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ほよ〜んリサイタル報告[2014年08月09日(Sat)]
2014年7月13日日曜日に郡山の創空間富や蔵でほよーんリサイタルが行われた。

午後1時から福井真菜さんのピアノコンサート、つづいて午後2時半から5時までトークタイムが持たれた。

トークタイムのファシリテーターをさせていただいた者として報告したい。

今回のほよーんリサイタルの狙いの一つは、日頃、放射線防護や保養について

関心をもっておられないように見える方たちにつながることだったと聞いていた。

そのために、最初にピアノのコンサートが企画されて家族づれを会場に誘ったのだった。

ピアニストの福井真菜さんは、演奏前に東日本大震災の時、彼女が住んでいるフランスから

支援する体制をつくり支援しつづけてきた経緯を語った。

日本に来て、「その”あなたたち”のまえで直接演奏できることに感謝」を述べて演奏を開始された。

あの時あの場に居た人で

”あなたたち”と言われたどれだけの人が、そのあなたたちを”自分”であると受け止めただろう。

会場に脚を運んだ家族たちは、その瞬間に”曇ったような空気”を醸し出したように、

横から見ていた私は感じた。

被災されている方がたにグラデーションがあることを感じさせた瞬間だった。

コンサートの時間は、音楽によって高くそして深い内面の旅をし、さまざまな感情を

体験をし浄化される本当にすばらしい時間だった。

演奏後に、演奏を聞いた人たちと演奏家との対話がいくつかあってもよかったのかもしれない。

「みなさん、最近、どうしていますか?どなたか、声を聞かせて下さい」と。

演奏をして下さった福井さんは、どんな印象を持ったのだろうか?

ところが、演奏後の30分の休憩の間に、狙いとしていた人たちはほとんど帰ってしまった。

McをつとめたJさんは言葉をつくしていたし、鈴木真理さんとの漫才のようなトークで

会場ももりあがっているようにも見えた。

しかし、何かがその一般の人たちにとどかなかったのだろうか。

それともコンサート以外は必要としていなかったのだろうか。

何があれば主催者側の願いが届き、家族連れたちはトークタイムに残ったのだろうか。

ここまで書いた上で、当日のトークタイムの内容を要点だけ簡単に振り返ってみたい。

参加して下さった方は、約20人。全員で円形に座った。

音響を準備してくれたお月さんはマイクをすべての人に届くように準備して下さった。

男女比は、女性が7割、男性が3割くらいか。

最初の話題を提出して下さったのは、3年間の自主避難から戻ってこられた方だった。

「みなさんは、ふとんを外で干していますか?」という投げかけから対話は始まった。

3年たってみると、おじいさんたちは震災前の通りに戻っているという話、

ふとんを干せないのでベッドに変えていますという人、

時間が経っているので感覚的に麻痺しつつあることに気づいた人、

放射線が今もあることを姑に理解しわかってもらえるようになったという話が、共感をもってとりかわされて、

最後に市民測定所の岩田さんから

「風の強い日は、ほこりと同じように地表に残っている放射線が舞い上がるのでマスクをし、布団は干さない方が良いですよ」

という話で、この話題は落ち着いた。

相手を思いやる気持ちの濃い風土で、おかしいことをおかしいと言いにくい環境の中で、

触れにくい話題は触れなくなっていく。

そうすると話しにくい話題を話す相手は選び抜かれるか、話すことさえなくっていくのだろう、

対話の機会は貴重なものとなる。

郡山近辺という線量の高い土地に暮らしている方たちが、

いろんなことがなし崩しになり風化していくように見える中であらためて現状を確認し

大切な家族を守るために自覚を高めなおす機会となったと言えるのではないか。

そのあとは、給食問題等いくつかの話題をめぐって話が進行していく。

暮らしや子育ての中で起こるもやもやを大切にして、自分がはまってしまっている

身動きのしにくい立ち位置に気づいていったり、これはおかしいと思うコトに遭遇した時に、

一人の意見では園は動かないという絶望感にぶつかった時、すでに戦ってきた先輩たちから

働かないトップは叩くしかないというアドバイスももたらされ一人の限界を

知りながらも人とつながること、体験を共有し深めて経験をわかちあっていくことの必要を

痛感して、伝える勇気を一人ひとりがもった後にどうすれば良いか?

具体的な行動について話しあわれた。

最後は、動かないトップの人たちのトップにいる人である県知事を

10月に選ぶ大切な機会があります。

この機会を活かしましょう!という提案で締めくくられた。

受け入れ全国の早野さんは、最期まで話す機会がこなかった。

それは、個別に移住の話を詰める人が何人も現れ、その人たちと、

対話の輪の外で話をしていたために対話の輪の中にいられなかったからだ。

移住を決意した方と暮らしつづける人との対話の機会は、

時が来ていないということだと受け取った。

準備をして下さった方々、おつかれさまでした。

ありがとうございました。

桐山 岳大


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ほよ〜んリサイタルの収支報告です

ほよーん収支報告.pdf

ご参加、ご協力いただいた皆様、ありがとうございましたかわいい


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