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«このブログについて | Main | 営利と非営利の枠を超えた「社会貢献企業」 〜社会起業家とCSRという二つの潮流の合流〜»
戦略的CSR(CSV)が、企業内社会起業家を育てる 〜企業内社会起業家(ソーシャル・イントラプレナー)という働き方〜 [2014年01月01日(Wed)]
「NPOに就職するのではなく、企業の中でソーシャルビジネスを立ち上げた方が、社会全体への影響が大きいこともある」

最近注目されている、ビジネスパーソンのNPOへの転職の流れについて思うことの一つ。「社会問題を解決する仕事」の選択肢っていろいろあるんですよね。

@NPO等のソーシャルセクターを起業する(社外社会起業家/ソーシャル・アントレプレナー)
A企業の中でソーシャルビジネスを立ち上げる(企業内社会起業家/ソーシャル・イントラプレナー)
B職業スキルを活かしてNPOなどのソーシャルセクターに協力する(プロボノ)

など、社会貢献のかたちは今後、どんどん多様になってくると思います。

企業内でソーシャルビジネスを立ち上げるって、フロンティア精神だけでなく、社外とのネットワークも必要だったり、関心が無い社員を説得しないといけないため、社外でNPOを立ち上げるよりも、立ち上げまでのプロセスがハードかもしれません。一方、立ち上がったあとの拡大の可能性、ソーシャルインパクトという点で考えると、やっぱり企業がもっているリソース(人・物・金)って、中小企業であってもすごいと思うんです。

自分のアクションの社会的インパクトの最大化を考えるのだったら、会社を辞めるのではなく、「会社を変えることで社会を変える」ことを目標とし、企業内でソーシャルビジネスを立ち上げ、社外の魅力的なNPO・社外社会起業家とパートナーを組んだ方が、社会全体の影響は大きくなることもあるのではないかなと思いました。

また、社内でソーシャルビジネスを立ち上げるということは、まさに、企業が本業を通じて社会貢献を行う(CSR/CSV)ということであり、社内で社会起業家を育成するということでもありますよね。組織に属しながらも、社会とのつながりを強め、大きな志をもって仕事に取り組む「企業内社会起業家の育成」は、未来の経営を担うリーダーの育成でもあると思います。

ソーシャルビジネス・企業内社会起業家育成というのは、なかなか競合が真似できることではないので、企業としてはより持続可能な競争上のポジションをつくるきっかけにもなります。

もちろん、原体験や志からNPOへ転職したいという気持ちは大切だと思いますし、社会を変える為の思い切ったアクションや、目の前の困っている人の人生を変える、という現場支援となると、企業内ではむつかしいと思うので、ちょっと考え方を変えてみるという意味です。

個人的には、今後、日本の社会変革の担い手として、企業の中から社会変革を起こす企業内社会起業家(ソーシャル・イントラプレナー)が、大きな役割を果たすであろうと感じています。
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