はじめまして!私は、北海道教育大学函館校3年目の大竹遥(おおたけはるか)です。
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今回は、社会教育実習でこちらの函館市青年センターで勉強させていただきました。
私が今年度の最後の実習生ということなので、頑張ってリポートしたいと思います
まず、青年センターについてセンター長に案内をしていただきました。その中で、利用者目線の様々な工夫を発見しました。例えば、こちらの情報検索コーナー、インターネットなどを無料で利用できるのですが、何か気づきませんか?
そうです、イスがないのです!イスを無くすることで利用者が譲り合って使ってくれるのだそうです。また、こちらのご意見箱にも工夫が施されていました!
まず、高さを下げることで子どもから年配の方まで書きやすいデザインとなっています。そして、設置場所にも工夫がありました。受付から離れた場所に設置することで、意見を書き易くし、より生の意見を聞けるというメリットがあります。皆さん、自分の意見が形になると嬉しいですよね!青年センターでは利用者のこの声を集め、良い意見はすぐに反映しているのです。例えば、こちらの図書庫の名前索引や、勉強スペースのLEDライトなどが、実際の利用者さんの声を反映したものです。
館内の様々な工夫を拝見して、コミュニティデザインの大切さに気づきました。デザインというと、物の形や色を指すものと考えがちですが、人々がより良いカタチで過ごせるように「計画」し、「創り出す」ことなのだと学びました。
そして今回は、ちょうどこの日行われていた「茶道親子教室」の様子をリポートしたいと思います。
子どもたちが真剣になって茶道の基本を先生方から教わっています。
日本人として、こういった日本文化に触れることはとても良いことですよね。ちなみに自分でたてたお茶は親御さんにも飲んでもらいます。
(私もちゃっかり頂きました笑)
こちらの茶道教室は和室で行いました。青年センターには体育館や会議室だけでなく、和室もあるのです!!14畳ほどの大きさで、茶道のほかに着付けなどにも利用されています。また、窓を開けられない事業柄、夏場は暑くて大変だろうという想いから、エアコンが設置されました。これで夏場も快適に利用できますね!
さて、今回の実習を通して、「私だったら青年センターのココを改善したい!」ことを考えたので発表したいと思います。
1つ目は、勉強スペースです。今、勉強スペースはロビーの横にあり、出入り口にも近いため、決して静かな環境とはいえません。また、利用者の増加に伴い、席が埋まってしまうこともあります。ですので、勉強室があると良いなと思います。しかし、新設するのは難しいので、例えばその日利用をしていない部屋や、利用率が低い相談室や和室を勉強室として使えないでしょうか。
2つ目は、空室情報の掲示についてです。青年センターではこのように、空室状況を色分けをして示しています。
ここで私が気になったことは、マグネットの色です。水色のマグネットが「予約済」赤色のマグネットは「主催講座終了後に使用可能」を示しますが、色のイメージ的に「水色=OK」「赤色=×」と思ってしまいます。ですので、このマグネットの色を変えるか、マグネットの上に「満」などの印をつけると良いのではないかと思いました。そして、この掲示の設置場所ですが、今は階段横の深いところに設置してありますが、もっと人の目につく正面や受付付近に設置できれば良いのかなとも思いました。
青年センターは「いつでも誰でもココロは青年」というキャッチフレーズのもと、地域住民の生涯学習を推進・支援しています。そしてここでは様々な種類のたくさんのサークル団体が参加しています。いま何か活動したい、新しいことにチャレンジしたいと考えている方はぜひ青年センターに行ってみてください。きっと何か見つかると思います。そして私自身も、今回の実習を通して、これから青年センターを活用したいと思ったのと同時に、こういった社会教育施設にさらに興味関心を持つことができました。
最後となりましたが、本日は青年センターの職員の皆様にたくさんのことを教わりました。本当にありがとうございました。
実習生 大竹 遥