1月9日(月・祝)、毎年恒例の
「初笑い!夢助落語会」を開催しました!
新年の初笑いに来ていただいたお客様は過去最高の90名です。
今年はどんな落語会になったでしょう♪
トップバッターは東家きむちさん。
演目は「カラオケ病院」
患者が減って困っている病院がその対策として病室をカラオケ道場にしてしまうお話。
有名な曲を病状に合わせ替え歌にするのがとても面白かったですよ。
二番手は二杯亭小酔楽さん。
演目は「元禄女太陽伝」
決して美人ではない娘が吉原一の花魁になるまでのお話。
じっくりとかつ楽しく聞かせていただきました。
三番手は講談の荒到夢形さん。
演目は「海賊退治」
海賊に襲撃された船に乗り合わせていた侍が彼らを退治するお話。
いつにも増してアクションの多い講談で、お話だけでなく見ていても楽しめる内容でした。
トリはもちろん東家夢助さん。
演目は「百年目」
11歳から住み込み奉公をし、長年かけて番頭になった男と旦那さまとの心温まるお話。
このお話に出てくる「旦那」という言葉の由来のなかに、人を育てることについての重要なヒントがあることを知りました。
「天竺に栴檀(せんだん)とその下に雑草のように生えている南縁草(なんえんそう)という汚い草の話」で、その南縁草が目障りだというので抜いてしまったら,栴檀が枯れてしまったらしいのです。※栴檀:天竺にある立派な木
実は,栴檀は枯れた南縁草を肥やしにして育ち,また南縁草は栴檀の露で育っていたんです。栴檀が育つと,南縁草も育つ。栴檀の”だん”と南縁草の”なん”を取って”だんなん”,それが”旦那”になったということです。
旦那さまと番頭の一節が心に染みました。
「私とお前の仲も栴檀と南縁草。店に戻れば,今度はお前が栴檀,店の丁稚や使用人が南縁草。店の栴檀は元気がいいが,南縁草は少し元気が足りない。南縁草にも露を降ろしてあげてほしい」
今年も素晴らしい落語会となりました。。
出演者のみなさま、ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。
来年またお会いできることを楽しみにしています。
センター長 いけだ