CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«南海トラフ地震とBCP〜首都圏の企業が想定すべきシナリオとは〜 | Main | 帰宅移動者を出さないことが減災につながる〜首都圏の企業が減災のためにできること〜»
Gifter LABO×社会起業大学のコラボ企画『Gifter LABOミニフェスタ@社会起業大学』を開催しました [2014年10月16日(Thu)]
13日は、Gifter LABO×社会起業大学のコラボ企画『Gifter LABOミニフェスタ@社会起業大学』を開催しました。今回は、企画から当日の運営まで、社会起業大学の学生さんのサポートで、実現することができました。

GL2.jpg

また、今回は、同時に保護者(お母さん)との意見交換会を行い、私個人としては、フェスタよりも、こちらでのお母さんからの声が心に残っています。

発達障害をもった子どもたちは、個性が強かったり、集団行動が苦手だったりすることが多いので、学校になじめなかったり、不登校となることが少なくありません。また、保護者の方は、「発達障害」という見えづらい(理解されづらい)特性とどう付き合っていくか、一人で悩まれていることも多いのが現状としてあります。

先ずは、お母さんたちの声から。

■テーマ@:発達障害に関する情報収集はどこまですべきか?

発達障害を「個性」だと捉えるか、「障害」だと捉えるかでも、情報収集の考え方が変わってきます。また、最近では、発達障害に関する様々な情報やニュースも入ってくるので、「何を知らなくてはならないのか?」という点でも難しいテーマだと思います。

・「うちは、手帳はとっていない。また、敢えて発達障害に関する情報をとりすぎないようにしている。それが良いと思っているが、情報や知識が無いことが、本当に良いことなのかわからなく悩んでいる。本やWebを読んで勉強といっても、そんなこと実際の子育てに活かせられるか?知識で出来ることじゃない。知識があったとしても、知識よりも感情が先に動くから難しい。そこに大きな葛藤がある。そういう気持ちを発散する場所も、自分にとっては必要。」

・「発達障害の診断が出れば、学校側も配慮や工夫をしてくれる。手帳をもつことが、マイナスになることは無いと思っている。試験も別室で受けさせてくれたりとか、時間を延ばしてくれたり、席を前の方にしてくれたりとか、名前を何度も呼んでくれたりとか。メリットの情報は知っておいた方がいい。」


■テーマA:「勉強ができても成績は悪い」という矛盾から発生する自己否定感

発達障害をもった子どもは、発達凸凹(得意不得意がはっきりしている)があることが特徴としてあります。そのため、学校の勉強も、得意な教科と不得意な教科がはっきりしていることが多いようです。

・「学校は、勉強ができても(テストの結果が良くても)、態度が悪いと成績(評価)が悪くなる。いくら100点をとっても、先生から態度が悪いと思われたら、成績は下がる。」

・「得意不得意がはっきりしている子は不利」

・「学校の評価は進学に影響するので、親としても気になってしまうところに、また葛藤がある」

・「子どもの成長は早い。将来のことなど、すごく先のことばかり考えてしまう」

・「学校に行かせていると、どうしても「せめてこれくらいは」などと思ってしまう。学校に行かせないと腹をくくったら、人と比べなくなり、気持ちが大分楽になった」

・「『勉強できなくても、成績が悪くても気にしなくていいよ』ということをいくら親が思って、本人に伝えていても、「学校での評価が低い」という事実は変わらなく、それを子どもは認識している。そこで、子どもは、自分で自分の評価を下げてしまっている。」


■テーマB:周りに子どもの特性をどう伝えるか?

発達障害をもった子どもは、行動にも特性があることが多いため、家の外(学校や知人の家など)で、「周りをびっくりさせる行動をとるのではないか」と保護者の方は心配することが多いそうです。

・「この子が人と変わっていることは、隠しても隠しきれない。だったら、最初から、ご近所さんや知り合いには『ごめんね、うちの子変わってるから』と伝えてしまう。(例えば、友達の家に遊びに行った時に冷蔵庫を開けてしまわないかとか。服を脱いだりしないかとか。)
→「周りに伝えることで、気持ちはすっきりするか?」
→「すっきりしないね」

・「親が思っている以上に、子どもは外でちゃんとしている。家の中と外では切り分けをしている。」

・「家の中でやっている'変わったこと'を、外でもやってしまうのではないかと思って、やきもきしたり、子どもに口うるさく言ってしまうが、外ではちゃんとやっている。」

・「ただ、追いつめられると、パニックになったり態度が頑なになるタイミングが、他の子よりも早い。」


■今回気づいたこと

今まで自分が勘違いしていたこと。
得意不得意がはっきりしている子、先生と合わない子は、画一的な教育・評価基準の中では、成績や学校からの評価が低くなってしまうそうです。それに対して、私は保護者(家族)の理解・サポートがあれば、自己否定感は防げるものだと思っていました。

具体的には、「成績が悪くても(テストが100点でも態度が悪いとみなされると成績は悪くなる)、先生と合わなくても気にしなくていいよ」ということを親などの家族が本当に思って、本人にしっかり伝えられていれば、自己否定感はあまり生まずにすむのではと。

しかし、実際は、それでも「学校(クラス)での評価が低い」という事実は変わらなく、それを子どもは敏感に感じ、認識し、プレッシャーとして受け取ります。それは、どんなに楽観的な性格の子どもであっても傷つき、自分で自分の評価を下げてしまっているそうです。学校になんとか行ける子が、行き続けるのがなぜ怖いか(人生がどう変わってくるのか)ということは、こういうことなのかもしれないと思いました。

「子どもたちは疲れている」というお母さんの言葉が心に残っています。
子どもたちにとって、プレッシャーを感じやすい・許容力の無い学校・環境というのは、子どもたちだけでなく、先生にとっても、保護者にとっても、地域にとっても生きづらい社会なのではないでしょうか。


そして、子どもたちは疲れていることを知り、子どもながら大きなプレッシャーを受けてかわいそうだと思いながら、感情で怒ってしまうことに大きな葛藤を抱えている保護者の方。子どもを連れてきて下さるのは、保護者の方。子どもだけでなく保護者の方の心身のサポートも一緒に考えなくては、何か不安が大きくなったときに、こういった場にも現れなくなってしまうのではないかと思いました。

最後に、社会起業大学のみなさま、本当にありがとうございました!!

GL.jpg
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント