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NPOリーダーが次世代に伝えたいこと。 〜NPOリーダーに求められること。次世代を担う学生との関わり方〜 [2014年01月25日(Sat)]
今日は、さいたま市市民活動サポートセンター主催のイベント「伝えるチカラ・巻き込むチカラ〜市民活動の広げ方・進め方〜」に参加して、考えたことを書きたいと思います。

このイベントは、さいたま市が、埼玉のNPOなど155団体にアンケート調査を実施した結果をもとに、NPOの課題上位に上がったテーマについてのトークセッション。さいたま市は、NPO支援やCSRに力入れているので、今後注目です。

【議論1.NPOリーダー論。次世代に伝えるとは】

NPOリーダーに求められることって、何でしょうか。

『NPOリーダーとは、メンバーを指導するのではなく、パートナーとして付き合うことにより、自分の価値観を押し付けることなく、でも「相手の心を焚き付ける」ことができる人。そこから、深く議論・共に行動できる関係になることで、「次世代に想いを引き継ぐ」ことができる』

ということなのかなと思いました。
また、NPOにとって、世代間でのバトンタッチはとても重要です。

・50〜60代以上の方は、NPOで生きていくという、道なき道をつくってくれた方々。
・そして、いま私たちの世代は、NPOの持続性や戦略という進化を目指している。
・では、次の世代には、私たちがボールを渡した時、どういう進化をしていくのか?


それは、きっと、いまのNPOリーダーが、次世代に「想いをしっかり伝える」ことができれば、きっと彼らは私たちが想像もつかないような、未来を創ってくれると信じ切ることが大事なのではと思います。


【議論2:学生がNPOでのボランティアから得られること】

学生が、NPOでボランティア活動をすることで、得られることって何でしょうか。

●自発性と創造力を引き出すきっかけになる → 未来を切り開くチカラ

・社会貢献活動を行うことで、学生が潜在的にもっている自発性と創造力が発揮されることが少なくない

・学生の多くは、自分の将来の選択肢は限られていると不安に感じている。しかし、自発性と創造力を発揮することにより、新しい将来の選択肢を創り出す勇気と自信がもてるようになるのではないか。

●自分には「これしかない」と思いこんでいる学生が、多様な生き方があるということを知ることができる

・社会起業家やNPOスタッフの生き様を知り、社会には多様な生き方があり、自分らしく生きることに関心を持つ

・社会起業家やNPOスタッフ、プロボノ・ボランティアの社会人と出逢うことにより、人生の転機を得ている学生も多い

しかし、学生が自発性・創造力を発揮するには、ボランティアは強制であってはならないし、NPOリーダーは、彼らが「楽しく」「無理なく続けられているか」を、常に見ている必要があると思います。また、上記のような環境・出逢いをつくってあげることも、NPOリーダーの役割ではないかと思います。

最後に、84歳のNPO業界の大先輩が、

「ボランティアとは、強制や義務ではない、楽しみながらできる、社会への恩返しだ」

とおっしゃっており、会場にいる人皆が頷いていました。

そして、本来は、団体に入らなくても、個人(一人)でも出来るものでないといけないが、今注目されているボランティアは団体に依存しているところに、ブームを感じるというご指摘でした。確かに、最近は、ボランティア・NPO・プロボノがブームになっていると感じる方も少なくないと思いますが、ブームじゃ本当の意味で浸透しないし、ブームが去ったらどうなってしまうんだろうという不安もあります。

東日本大震災以降、寄付やクラウドファンディングも流行りましたが、3年近く経った今、確実に当時の勢いはなくなっていると感じます。

そうならないように、社会に対しても協力してくれるボランティアに対しても、成果・成功体験を提供していけるようにするのが、私たちの世代のNPOの役割でもあるのかもしれません。簡単なことではないですが。
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