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◆12/2(土)「カレーライスを一から作る」上映会のご案内◆ [2017年11月17日(Fri)]
ドキュメンタリー映画「カレーライスを一から作る」の上映会@立川アイムホール、を開催します!!

「ドキュメンタリー映画 上映会」カレーライスを一から作る〜
http://kokucheese.com/event/index/493322/

立川市民でなくても参加できますので、ご関心のある方は、ぜひいらしてください。面白いドキュメンタリー映画です。

今回、立川の市議さんにお声がけいただき始めた企画ですが、メンバーには通信制砂川高校の無料託児所でボランティアをしている保育士さんもいたり、地元ネットワークを感じています(笑)。しかし、地域のイベントは、いまだに紙媒体が圧倒的に強いんですね。

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ドキュメンタリー映画 「カレーライスを一から作る」
〜『いのち』の意味を知る。立川で〜
<探検家・関野吉晴の途方もない課外ゼミ 種まきから始めた9か月の記録>
探検家・医師の関野吉晴さんによる武蔵野美術大学の課外ゼミ、通称関野ゼミの2015年の活動は「一からカレーライスをつくる」というユニークなものだった。野菜や米・肉はもちろん、スパイスや塩、器やスプーンまでもすべて自分たちで一から作るという途方もない計画だ。関野さんの意図は、
「モノの原点がどうなっているかを探していくと社会が見えてくる。カレー作りを通して学生たちにいろいろなことに''気づいて''もらいたい」
この呼びかけに100名を超える美大生たちが集まった。「おいしいカレーが食べたくて・・・」そんなつもりで始めたが、思うように野菜は育たず、雑草に悪戦苦闘。一杯のカレーのための果てしない道のりに、多くの学生が挫折する一方、世話に励むあまり家畜に愛着が沸き、殺すべきか葛藤する者も・・・。

これは「食べる」「生きる」という、人間にとってごく当たり前で、基本的な営みを見つめ直すドキュメンタリー映画である。

「生」と「食」の関係を、改めて感じ直してみませんか?
ドキュメンタリー映画「カレーライスを一から作る」〜『いのち』の意味を知る。立川で〜
https://www.facebook.com/events/493184467727708/

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これから求められる専門家とは?地域プロデューサーとしての専門性とは。〜世阿弥の「離見の見」から学ぶ〜 [2014年07月26日(Sat)]
今週から、日経bizアカデミーと立教大学院21世紀社会デザイン研究科のコラボ企画「ソーシャルデザイン集中講座2014」(http://bizacademy.nikkei.co.jp/special/sds2014rk2/ )始まりました!私は、通常の授業が夏休みに入ったので、9月までの間は、こちらのTA(教員補佐)をさせていただいています。

初日は、なんと内山節先生の「哲学と社会デザイン学」の授業。地域づくりという点でも、とても、気づきの多い内容でした。

■これから求められる専門家とは?地域プロデューサーとしての専門性とは

今回の授業のテーマのひとつに、「専門家を生み出す社会の荒廃」がありました。この中で、先生がおっしゃっていた「これからの専門家」というのが、私のイメージする「地域プロデューサー」なのかなと。

・これから求められる専門家とは、地域(コミュニティ)との関係性に突き動かされるように、専門性を活かせる人。

・自分がデザインするのではなく、地域が求めていることに応える(デザインする)。それが地域プロデューサー。

主導権は専門家にあるのではなく、「関係性」にある。その関係性をつくっていくという役割を担う。
地元の関係性に従属するかたちで、専門性を活用する。

・本質・結論を示すのではなく、「本質を感じ取るための方法」を示すことができる人。

‐「本質はこうです」と断言するのではなく、本質を「見つけるための考え方」を示す
‐「こういう風にやってみようよ。」とその地域の関係性を視野におさめながら、方法を提示し続けていける人。
‐「どういう方法を積み上げていったら、新しい世界ができていくのか?」という社会デザイン


みんなの知恵を結集させることができる経済(地域)をつくる。できていない経済(地域)は、関わっていない人にとっては面白くないし、何かあったときに暴走する可能性がある。

個別の問題として解決することは必要な場合もあるが、我々にとって専門性とは何かと考え直す時期なのではないか。


◆事例@◆
・村の人たちがつくる学校
・ 村の人たちがもっている技術・知恵を使って、村の人たちがつくる学校。それをプロデュースできるのが専門家。

‐ 誇りがある。生徒も自分たちの親がつくってくれた学校だという意識。
‐ いつでも自分たちで直せるし、建て替えることもできる
‐ 本当の意味で、地域コミュニティの中にある学校。
‐ 建築とは景観をデザインすることが目的ではない。関係性を大事にした結果、景観に馴染むものができる。

◆事例A◆
・原発問題
‐ 原発の問題に関われるのは専門家か専門家が派遣した人のみ。一般の人は入れない。専門家が暴走する結果でしか、動かすことができない。
‐ 「専門」という壁をつくらないとい動かせないモノをつくっていいのか


■専門家と地域との関わり方「離見の見」(世阿弥)

また、専門家と地域の関わり方として、世阿弥の「離見の見」のお話がありました。 「離見」とは、自分が演じている舞を、観客の目で自分を見ること。世阿弥は、自分が舞台で舞っているときに、観客の目から自分の演技を見ることができたそうです。イメージとしては、自分のうしろから全体を見ている感じでしょうか。

観客はお客様ではなく、自分と一体化することで、超越化する。舞台から自分の眼でにらみつけるのではなく、他人の眼差しをわがものとし、ひとりよがりになることを避けるよう心がけること、地域プロデューサーにも、このような視点が必要なんですね。


■「低現金化社会?」(お金がなくても暮らせる村)

また、先生は群馬県上野村に住んでいるのですが、村民がなるべくお金を使わないで暮らせる地域づくり(自給自足)をされているそうで、その工夫の仕方などのお話もありました。

◆上野村の事例◆
・村民大事にしているものが同じ→暮らし方、文化を大切にした上での、様々な生活の工夫
・村がプロバイダーと契約。月500円で、テレビ+電話(村内)+インターネットが無制限無料
・家賃は、平均10,000円代前半。高齢者向け食事付の長屋25,000円
・湧き水の活用により、水道料金無料
→所得を増やしたいとは思うが、村を壊したら意味がない。村を守って所得を増やしていくという、上手い話はなかなか無い。

東京では時給自足がむつかしいので、なかなか実現は厳しそうですが、村の生活にも少し興味をもってきました。今年の夏は、上野村で合宿!楽しみです。
地域プロデューサーという仕事から学ぶ〜防災というプロセスを通じて、地域住民が知り合ったり、支え合う文化をつくる〜 [2014年07月22日(Tue)]
先日、立教大学院 21世紀社会デザイン研究科でお世話になっている先生が支援されている、ある地域の協議会(13の自治会のコミュニティ)との打ち合わせに同席させていただきました。この日の議題は、地域防災、eコミュニティプラットフォーム(http://ecom-plat.jp/)を活用した地区防災計画策定。

私は、地域の場の打ち合わせに参加すること自体で初めてであり、少し緊張して参加しましたが、多くの気づきをいただきましたので、忘れないうちにまとめておこうと。

こちらの地域は、協議会 会長の方が、リード役としてご活躍されているようでした。この1年間、先生たちからの防災の研修やサポートなどを受けていて、このタイミングで、具体的に地区防災計画の素案を作成して、市町村会議に対して提案(計画提案)を行っていこうというお話でした。(多分・・)。その打ち合わせの中での気づき。

◆防災というプロセスを通じて、地域住民が知り合ったり、支え合う文化をつくる◆

・時間はかかっても、「地域の共通認識」をつくっていきたいという思い
・ゆっくり時間をかけて「骨太」な地域に。

■議論@:住民も多様化しているので、地域住民に共通することを見つけることが難しい
地域プロデューサーが、意図的にデザインしていく必要がある
・防災ではなく、別の切り口・インセンティブをつくることも検討。
(例)楽しいイベントで集客したあとに、イベント後の後付けをしっかり行っていく。名簿作成の協力のお願い、簡単な申し合わせなど。

こういった地道な積み重ねをしていって信頼関係を構築していかないと、結局表面的な約束にしかならないため、「やると言ってやらない」という状況になる。
※昔は、多世代で同じテレビ番組を見ていたので、共通言語があったというお話は興味深かったです。

■議論A:そのプロセスを、いかに普段の生活に取り入れることができるか
・震災など「何かあった時」に、自然と体が動くことが大事。マニュアルを作ることが目的ではない。
そのためには、いかに普段の生活に取り入れることができるか、が課題。
・「何かあった時」に、一気に団結できるように。コトが無い時に、どう人をまとめるか。平時にどう人をまとめるかが難しい。

■議論B:シニアのつぶやきで終わらせるのではなく、子どもまで巻き込んでいく。
・eコミを使った多世代ディスカッション。子どもが大人に意見したり、一緒に社会経験をすることは「心の安全」につながる
・子ども目線の防災計画。子どもが自ら考える。
・会議参加メンバーが運営しているPC寺子屋で、eコミを使った試みを開始予定
・地域全体の日々の生活が変わることが「防犯」にもつながる

■議論C:防災訓練が地域の個性を知るきっかけとなる
・複数の町内会が集まり、町内会ごとに炊き出しを実施(新潟県柏崎市の事例)
 →町内会によって、属性、やり方などの'個性'があり、その共有の場となる。
 →ある町内会では、とても美味しいミネストローネを作っているおじいさんがいた。その地域に住んでいる人の得意なこと、好きなことを知るきっかけとなった。

■議論D:町内会・自治会の自己財源比率を増やしていく。色々な可能性を描いていく「計画」を。
・今は、イベント単位で補助金を申請しているが、今後は「事業」という視点を入れていくことを提案
・新潟県柏崎市の事例
 1. 補助金を、町内会・自治会がやりたい内容で提案し、お金を取りにいっている
 2. 貧困家庭の学生のサポートのために、イベント販売など単発の事業を行い、寄付をしている。
・カリスマではなく、誰にでも出来ることが大事。

■TOWNTIP
また、この地域では、TOWNTIP(http://towntip.jp/tsurugashima/sns/index2.php)を活用しているそうです。TOWNTIPは、「新しい公共」の創造に向けて、地域が共感・共鳴・協働する「まちづくり」を推進するためのテーマ特化型のSNSだとのこと。また、寄附やまちづくりイベントなどの活動参加すると、まちづくりポイントが発行され、経験値となり、将来的には、地域通貨や公共施設サービス利用ができたり、ポイントで地域活動に投票したりすることができるようになるそうです。

◆NPO法人 Gifter LABOの活動とのつながり◆

打ち合わせメンバーの中に、子どものことを真剣に考えている方がいらっしゃったのですが、「先ずは、子どもになんでも好きにやっていいよと、フリーの環境をつくってあげる。フリーでやったあとに、やってはいけないことを決めるという方法が良いのではないか」というお話をされていたのが、印象的でした。

確かに、今の子どもたちにとって、フリーに遊べたり行動できたりする場って、少ないんだろうなと。私も発達障害をもった子どもの好きなことを伸ばすという取り組みをしているので、とても共感しました。

その方は、コンピュータソフト開発のお仕事をされているようですが、現在はお仕事のほかにボランティアで、中学校総合文化部の活動補助(マイコンを使って物つくり)や、小学生への『PC寺子屋』運営などをされているそうです。まさに、Gifter LABOのギフター(ボランティア先生)にぴったりの方なのですよね。こういう方って、きっと地域にいるんだろうなって。それも、防災というプロセス(地域づくり)の中で、自然と見つけていけるのではないかなと感じました。

今までは、自分たちNPOが、ソーシャルビジネス(お仕事体験プログラム)を通じて、子どもの支援をするというやり方を考えていましたが、やっぱりテーマ別のNPO単体ですと、対象も絞られますし、一時的な支援になってしまうケースが少なくありません。また、子どもにとっても、団体に合う合わないもあると思います。

それだったら、「地域を良くする」という目標のもと、私たちのような発達障害児や不登校児を支援している専門性のあるNPOの役割はどうあるべきかとか、そもそも、内容によっては、NPOではなく、地域がソーシャルビジネス(事業)をやるという考えの方が良いのではないか、と考えるようになりました。子どもたちも、決められたNPOに行くのではなく、複数の町内会等の取り組みから、自分の好きな団体や活動を選べて、好きなときに好きなことができる、というやり方の方が自然なんじゃないかなと。

わざわざ、私たちが新規にNPOというアソシエーション(組織)をつくるのではなく、もとからあるコミュニティ(地域)の中にいる素敵な人・社会的資源を活かしていく、足元にあるものを少し進化させたかたちに変えていく、という取り組みに、関心が変わってきました。

でも、まだまだ知らないことだらけなので、もっと情報・経験知が欲しいです。
これからも、このような場に、参加させていただきたいと思います。