障害者権利条約の簡易バージョン [2009年09月25日(Fri)]
国連本部が2008年に発効された「障害者の権利条約」の簡易バージョンを刊行したそうです。その名も、Easy Read Version。http://www.inspiredservices.org.uk/dwp.html
以前から、権利条約の意義を認めながらも、理解することは難しいと感じていました。 例えば、ベトナムで障害者基本法の作成作業を支援したときです。 行政側も、そして障害当事者団体でも、きちんと意味を理解し、履行するために必要な活動を想定できる人は少なかったんじゃないでしょうか。 その意味で、広報の必要性を感じていました。 以前、世銀セミナーに出席した時も、世銀の障害担当者、また国連本部の担当官も同様の感想を持っていたので、その思いを強くしていたところ、本バージョンの発刊を聞いて非常に嬉しく思います。 英文ですが、ウェブサイトを見る限り、絵も挿入され分かりやすくまとまってると思います。 日本語に翻訳されれば、日本でも普及も進むのではないでしょうか? また日本語で出版されたガイドブックとして 1)「障害者権利条約で社会を変えたい」 福祉新聞社 2)「わかりやすい障害者の権利条約 - 知的障害のある人の権利のために−」 全日本手をつなぐ育成会 少し専門的な本として 1)「障害者の権利条約と日本−概要と展望−」 長瀬修、東俊裕、川島聡 もあります。 Aの育成会作成も物も、漫画を挿入し分かりやすく作成されてます。 こちらは英訳やアジア言語への翻訳を期待したいと思います。 こう考えると、以前から言っている、日本の障害者関連本を英訳やタイ語訳、タガログ語、クメール語、韓国語、中国語など、、、もっともっと日本の情報も発信できればと考えてしまいます。 ベトナム障害者基本法支援について https://blog.canpan.info/h_chiba/category_23/ |