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CSRとCSVについての議論から〜CSRとCSVは比べられない [2015年09月08日(Tue)]
先日、CSRについての議論になり、CSRの発展系がCSVであり、CSRよりもCSVはすごいと思っている方が、少なからずいるということを改めて感じました。

■CSRとCSVは比べられない

企業の社会貢献において、マーケティング(戦略や資金調達の方法)が、大きな評価基準になってきているのかなと感じたりする。もちろん、大事な評価基準だと思うけれど、でも、それが、CSRよりもすごい、とはならないのではないでしょうか。

上手く言えないのですが、CSRとは、もっと広い視点、全体で考える必要があるのだと思います。

この議論の中で先生が、先月開催したオープンゼミでの、ヤフーの「忘れられる権利と忘れられない権利」の話をされ、「あなたはこれを、CSRと定義するか。また、CSVと比較できるか」ととい趣旨の問いかけをされていました。

オープンゼミの質疑応答の時に出たお話の中で、ヤフーのトップページのニュースについてなのですが、トップに出すニュースは社内の担当者が日々試行錯誤しながら、選んでいるそうです。今の時代は、新聞紙からWebニュースに移行しており、その結果、自分が見たいニュースを中心に見に行く傾向が高まっているそうです。その中で、ヤフーのトップニュースが偏った情報になってしまったら、あるいは意図的にそのようにしたら、世論さえも構成できてしまうかもしれないという問題意識を社内で持っていて、この十数年の間、この正解の無い問いに対して、毎日試行錯誤を続けられているそうです。

ヤフーの社員の方にとっては、プロの社会人として当然のことをしていると思われていて、敢えてここをアピールすることはないかもしれません。使命感でやっていることを、自らCSRだと言うこともないのかもしれません。

でも、私からすると、これは広義のCSRになると思うし、むしろ、こういうことこそリスペクトできるCSRなのではと思います。それをマーケティング要素の強いCSVとは比較できないし、CSVの方がすごいという感覚とも違うのです。
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