オレンジに実習生が来ていました。
社会福祉士養成課程の一環での実習です
ひとりは気配りのできる働き者のKさん
そしてもう一人は盲目のTさんです
最初、目が見えない方を実習で受け入れるってどうなんなんだろう・・・と。
実習受け入れの要請があり、職員皆で話し合いました。
どうする?と
話し合う中で、子ども達の中に入るには危険が伴うよね、とっさの動きに対応できないし・・、
介助員がつけばいいけど・・・。
などど・・・いろんな意見が出ました。
実際には反対というより危惧する声が多かったのは事実です。
でも、受け入れることにしました。
実際に受け入れる日まで、どう対応したらいいのか分かりませんでした。
でも、受け入れてみてわかったのは、柔軟な対応ができていたのが子ども達の方であったということです。
数日間、ガイドヘルパーさんの助けを借りながら子ども達の中に入ってもらいました。
ガイドヘルパーさんもほんの数日であとは子ども達の中にひとり混じってもらいました。
普段なかなかゆっくりと子ども達の声に耳を傾けられないバタバタな日々の中、実習生がその役割を引き受けてくれました。
日々、後見業務や相談業務、こども達の支援や会議など、オレンジで行っているすべてのことに参加してもらいました。
見えないことで、声の調子で子ども達の状態を把握したり、パソコンで音声変換したり、工夫もされていますが、挑戦する姿を子ども達に、そして私達に見せていただき、職員の方が学ぶことが多かったです。
振り返ってみると・・・。
自分がその立場なら・・・ひきこもってしまうだろうと。
目標を見つけそれに向かう勇気には拍手を送ります。
是非とも、卒業して、社会福祉士になってくださいね。
Kさん、Tさん23日間の実習お疲れ様でした。
これからもレポートに、試験にと頑張ってくださいね。