうです。(それまでは、価格の不安定さと自然の不安定さとダブルのリスクがあった)

本当に、素晴らしい取り組みで感動しました!想いだけじゃなく、リアリティもあり、日本の漁業が本当に変わるんじゃないかって、ワクワク感をもらいました。これからも、応援させていただきます。

写真は、左から長谷川さん、阿部さん、コーディネーターの長坂教授。

フィッシャーマン.jpg
自己肯定感を高める努力 [2015年08月22日(Sat)]
グローバルで活躍する人々は自己肯定感を強める努力をしている、何より国際競争力を高めるためには自己肯定感は必須であり、その背景には愛国心が影響しているという内容の記事。

経済成長を続ける国の国民は、なぜ愛国心と自己肯定感が強いのか。(http://diamond.jp/articles/-/77109

GAISHIKEI LEADERS(http://gaishikei-leaders.com/)の先輩方の自己肯定感の高さや「和魂洋才」というメッセージにも通じる。日本で、「自己肯定感」や「希望」という言葉が頻繁に出てくるようになったのは、いつからだろうか。この言葉の裏側には、それだけ日本社会・人間の劣化があるということを示しているのかもしれない。昔は、わざわざ訴える必要がなかったといえるのかもしれない。

平成26年版子ども・若者白書の国際比較データをみると

「自分自身に満足している」と答えた割合は45.8%。アメリカは86%。「社会現象が変えられるかもしれない」と答えた割合は30.2%。アメリカは52.9%。

一方、自国のために役立つことをしたいと思っている割合は,諸外国と比べて相対的に高く、日本54.5%、アメリカ42.4%。


この日本の閉塞感を打ち破るには、高い自己肯定感を持っている人が、低い自己肯定感の人に何ができるか、という視点が大事なのではないかと思う。

自己肯定感は、自分の努力も勿論あるけれど、自分だけで持てるものではない。生まれ育った環境等が大きく影響していることも少なくない。それは、子ども・若者自身ではどうしようも出来ないことが大半であり、そうなると運とも言えるのではないだろうか。

自己肯定感を高めるには、多様性のある緩い絆のある居場所が必要。このような場をいかに作っていけるか。それが、私たちにできることの一つなのかもしれない。

(引用)
「様々なバックグラウンドのメンバーが集まる場所においては、自分自身の価値観や存在が否定される場面に直面することも多いが、
自分の可能性を信じる人たちは、いくら打たれたとしても立ち上がり、彼らは日常的にポジティブな言葉の環境に身を置く努力や習慣により、
自己肯定力を強めている。」
「グローバルで活躍しているプロフェッショナルを見ていると、自分のパートナーや仲間を褒めてとにかく大切にしている。
自分自身で自分を励ますことも大切だが、自分を受け入れ認めてくれる土壌を増やすことが、さらに自己肯定を強くさせるのだ」

経済成長を続ける国の国民は、なぜ愛国心と自己肯定感が強いのか?
http://diamond.jp/articles/-/77109