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講演会「ハウジングファーストと社会デザイン―フランスと日本の実践から」の感想〜まず広義のホームレスの実態調査を! [2015年11月15日(Sun)]
11月14日は、立教大学院 21世紀社会デザイン研究科 稲葉剛先生主催の「ハウジングファーストと社会デザイン―フランスと日本の実践から」に参加。

■日本でハウジングファーストを導入するには
@ホームレス予備軍への支援は莫大な医療コストの抑制となる。
A我が国において、広義の意味でのホームレスの人数は把握されていない
※把握されてないということは、対策も打てないということである。ホームレス予備軍も含め、実態を把握することが早急に求められている。
B今必要なもの
(1)実態の調査(リサーチ力)
(2)ホームレスの定義を問い直す
(3)問題解決への本気度


■ハウジングファーストとは
ハウジングファーストとは、住まいを失った人への支援において、安心して暮らせる住まいを確保することを最優先とする考え方のこと。欧米では一般的になりつつある一方、日本においては、住まいの確保よりも生活訓練や就労支援等を優先するという考え方が根強い。しかし、暮らしの立て直しをする中で、安定した住まいが無い状況で、いくら生活訓練や就労支援をしても、当然のことながら成果にはつながりにくい。

今回紹介されたフランスでの研究結果によると、安定した住まいを確保したあとに、福祉サービス(生活訓練)や就労支援をすることで、たったの6か月で既存支援と比べ、成果が出たことをが証明された。(生活の質の改善、医療コスト削減など)。

また、この研究のポイントは、ホームレスの中でも、もっとも助けにくい層を対象にしているという点。ホームレスの中でももっとも困難な人を助ける手法を見つけることができれば、それは確かな力となり、他の人にも応用ができる。

そして、改めて思うのは、「住まいは人権」であるということ。ホームレス問題だけでなく、川崎の簡易宿泊所が高齢の生活保護利用者が多かったこと、被災地での仮設住宅、若者のネットカフェ生活。一方、増え続ける空き家。安定した住まいを確保することで、その人の人生が変わるのだと思った。

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