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科学祭プレイベント2050年委員会 [2014年07月23日(Wed)]
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8月末に行われるはこだて国際科学祭2014のプレイベント「2050年委員会inハコダテ「みんなの健康、ハコダテの健康」」が7月21日(月)に青年センター会議室で行われました。

この委員会は、2050年の函館はどんなまちになっているのか「健康」を切り口に対話を通してアイデアを出し合うワークショップです。函館で抱えている課題を、他人事(たにんごと)でもなく、自分事(じぶんごと)でもない、自分たち事(じぶんたちごと)としてとらえて、未来を可視化し地域社会と共同の場を作っていくことを目的としています。未来志向でよりよい未来をつくるために誰かに依存するのではなく、良心をもっていろんな人が積極的に関わって共有して行動していくことが大切としています。

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進行役のファシリテーター藤原さん、冒頭では「健康を失うことは失って初めて痛感すること。今日のゴールは、普段あまり考えない健康面での無意識を水面上に出るように意識できるようになることです」とお話してくれました。

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最初に函館市保健福祉部健康増進課の久米田さんが「市民の健康づくりについて〜健康はこだて21より〜」ということで、話題提供してくれました。

函館市の人口構成比からはじまって、いかに高齢化率が高いかを説明してくれました。
そのあと、函館の生活習慣と課題についてということで、全国平均と比較してわかりやすく説明してくれました。函館は「全国、北海道と比較して健康寿命が短い」「主要死因別死亡割合の6割が生活習慣病」「朝食を食べない人が若い人に多い」「肥満は男性に多い」「運動習慣のある人が少ない」「女性の喫煙率が高い」などが挙げられます。

お話のあとはもう一人のファシリテーターである中島さんが会場をアイスブレイクさせるために久米田さんに質問をして導いてくださいました。

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伺ったお話を踏まえて、参加者同士で和気あいあいと感想交換や意見交換を行いました!

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次は函館市医師会病院の森本さんが話題提供してくれました。看護の仕事に携わってきて衝撃を受けた話など、医療の現場からお話いただきました。
海外と日本における健康や死に対する考え方の違いには思わず納得してしまいました。日本では「死」がタブー視されていますが、アメリカ人は哲学的にも倫理的にも小さいころから教育されているので死をおそれていないのだとか。
12歳の女の子が父親の副流煙で小児がんで亡くなったお話はとても衝撃的でした。涙を流して聞いている参加者も何人かいました。「健康ではない疾患で苦しんでいる人はたくさんいます。悔いを残さないため、健康じゃなくなる前にタバコをやめることを始めませんか?」とメッセージをいただきました。
健康でいて何をしたいかのイメージを持つこと、自分の人生をどのようにプランニングするかが大事ですとお話を締めくくってくれました。

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これら二つの話題をうけて「タバコ」「死」「コミュニケーション」「子育て(子どもの健康)」についてのグループが自然発生的にできました!その後、それぞれにおける課題を解決するためには何ができるのか、どのようにしたらよいかのアイディア出しを行いました。

グラフィッカーの方が、その場で起きていることをマジックを用いて模造紙に書いてくださいました。要点をつかんでわかりやすい言葉に置き換えているだけでなく、色彩的にも見やすいように「デザイン」しているのです。いろんなワークショップで見ることがありますが、すごい技術でした・・・今回のワークショップではその技術を持った方がたくさんいたので刺激的でした!

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最後は輪になって各々が感じたことを一言でプレゼンしあいました!
とても充実した時間になりました。参加された皆さん、お疲れ様でした!

ということで・・・はこだて国際科学祭2014(8月23日〜31日)のプログラムのうち青年センターで行われるものをご紹介します!(科学祭ホームページより引用)

サイエンストーク(プレイベント)
7月26日(土) 10:00-12:00 開場9:30
高校生による科学分野の研究発表会です。道南の普通高校、専門高校から部活動や実習などでサイエンスに携わる生徒が集まり、一般公開で発表します。
対 象/高校生・一般市民(大人向け)
参加費/無料
定 員/50名
申込方法/事前申込不要、当日会場で受付
発表校/遺愛女子中学・高等学校、函館白百合学園中学校高等学校理科部、函館大学付属柏稜高等学校理科研究部、北海道函館工業高等学校生物部、北海道函館水産高等学校放送局

【申込終了】ちかこ先生の科学で楽しく自由研究♪光を学ぶ!いろんな万華鏡づくり(プレイベント)
7月27日(日) 10:00-12:00
実験を通して光のふしぎを体験し、異なる仕組みの万華鏡を3種類制作します。一緒に光のふしぎを楽しみましょう! 自由研究はこれでバッチリ☆
対 象/小学生と保護者
参加費/小学生お一人につき1,000円(材料費込)
定 員/20組(先着順)
講 師/井上千加子(サイエンス・サポート函館 科学楽しみ隊)

【申込終了】ケニス実験教室 楽しく動くサカナの浮沈子(プレイベント)
7月29日(火) 第1回13:30-14:30、第2回15:00-16:00
ペットボトルに入れた魚のしょうゆ入れが浮いたり沈んだり、自由自在に動かせます。この魚の動きからパスカルの原理とアルキメデスの原理を体感しましょう。
対 象/小学生と保護者
参加費/無料
定 員/定員各回20名(先着順)

みえる!さわれる!DNAをとりだそう!
8月23日(土) 10:00-11:30
すべての生物はDNAという化学物質を細胞の中にもっていて、これは「生命の設計図」として働きます。台所の道具を使って、ブロッコリー、バナナ、鶏肉など身近な食材から、DNAを粗抽出してみましょう。
対 象/大人向け(中学生以上)
参加費/300円
定 員/定員20名(先着順)
申込方法/8/19(火)までに函館市青年センターまでお電話でお申込みください。TEL0138-51-3390 受付時間9:00-22:00(水曜のみ17:00-22:00)
講 師/佐々義子(NPO法人くらしとバイオプラザ21)

キッチンサイエンス カラーマジックケーキを作ろう
8月23日(土) 13:00-14:30
ブルーベリージャムを使って、3色の色変わりケーキを焼きます。焼けるのを待つ間、同じ色の変化する仕組みを利用して、液体の性質を調べる実験をします。台所にある道具を使うので、家でもできます。
対 象/小学生と保護者
参加費/ひと組500円
定 員/6組12名(先着順)
申込方法/8/19(火)までに函館市青年センターまでお電話でお申込みください。TEL0138-51-3390 受付時間9:00-22:00(水曜のみ17:00-22:00)
講 師/佐々義子(NPO法人くらしとバイオプラザ21)

これ以外にもたくさんのプログラムが実施されます。はこだて国際科学祭2014(8月23日〜31日)にぜひご参加ください!

センター長 仙石
Posted by sen59 at 11:47 | センター日記 | この記事のURL
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