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Gifter LABO 保護者との意見交換会からの気づき 〜当事者家族以外の第三者(社会)の理解と協力が必要な理由〜 [2015年03月23日(Mon)]
昨日のGifter LABOの保護者17名の方との意見交換会からの気づきをまとめました。(わかりやすくするために、一部の言葉・表現は変えています)

私は、保護者の方が、【どのような支援や支援者を必要としているか】という視点で聞いていました。その中で感じたことは、下記4つです。

@子どもを見守り、得意なことを見つけ伸ばしてくれる第三者

A学校の先生の発達障がいの知識と理解
(子どもの自己肯定感への影響。理解が無い=親の負担増)

B世間(特にご近所)の発達障がいへの理解。
(理解されない=親への非難=家族の孤立)

C子どもたちが、「自分で努力」できる環境
(環境が無かったら努力もできない)


@子どもを見守り、得意なことを見つけ伸ばしてくれる第三者がなぜ必要か

父親Aさん
「ギフターラボに来ると、子どもが先生によく質問している。学校だったら、興味があって質問をしても、授業が進まないからシャットダウンされる。子どもの興味もシャットダウンされる。しかし、先生の立場からしたらやむを得ない。だから、先生個人の問題ではなく、学校を変える必要がある。」
「親にはなかなか難しい。なぜかというと、親が言っても、子どもはやる気にならないものだから」

母親Bさん
「障がいがあると行動範囲がせまくなり、出会いも少なくなる。だから、「きみ、やってみなよ!」と言ってくれる大人と出逢わせてあげたい」

母親Cさん
「「自分にはできない」と思っていたことが、見方を変えるだけで、実は自分に出来る、結構得意であることに気付くことがある。「見方を変える」「教えてくれる人がいる」「機会をもらえた」ことで、自分の好きなことや得意なこと気づくことがある。それは、親だけでは無理なこと。親も本人も、その才能は無いと勘違いしていることはもったいない。」

父親Dさん
親はいつも生活しているから、子どもが苦手なことを何とかしようと思うけれど、第三者は一緒に生活していないから、そこは気にならない。だからこそ、違う視点で子どもを見れる」

「好きなことを見つけても、いつかつまずく。その時、そのままほったらかしになると、そのままになってしまう。繰り返しと身近な目標を設けて、自信をつけさせたい。そうすれば、どんどん成長できるのではないか。」


A学校の先生の発達障がいの知識と理解
(子どもの自己肯定感への影響。理解が無い=親の負担増)


母親Eさん
「自分も多分発達障がいなのだと思う。子どもの頃、歌を歌うことが好きだった。楽譜が読めなかったが、耳ですぐに覚えることができた。だから、私にとっては楽譜は必要ないが、成績は楽譜が読めるかで評価されてしまう。ここを理解してくれる先生が必要。」

母親Fさん
「先生が発達障がいの知識や理解が無いことが少なくない。知識や理解がなければ、子どもたちの気持ちを理解できない。その結果、自己肯定感が低くなっていく。いい先生に出逢えたことがあった。その先生は発達障がいの知識と理解があった。ある日、「●●さんはパソコンやらせたほうがいいよ。たぶんできるよ」と言われ、自分はそんなこと思ったことなかったが、実際にやらせて正解だった。やはり、一番近い親でもわからないことがたくさんある。」

母親Gさん
「先生の対応は先生によって違う。子も親も選べない。当たりはずれがある。しかし、子どもが一番長い間一緒にいるのは先生

父親Hさん
「学校の先生と話していると、知識レベルが低い先生高い先生と、かなりばらつきがある。先生という肩書を信用できない。発達障がいへの理解があるエキスパートがいない。せめて、先生はそうあってほしい。先生の発達障がいへの理解がないと、親が全部やらなきゃいけなくなる。親の負担が大きい。」

父親Iさん
「本当に良い先生は、適切な特別扱いをしてくれる。それが、教室の中で排除を生み出さず、包摂につながっている。誰にも公平が原則という考えは、本当に正しいのか。」


B世間(特にご近所)の発達障がいへの理解。(理解されない=親への非難)

母親Kさん
「近所の人に、子どもに発達障がいがあると伝えても、理解されずらい。偏りがあるということは目に見えない。普通に挨拶も会話もできるから。支援級に入れていると話すと「なんで?普通にしゃべれるんだから(支援級に入れるのはおかしい)」と批判される。


C子どもたちが、「自分で努力」できる環境(環境が無かったら努力もできない)

母親Lさん
「才能はあったほうがいいが、努力は必要。でも、努力は環境がなかったら、努力することもできない。そもそも、努力しようという気持ちにならなくなってしまう。グレーゾーンの子どもたちが才能を伸ばすには環境が必要。では、親がやるのか?親だけじゃやりきれない。親が言っても、子どもはやる気にならない。だから、ギフターラボような環境を提供してくれる団体は必要

◆感想

保護者の方々が共通しておっしゃっていたのは、

「親が言っても、子どもはやる気にならない。だから、ギフターラボのような環境が必要」
「社会の発達障がいの知識と理解。せめて、学校の先生だけはしっかり持っていて欲しい。」
「発達障がいの理解が無いということは、親への非難に繋がる。また、その分、親がやらなきゃいけないことが増えるということでもある」


だと、私は受け止めました。

だからこそ、ギフターラボのように、当事者以外のメンバーが中心になって、子どもたちや保護者の方を応援する団体、取り組みに期待していただいているのだと思います。そして、やはり、学校の中に入り込むことの重要さも改めて感じました。ギフターラボは、学校外での取り組みですが、学校に通っている子どもたちが一番影響を受けるのは、学校、先生なんですよね。また、そこの理解がないことが、保護者の方の、肉体的にも精神的にも経済的にも負担となっているのだと思います。

「家族のことは家族で解決すべき」という血縁の縛り・社会の意識を、新しい【縁・情・恩】(NPO法人パノラマの石井さんの言葉をお借りします)のネットワークで壊していきたい、そう思いました。

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