2/28の草莽塾NPOマーケティングセミナー MVP賞は、「認定NPO法人 国際ビフレンダーズ 東京自殺防止センター」でした! [2015年03月06日(Fri)]
2/28の草莽塾NPOマーケティングセミナー(https://blog.canpan.info/hijichomoku/archive/762) MVP賞は、「認定NPO法人 国際ビフレンダーズ 東京自殺防止センター」(http://www.befrienders-jpn.org/)でした!
■夜を守る電話相談のボランティア 東京自殺防止センターは、自殺を考えている人に感情面のサポートを提供することを目的としたボランティア団体。他にも類似した内容の電話相談を受けている団体もありますが、東京自殺防止センターの特徴は「死にたい」という電話が多く、自殺に特化した相談事業が特長。そのため、一番電話が多い夜の20:00〜翌朝6:00、年中無休で活動をされています。大変なご活動だと思います。 草莽塾での課題は電話相談ボランティアの増員。「死にたい」という声に対して、夜を守る電話相談のボランティアをどのように増やしていくか。精神的にとてもハードな相談ボランティアであるため、ボランティア・支援者がなかなか集まらなく、減少傾向だったそうです。 ■草莽塾で取り組んだこと そのような状況の中、取り組まれていたのが ◆ボランティアとして関われる支援メニューを増やす ◆ボランティア(希望者)との接点を増やす でした。 これまで、ボランティアの関わり方は、心理的ハードルの高い「電話相談ボランティア」か「寄付」の2つだけだったようでしたが、以下などをこの半年で追加。 @心理的ハードルの低いボランティア<おしごと会>の実施 A寄付の方法を増やす(古本の寄付、クラウドファンディング) B講演会の開催(アンケートではセンターに関わってみたいことを調査) おしごと会では、心理的ハードルの低い作業をスタッフと一緒に行うそうです。例えば、おしゃべりをしながら封入作業をし、スタッフ自身から活動内容や実際にやっていることについて聞き、知ってもらうことから始めたそうです。その結果、次のステップへと継続してくれたボランティアさんが3割もいたとのこと。 寄付については、古本の寄付が4か月間で2086冊もあつまり、フリーダイヤル特別相談の資金獲得に向けたクラウドファンディングも142%で達成し、内訳は一般人の寄付者が6割もいたそうです。 半年で、これだけの成果が出るとは、素晴らしいと思いました。 ■NPOにとっての成果とは 最後に、プレゼンターの東内さんが、NPOの成果についてお話されていました。 「成果というのは、人に伝えて初めて成果となる。成果をどのように社会に伝えていくか。自分たちだけがわかっていてもだめだということがわかった」 とおっしゃっていたのが印象的でした。これからも応援しています!! |