社会の課題を解決するためのデザイン[2011年07月02日(Sat)]
この春出版された山崎亮氏の「コミュニティデザイン 人がつながるしくみ」(学芸出版社)という本。以前、浜田市の振興計画の委員をしていた関係で海士町の総合振興計画をWebでみたとき、こんなふうな計画なら、子どもからお年寄りまでが理解できていいなあと関心をもった。その計画に携わった方の本ということで、出版後間もなく購入した。随所に共感する言葉がいっぱいあって、とてもいい本に出会えた。
なかでも、246ページ以降の「社会の課題を解決するためのデザイン。コミュニティの力を高めるためのデザインはどうあるべきか。」という問いにはじまる文章が心に残っている。
著者のこれまでの仕事を見ていくと、以前このブログでも紹介したISSUE+DESIGN のソーシャルデザインの道具箱にもつながっていて、更に興味深く感じていたら、先月情熱大陸で、山崎氏が取り上げられていてちょっと感動。
でもって、娘が通う大学で講師もしておられ、聞けば娘も講義を聞いたことがあるというから、
もう勝手にファンになってしまった。
そんなこんなで、先週末、私用で東京に行く用事があり、山崎氏が代表をつとめるStudio‐Lの事業を紹介する展覧会「Studio‐L展」に行ってきた。

中でも興味のあったのは「日本の母子手帳をかえよう」という博報堂生活総合研究所との協働プロジェクト。日本の育児が抱える課題解決のために、これまであったものを、次世代の育ちを考え、真心こめて見直していく。そんな取り組みに触れることができた。
現在はモニターとしていくつかの自治体が使用するようだが、このデザインに更に、その地域独自のページをオプション(たとえば、自分が生まれ育ったふるさとの風景の写真を一枚貼れるスペースとか)で加えられたら、尚いいだろうなあと思った。現在、浜田市の赤ちゃん訪問を時々させていただいているが、既存の記録の書式以外にプラスαを考えてみたくなった。
毎回思うのだが、日頃、じべたを這いつくばっているような活動をしているのだけに、本やメディア、そして、都市ではあたりまえにアクセスできる、様々な生の情報に触れる機会は新たな活力をもらえる。この度の1冊の本の出会いもまた、枯渇しないための確かなエネルギーとなり、感謝!
なかでも、246ページ以降の「社会の課題を解決するためのデザイン。コミュニティの力を高めるためのデザインはどうあるべきか。」という問いにはじまる文章が心に残っている。
著者のこれまでの仕事を見ていくと、以前このブログでも紹介したISSUE+DESIGN のソーシャルデザインの道具箱にもつながっていて、更に興味深く感じていたら、先月情熱大陸で、山崎氏が取り上げられていてちょっと感動。
でもって、娘が通う大学で講師もしておられ、聞けば娘も講義を聞いたことがあるというから、
もう勝手にファンになってしまった。
そんなこんなで、先週末、私用で東京に行く用事があり、山崎氏が代表をつとめるStudio‐Lの事業を紹介する展覧会「Studio‐L展」に行ってきた。

中でも興味のあったのは「日本の母子手帳をかえよう」という博報堂生活総合研究所との協働プロジェクト。日本の育児が抱える課題解決のために、これまであったものを、次世代の育ちを考え、真心こめて見直していく。そんな取り組みに触れることができた。
現在はモニターとしていくつかの自治体が使用するようだが、このデザインに更に、その地域独自のページをオプション(たとえば、自分が生まれ育ったふるさとの風景の写真を一枚貼れるスペースとか)で加えられたら、尚いいだろうなあと思った。現在、浜田市の赤ちゃん訪問を時々させていただいているが、既存の記録の書式以外にプラスαを考えてみたくなった。
毎回思うのだが、日頃、じべたを這いつくばっているような活動をしているのだけに、本やメディア、そして、都市ではあたりまえにアクセスできる、様々な生の情報に触れる機会は新たな活力をもらえる。この度の1冊の本の出会いもまた、枯渇しないための確かなエネルギーとなり、感謝!
スタジオLの仕事の魅力のひとつは、コンサルして、お金いただいて終わりでなく、確かに地元に主体的な担い手が育つことも含めてサポートしているってことかな〜。
いえしまのおばちゃんたちのような、市民の主体的なパワーをブレイクさせていくプロセスは痛快!
でも、これってスタジオL以上に地元の人がしっかりと、そのプロジェクトに思いを傾けているからできることでもあるよね。
コンサル呼べばなんとかなるなんていう、受動的なまちづくりは何をしても尻つぼみになる。