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はっぴーあいらんど
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はぴふぇす♡ままカフェ編[2015年10月18日(Sun)]
いよいよオープンです

2日間に渡り開催される「はっぴーあいらんど☆フェスティバル」

各地から多くの皆様に来場いただきました。

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一過性のイベントにならないように

想いを共有していくためにいつも私たちは考えます。

うまくいくとか、いかないとかではなく

その時に感じたそのままを持って帰っていただくために

今回は「ままカフェ」を開催しました。


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全国から届けられたお菓子や果物がテーブルに並ぶ会場

トークの内容はきっと・・・

自分たちに重いものになってしまうかもしれないから

少しでも、ホッとして未来を明るいのもにして欲しいから

愛を感じてほしいから

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ゲストスピーカーの皆様

感謝です

受け取るだけでなく

お互いに共有していく

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はぴ☆フェスでママカフェをやろう!という企画が上がった時、正直戸惑いもありました。
でも、原発事故後にお茶会やカフェが必要だと思った原点を思えば、対象は広がったとしても、その目的は一緒だなと思い、この企画に挑むことにしました。
どんな立場の方々が参加するのかも全く分からない状況の中で、今回お呼びした信頼するゲストのみなさんにもかなり頼りながら、この4年半を丁寧に紐解き、それぞれの思いを共有しながら、問題点を探りました。
原発だけではない問題が重積し、目の前に存在していながらも、この危機を受け止めて、具体的な改善に向けての動きを進めて行こうという流れに至っていないことは、これから育つ子どもたち、そして、未来に生きる人々のことを思えば、このままでいいわけがないと、焦ります。
もっともっと自分のこととしてみんながつながって、参加して、平和への動きにつなげていくためには、難しさを分かりやすさに変えるような、市民目線のきっかけづくりが必要で平和を叫ぶ人が、まるで特別な人のように思われてしまうという悲しさは、向き合うほど感じる孤独感だと思います。
特別な人だという偏見を取り除くためにも、そこに参加したいと思えるような、動きが広がるための方法論を探っていくことが、とっても大切だと思っています。
デモや集会よりももっと身近なこととして、まずはお友だちになって、話せる関係をつくることが、その一歩につながるやさしい方法で、伝えたいことを伝えるために、穏やかに話せる場をつくりたい。
急ぐ思いや必死さをちょっと鎮めて、穏やかでやさしいことに、願いを込めよう・・・
蓋を開けてみなければ分からないこのチャレンジでしたが、3日は三宅洋平さんをお迎えして、選挙フェスに至った思いについて、その原点を話して頂きながら、政治を変えなければ目の前の様々な問題は改善されないということを、みんなで共有しました。
松戸市の市議会議員をされているDELIさんの、自分と意見の異なる議員さんともお友だちにならなければ、思いを叶えることはできないというお話にも、それは私たちと同様の悔しさから出た思いだと、深く共感しました。
モデレーターを引き受けて下さった東大教授の影浦さんが、様々な問題の共通項を繋げながら、難しさを整理して、紐解いてシンプルにしつつ、参加者のみなさんのお話も引き出して下さいました。
崎山比早子さんには、3日、4日に渡ってゲストスピーカー役を引き受けて頂きました。
4日は、東北大学大学院の教授をされている名嶋義直さんを新たにお迎えしました。
4日のママカフェでは、3日の話から繋げながら、新たな目線も加え、まとめをしていきました。
崎山さんには、放射線についてのそもそものこととして、原発事故由来の被曝との比較対象として、「レントゲンと比べても、こんなもんだよ〜」と安心に繋げるために使われている、レントゲンの人体へ与えるダメージなどについて、医療被曝の危険性という目線で話して頂きました。
そして、人体に及ぼす影響についての問題を知りながら放置されているという、国のあり方について、今の状況とも絡めながらみんなで見つめました。
言葉の研究が専門の名嶋さんには、原発事故後の情報のありかた、伝え方について、そのおかしさに気付くためのテクニックをお話して頂きました。
そして、仙台にお住いのひとりのパパとして、汚染に対してどのように向き合い、家族を守って来たかという、現場目線のお話もして頂きました。
父親の理解がないことで苦しんでいる母親がたくさん居る中で、子どもを守るために防護に徹する名嶋さんのお話は、とても貴重なものでした。
参加者のみなさんからも声をあげて頂きましたが、その中には、とても深刻な話もありました。
いろんな思いや意見がある中でも、その思いをつなげていくためには、相手の意見を多様性として受け止めながら、思いを聞き合うやさしさが必要だと、改めて感じました。
遠方からの参加者からは、複雑な問題について、具体的な話を聞くことによって、自分の中で整理することに役立った、自分の住んでいるところの人々が、このような事態をなにも知らないことが申し訳ないなど、様々な感想を頂きました。
思いを整理して話すということは、とても難しいこととは思いますが、お茶を飲んで聞いているだけでいいですよ〜♪という、カフェスタイルは、ラフに参加して頂けたという点では、とてもよかったと思っています(*^-^*)
このカフェの成功を願って届けられた想いも含め、スタッフ一同、心を込めて、おもてなしをさせて頂きました。
この出会いをきっかけに、事態を改善するためにその時に必要だと思うことを、あの手この手で企画している私たちと、今後もつながりつづけてくださいということをお願いして、カフェを閉じました。
この場を信じて勇気を持って話してくださったみなさん、参加してくださったみなさんに、支えてくださったみなさんに、心からの感謝を申し上げます。

                          千葉由美

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