夏のいわみっ子まつり、赤ちゃんからお年寄りまで、たくさんの方が参加してくださり、楽しいおまつりになりました。
このまつりは、毎回、子どもも大人も地域に居場所と出番があることの楽しさ、豊かさ、人と人とのつながりのなかで生きる幸せを実感します。
毎回、腹話術をしてくさるメンバーがありますが、このときの光景が私は大好きです。まるで地域が大きな家族になったみたいで、いいなあと思います。
また、今回は
島根県のふるまい向上プロジェクトを意識して、お茶席で茶の湯の精神を学んだり、玄関の靴を揃えること、気持ちの良いあいさつをすること、みんなにとって居心地の良い場をつくることなどを、つとめてすごました。受付担当の中学生が帰っていく子どもに「さよなら〜」とやさしく声をかけてくれたり、気づいた人が靴の乱れを直してくれたりしていました。(
教育しまねNO48で、ふるまい向上に関するまちの縁側の取り組みも紹介しています。)
まつりの準備をはじめるにあたっては、スタッフ同士がアイスブレイクで打ち解け、それぞれのコーナーの思いを語り、まつりの最中には、スタッフもお互いのコーナーをまわり、地域の人と交わり、楽しみました。このまつりは、スタッフ自身がまず楽しむということが、とってもよくて、回を重ねるごとにその感じは強くなっています。このまつりの目的は、地域で人と人がつながっていくところにあるから、とても嬉しく思いました。
まつりの後には、スタッフみんなで振り返りをするのも、幸せなひとときです。なかでも、子どもたち(中学生や県大生)の感想は、毎回、ウルウルきます。まちの縁側に小学校の頃から来ていた子どもが中学生になって、このまつりを3年間支える立派なスタッフになっている姿は本当に嬉しいし、今日の感想のなかで、「大人になってもこうやって、このまつりに参加したいと思った。」と言ってくれました。子どもの参画を説いたロジャーハートは、「まちが育つには子どもが必要」と言いましたが、まさに、このまつりでの喜びは、子どもたちあってのことです。
なんだか、いいことづくめのような報告ですが、一方で地域では、潜在する二ート・ひここもりの若者の課題、子ども、大人のコミュニケーション力の低下などなど、いろんな課題があります。だからこそ、いわみっ子まつりを、子どもと大人が地域で育ち合う機会としたいと感じます。