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CSRと「食」〜避難所へ行ってみて感じたこと [2015年09月27日(Sun)]
今日はアレルギーをもっている姪っ子の話と、先週ボランティアに行った常総市の避難所で感じたことから、CSRと「食」というテーマで書きたいと思います。

■ケーキが食べられない姪っ子

3歳の姪っ子は、乳アレルギーのため、一般のケーキは食べられないので、いつも決まったところから買うのですが、キャラクターのケーキとか、凝ったものはなかなかないんですよね。
また、ファーストフードもアレルギー対応をしているところは少なく、一度も一緒に食べたことはありません。お菓子売り場でも、ひとつひとつ「これかいかい?(かゆくなる?)」と聞くそうですが、文句は一回も言ったことがなく「サンタさんに、かいかい治してもらう」と賢いことを言うようです。

「どこかで、キャラクターケーキとか、アレルギー対応のケーキを作ってないかな」と探していたら、アンパンマンケーキを通販で見つけました

アンパンマン.JPG

こういうケーキを作ってくれる会社は本当にありがたいのです。
でも、作る方からしてみたら、手間もかかるし、万が一アレルギーが出てしまったら大問題になるというリスクがあるから、やりたくないものなのかもしれません。

■常総市避難所での潜在的なニーズ

先日、大きな被害に見舞われた常総市の避難所へ行ってきました。ここでは、情報支援コンシェルジェといボランティアが、避難所をまわり、必要な情報を提供するとともに、必要な支援のニーズをヒアリングしていきます。

P1250354.JPG

シルバーウイーク最終日に、全てのコメントを読ませていただいたのですが、一番目についたのが、食事療法や食事制限(高血圧、糖尿病など)のある方が、一般のお弁当を食べ続けることへのストレスでした。避難所生活というのは、想像していたよりも、かなり過酷です。精神的にも肉体的にも、ここで体調を崩される方も少なくないでしょう。自分の健康を悪化させるようなことは極力したくない中、一方、そんな不満を言えるような状況ではないと思い、食べ続けている方がいらっしゃるのです

高齢化、成人病、アレルギーをもった人が増えている現代社会において、食事制限が必要な方は、今後も増えてくるのではないでしょうか。

しかし、行政には、ここまで求められないでしょうから、ここは民間(企業・NPO)の役割なのだと思います。不安定な避難所生活において、食事療法を継続できたり、アレルギー対応の食事を用意してもらえたら、当事者・当事者家族は、きっと感謝に堪えないでしょう。

■CSRと食

日本において、CSRとは、もともと公害問題への取り組みから始まったので、環境問題が大きな潮流だったと思います。もちろん、環境は今後も大事なことに変わりありませんが、最近の動向を見ていると、「食」への取り組みが、ひとつ大きな潮流になりはじめていると感じます。その背景には、【高齢化】【アレルギー】【貧困】【孤食】などの最近の社会問題が、「食」と密接に絡み合っているからだと思います。

「食」は、体の健康だけでなく、心にも大きな影響を与えていると言えるでしょう。現代社会は、高齢者だけでなく、誰もが、孤独や不安になりやすい社会だと思います。その中で、「食」が、我々に与える影響は大きく、また、食べることを通じた場づくり(サードプレイス)というのも、今後増えてくるでしょう。

このような環境の中で、地域、企業、専門性の高いNPOが、どのような役割を担っていくのかを、みなで考えていかなければならないのではないでしょうか。
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