函館西部地区の歴史的建造物など異国情緒あふれる街並み保全を目的に活動しているNPO法人はこだて街なかプロジェクトが先月発行した「はこだて街なかみてあるきマップ 〜和洋折衷（わようせっちゅう）建物編〜」をまち歩きマップの棚に追加しました！


明治期に多く建てられた和洋折衷住宅は函館西部地区の特徴的な建築形式です。
なぜそのような建築物が数多くあるかは諸説あるようですが、2階の洋風窓や1階の和風格子窓が特徴です。なかでも石灰がもとになっている漆喰壁のある建物は優れた吸湿・放湿性があります。

今回のマップはそんな和洋折衷の建物を紹介することに特化した内容になっています。制作期間は調査も含めてなんと3年！全部で39軒掲載されており、マップを見れば場所もわかりますし、写真と解説もついています。

函館は今年で開港してから156年が経つ歴史の深いまちです。地形が特異であったことから早くから開港し、まちが繁栄していきました。函館西部地区は何度も大火に見舞われましたが、幅広い道路からもわかるように火災に強い街並みを先人たちが築き上げてきました。西部地区を散策しているとそんな生活の知恵を感じ取ることができますよね！

このマップを片手にまち歩きをすることで函館をさらに深く知ることができます！ぜひお手に取ってお楽しみください！

センター長　仙石