<ブログ>
今年は、107記事をアップすることができました。
1日の最高訪問者数は、200名を越え
1日の最高ページビューは、1000を越えました。
弱小ブログにしては上出来。
昨年からは大きな飛躍です。
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ATDO(支援技術開発機構)>
2012年10月から、こちらでJICAの調査案件に関わることができました。
タイ、フィリピン、インド、南アフリカ、ブラジルと出張させて頂き、障害者の情報アクセシビリティ、特に図書のアクセスに関し調査させて頂きました。
視覚障害者がアクセスできる(読める)本は5%以下、という衝撃。学校に行っても教科書が読めない。まだ世界はそんな状況です。
解決方法の一つがデジタル化。誰でもアクセスでき、コピーも簡単。海賊版は法律で取り締まるとして、教科書は電子ファイル一つで配布が可能。国境も越えられる。
そんな国際的な取り決めが「
マラケシュ条約」。今年の6月にようやく採択されました。
少しでも多くの障害者が教科書を読めることができますように。
<首都大学東京大学院>
4月から博士課程に入学しました。いよいよ最終学位です。
12年間、途上国の障害者支援になんとか関わってきましたが、学術的な知識は「0」。
良き指導者、関係者、障害者の人たちに現場で教わってきましたが、それも限界。そう思って2010年から日本福祉大学の大学院(修士)へ。2012年に無事修了するも、まったく知識が足りない。そう思って、なんとかもうひとつ上の学位を目指し、1年間浪人し、日本財団は退職。3月に入学が認められたときはホッとしました。
<マラソン>
体が動かないと頭も動かない。
これ、自分の経験則です。だから、運動は続けています。
今年は、12回の大会に参加。特に頑張ったのは4〜6月にかけてのウルトラマラソン。
4月 富士五湖 72キロ
5月 野辺山 100キロ
6月 飛騨高山 72キロ
野辺山は走り堪え満載。
制限時間ギリギリの死闘、なんて言うとTVみたいですが、これが大げさと思えない程、充実感一杯でした。
今年の総ランニング距離は、2242キロ。
<個人事業主>
退職し、学生に戻りましたが、仕事もしないとネットワークも途絶えてしまうし、お金もない。
そう思って、「国際協力事業のコンサルティング」を始めようと、個人事業主の登録もしました。
その屋号が「Dナレッジ」 *Disability and Development の「D」です。
ある団体が、◎国で△のような海外支援事業を展開したい、というとき。
事業計画は? 資金は? 人材は? ネットワークは?
などの助言を行うサービスです。
自分の強みは、JICAや日本財団など、いわゆるドナー側で働き、ドナー心理やドナー目線がある程度理解でき、また多くの申請書を読んでいること。そして、途上国にネットワークがあることだと思っています。
だから、途上国で障害者支援をしたいと考えている人・団体のお手伝いがしたい、と考えている次第です。
ただ、いまはまだ、学業7割、仕事3割で、仕事が十分にできておりません。
<フィリピン留学と災害>
博士論文を書くために、11月からフィリピン大学に短期留学しました。
現地調査だけなので、2014年3月まで4か月の滞在です。
論文で、フィリピン、タイ、マレーシアを扱う予定です。
論文のテーマは「途上国の障害者運動」なので、3カ国で、その発展経緯を整理します。
留学して直ぐに、「スーパー台風・ヨランダ」がきて、フィリピン中部が多大な被害を受けました。
19日後に私も現地に行き、現状調査を実施。
現在、日本の障害者団体と現地の団体を繋ぐべく、情報提供およびコーディネートをしています。
来年は、Dナレッジとして、災害支援を一つの活動の柱にしたいと思っています。
<最後に>
今年は収入が少なく、週末はマラソン、年末は留学など、家にいない私に文句一つ言わず、生活を楽しんでいる嫁にまずは感謝。
またそんな我々に、贈り物や仕事を少なからず与えてくれた、家族や親戚、元同僚や上司、友人や知人など、多くの方々にも多大に感謝しています。学業では、指導教授に大変お世話になりました。
また来年も、何卒、よろしくお願い致します。
良いお年をお迎えください。