【小規模多機能ホーム南三陸】復活!! 運営推進会議 [2023年05月19日(Fri)]
令和5年5月18日(木)、対面式では約1年ぶりの運営推進会議を開催いたしました。コロナ前は2カ月に1回程度で開催していましたが、コロナ禍では資料配布のみという形で行っていました。
運営推進会議を行う目的はいくつかあり、1つ目は地域の方や利用者の家族などに対し、情報を公開し、「事業所でどのようなサービスを行っているか」を知ってもらうことです。 2つ目は、サービスの質の確保です。プライバシー配慮のため密室で行われることの多い介護の現場では、外からの目が届きにくいのが実情です。「事業所内の常識は、よその非常識」といったこと聞かれます。直接的には事業所に関わらない方たちに、事業所の取り組みに意見をもらう機会をつくることは、客観的にみた「当たり前」の暮らしが提供されやすくなります。 3つ目は、利用者が選べるはずのサービスを、「自分たちのサービス以外の利用を認めない」「すべてのサービスを自分たちが提供する」といった抱え込みの防止です。 最後は、地域との連携の確保です。その地域で暮らしたいという思いのなかには、気心の知れた人たちと過ごしたい、ということも含まれます。単に医療職や介護職といった専門職と呼ばれる人たちの連携だけでは、今まで通りの暮らしを続けていくとはいえません。 参加者は、高齢者福祉係及び包括支援センターのご担当者、民生委員、区長、法人代表、事業所代表、事業所管理者、ご利用者のご家族代表の計8名です。 ほとんどの方が顔なじみで、忌憚のないご意見やご質問、ご提案などもあり、有意義な会議となりました。 具体的なご意見やご質問の一部ですが、 ・訪問サービスが少ないように感じるがニーズは無いのか? ・誤嚥のインシデントはどのような内容か? ・行方不明のアクシデントやインシデントの内容は? ・地域住民と一緒に救命救急の研修をできないか? ・小規模多機能ホーム南三陸の臨機応変な対応に助かっている。 会議が終了しても立ち話で盛り上がり、なかなか帰れません(笑) 小規模多機能ホーム南三陸は開設して10年目を迎えました。地域の皆様や関連する方々のご理解とご協力の賜物と深く感謝いたします。これからも、地域に開かれた、明るく楽しい、そして信頼される施設づくりを目指し頑張っていきます。 <2023.5.19 医療法人社団 湖聖会 小規模多機能ホーム南三陸 千葉宏志> |