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HADEEP_新世紀を拓く深海科学リーダーシッププログラム

深海は地球最後のフロンティアであり、人類の知的好奇心の対象である。ここは海洋大循環や気候変動などのグローバルプロセスの場であると同時に、医薬、微生物、鉱物など、産業的に重要な多くの未利用資源を包含しており、近年未理解のまま人類の大規模な開発のターゲットとなっている。本プログラムでは、最先端の深海科学を教育する拠点を形成し、世界をリードする深海科学の研究者・技術者・行政者を数多く養成することを目的とする。またこれによって人類のもつ深海への理解を大幅に進めることを狙いとしている。


ワークショップ、セミナー報告 [2009年12月31日(Thu)]

今年もいよいよ一日のみとなりました。
遅くなりましたが、11月、12月に開催した「日英深海ワークショップ」「HADEEPオープンセミナー」の報告をお届けします。

「日英深海ワークショップ」は、11月17日、アバディーン大学の共同研究者も出席のもと開催されました。

アバディーン大学からは、現在までの3年半におよぶHADEEP研究および航海について報告がありました。今更ながら、HADEEPが貢献した深海生物の生態研究の発展を知り、ちょっと感激でした。

シンカイクサウオについての発表風景


「オープンセミナー」では、PD2名による発表がありました。ジェンキンスロバートさんから「化学合成生態系の進化」への興味が研究のモチベーションであること。北沢公太さんからは、「深海から発見された『生きている化石』ウミユリの希少種」について、ウミユリの美しい写真とともに、お話をうかがいました。


来年も早々に今年度の新人PDによるオープンセミナーを開催する予定です。

いろいろございましたが、ことしも無事に研究を続けることができました。これからも皆様に深海を紹介するための活動を続けていきたいと思います。
今まで同様、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

HADEEPスタッフ一同
  
  
Posted by 元 HADEEP事務局 at 09:21 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)