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テレマーケティングによるファンドレイジング〜草莽塾セミナー「ファンドレイジングにおけるクロスチャネル・マーケティング」より [2015年03月04日(Wed)]
先日開催した、草莽塾NPOマーケティングセミナー(https://blog.canpan.info/hijichomoku/archive/762)でのトークセッションは、ゲストに認定NPO法人国境なき医師団日本 児玉明文様と公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本 佐藤士文様をお迎えし、「ファンドレイジングにおけるクロスチャネル・マーケティング」について、お話いただきました。

NGO/NPOなどのソーシャルセクターのファンドレイジングで、テレマーケティングが費用対効果が高く有効だというお話が、NGOの特性でもあるファンドレイジングへのアグレッシブさと感じ、印象に残っています。

非営利組織というと、一般の人は営業のイメージがあまり無いようですが、実際は、NGO/NPO存在そのものが営業でありマーケティングであると思います。NGOのファンドレイジング(特に寄付)に対する意識の高さは、国内NPOのスタッフも学べる点があるのでは、と思いました。また、ここが草莽塾の面白いところ(多様な方法でファンドレイジングを実践しているNGO/NPOが混在してグループワークをするので、新しい気づきがある)なのだと、改めて感じました。

■テレマーケティング(アウトバウンド)によるファンドレイジング

・リストにもよりますが、基本的に、テレマーケティングによるファンドレイジングは、費用対効果が高いそうです。営利企業のように、リストを買うのではなく、一度来てくれた人など接点のあった人にアプローチすることが有効。

・団体によっては、トークスクリプトをつくり、きめ細かい対応や、相手の心が動いた瞬間を逃さないようにする方法をナレッジとしてためているそうです。かなり、アグレッシブです。

・アップグレードコール(寄付金額のアップ)と退会者コール(退会した方に再度アプローチをする)はROIが高い。

<課題>
・多チャネルを増やせば増やすほど、チャネル毎の連携(訴求ポイントの整合性)が難しくなる。例えば、Webとチラシ広告の訴求ポイントが一致していなければ、寄付者には響かない。

・リソースの問題。社内のリソースでやらないと(業務委託など)、逆にROIが悪くなるリスクがある。


■70兆円の遺贈・相続財産マーケット

遺贈・相続財産寄付マーケットは約70兆円あるそうです。実際に、寄付をしたいという寄付者からのニーズもあるとのこと。社会問題に効果的に活用するためには、対象者にどう戦略的にアプローチし、どのような体制、制度を構築していく必要があるか考えていく必要があります。

以前、教えていただいた情報ですが、平成21年度時点に存在していた認定NPO法人は127団体で、その年は37件(約2.2億円)の相続寄付があったそうです。37件がすべて別の団体に寄付されたとすると、認定NPO法人の30%が相続寄付の実績がある事になります。認定NPO法人を目指すメリットはありそうですね。


■感想

いずれも大事なのは、自団体への取り組みの関心を持っていただいたこと、共感していただいたことに感謝し、その次のステップとしての選択肢の一つが寄付であるということだと思います。寄付でなくても、ボランティアでも、人(ネットワーク)の紹介でも良いと思いますし。テレマーケティングはそういった機会をつくれるので、そこで、いかにNPO/NGO側が、今後に繋がる縁のバリエーションを提供できるかだと思いました。
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