河北新報社の「今できることプロジェクト」に参加させていただき、
七ヶ浜町に行ってきました。
始めに、多聞山で語り部の方から、お話を伺いました。
三方を海で囲まれている七ヶ浜町。
地図を見ながら、津波の押し寄せてきた方向など、説明していただきました。
海を見て、山を見て、花を見て暮らせる町、風光明媚な七ヶ浜町の良さを、
多くの人に知って欲しい、と多聞山を案内されました。
福島県の花見山をめざして、人の手を入れているそうですが、
他は笹やぶが生い茂っていいるのに、多聞天神社に続く道は、整備された公園のようです。
草刈は地元の人だけではなく、他県からボランティアとして協力してくださる方がいるので、
とても助かっているそうです。
震災で倒れた灯篭も、ボランティアが石を積み上げて直したそうです。
近くで見ると、石が傷んでいるのがわかります。
多聞天神社から千賀の浦を見ながら、この神社のふもとに住んでいる方かたも、
お話を伺いました。
震災の日は、地震で一度避難したけど、寒かったから毛布とか、避難所での
炊き出しの食材を取りに戻った方々が、津波の被害に遭われたそうです。
避難したら戻ってはいけない、自分だけは大丈夫と思わない、と、話されました。
次は、七ヶ浜町水産振興センターに行きました。3階建ての津波避難所になります。
行政が防潮堤や盛り土などの復旧・復興計画が立てる前に、家をリフォームした方々が
周囲に住んでいるそうです。
新築はできない、災害危険区域でこんなに海に近くて、大丈夫かしら?と、気になります。
震災以前は、住宅密集地の地域でした。
七ヶ浜国際村の施設長から、3階屋上で、お話を伺いました。
ここは震災の時は避難所でした。
ホールの他にセミナー室など小さい部屋があり、避難所としては使い勝手が良かったそうです。
野外ステージの水も、生活水として活用したそうです。
今、隣の山が削られて、造成工事中です。
震災前は松林で海が見えなかったそうですが、津波で流され、向こうの汐見台まで
波が届いたと、話されました。
七ヶ浜町中央公民館で昼食に、から揚げ、ぼっけ汁、おにぎりをいただきました。
七ヶ浜町で釣れる「ぼっけ」見た目はいかつい姿、味は淡白な白身魚です。
漁師さんから、海産物の産直品として通信販売したいと、話されました。
最後に湊浜緑地海岸清掃活動、ごみ拾いをしてきました。
1人1袋程度とはいえ、約50人いましたので、結構きれいになりました。
でもごみは波にのって来るので、機会があればまた行きたいと思います。