青年センターの体育館裏にあったカラスの巣を昨日駆除いたしました。カラスも動物なので巣を駆除してしまうのはちょっと心苦しいですが、青年センターを利用する人だけでなく千代台公園の安全を守るためです。
巣を駆除してくれた方いわく、カラスの巣を見つけたらすぐに駆除すればいいというわけではないらしく、カラスが巣からあまり飛びたたなくなったり、産んだ卵を温めているような挙動をしたときに駆除するのが一番よいそうです。その段階になる前に駆除してもカラスはあきらめずにまた巣を作ってしまいます。ということで先月後半くらいから駆除を行うタイミングをうかがっていました。今回は隣の木にダミーの巣を作っていたので驚きました!
カラス、巣にずっといます・・・卵を温めているようです。
今回駆除をお願いした方の車です。駆除員の証拠。
木の周りを徘徊して、巣を棒でつつけるラインを確認していきます。
ミッション開始です。
棒で巣をつつくと卵を温めていた様子のカラスが逃げていきました。ごめんね・・・
木のさらに上にとまっていた父親カラスでしょうか・・・いままで聞いたことのない鳴き方をしていました。駆除してくれた方いわく「俺が来ると、顔を覚えられてるからあいつら観念するんだわ・・・」とコメント。一般の人がこんなことしたら絶対に襲ってきます。
棒の長さが若干足りなかったので、脚立にのぼって巣を突きます。
おみごと!?巣が落下していきました。
落下した巣を確認してくれました。孵化の段階まではいっていませんでしたが、カラスの卵は今回2個発見されました。卵は落下の衝撃で割れていました。
カラスの巣の駆除についての注意点です。
被害が及ぶからといって、一般人が巣の駆除をすることは絶対にしてはいけません!「鳥獣保護法」に基づいて駆除が行われているからです。カラスはとても賢い動物です。一般の人がいたずらに巣を攻撃をしたら、カラスに顔を覚えられてしまい10年は毎年襲われ続けるとまで言われています。
狂暴になったカラスはとても危険なので絶対に自分で駆除しようとは思わないでください!もし近所でカラスの巣を発見したら、専門の窓口にご相談ください。
人間と動物が共生できる社会になればいいなと思った日でした。
センター長 仙石