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赤ちゃんと触れ合おうは共育プログラム[2011年06月30日(Thu)]
赤ちゃんと触れ合おうというプログラムは、誰にとっても得ることのあるプログラムだと、おやこ劇場さんから聞いていましたが、本当にそうだな〜と実感しています。

もちろん第一にほとんどの中学生にとって赤ちゃんとのふれあいは初めての体験で、戸惑いや、不安もありながら、赤ちゃんの愛おしさを感じることができます。

スタッフの募集にあたっては、小学校高学年の保護者さんを中心に声をかけることで、近い将来、我が子が中学校に通うにあたっての、根拠のない不安(部活で先輩にいじめられないか。。。とか、中学生ってなんかこわいなど)を抱きがちな保護者さんが、中学生の赤ちゃんと触れ合うやわらかな表情に触れて、不安が解消されていくといった面があります。

また一方では、地域の大人として、ついつい中学生に何かを教えたいと意気込みすぎて、自分のもっている価値感を押しつけてしまうという場面もあります。おやこ劇場のスタッフさんならば、自明のことでも、地域の多様な大人に関わってもらおうとするときには、スタッフに対する細やかなオリエンテーションが必要であるという反省も出てきています。そして、こういったプログラムの振り返りを通じて、次世代を育むということはどういうことかを考え、学ぶ機会が与えられているとも思います。

お母さんは、我が子の生まれるまでの思いや、育児を通じての喜びや気づききなどを語り、中学生に熱心に聞いてもらうことで、ものすごくエンパワーメントされ、来週も中学生と関わってみたいという感想も多く聞かれます。また授業を通じて赤ちゃんてかわいいって思ってくれる中学生がまちに沢山増えると思っただけで心づよく感じると言ってくださった方もありました。

この度、このプログラムをおやこ劇場さんから、公民館を拠点とする学校支援のネットワークに引き継いでもらうにあたっては、なるべく、この校区に住む赤ちゃんとそのお母さん、そして、スタッフを集めて、実施したいと思いました。中学生に向けての授業ではありますが、どういう子育てコミュニティをつくっていきたいか、という視点を踏まえて考えてみても、有意義なプログラムではないでしょうか。是非、このプロググラムに多くの方に関わってもらいたいと思っています。

この記事のURL
https://blog.canpan.info/h-engawa/archive/176
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コメント
ここあんさん、メッセージありがとうございます。島根県でも「赤ちゃん登校日」をすすめる取り組みがあります。

1中のプログラムもこれとイコールではありませんが、人と人がつなり、地域が育まれていくプログラムとして、大切に育てていきたいと思っています。
Posted by:kuriamma  at 2011年07月03日(Sun) 20:48

鳥取県内では「赤ちゃん登校日」という取り組みが小中学校を中心に実施されています。元々は県立赤崎高校(廃校になりました)のコミュニケーション授業で行われていたもので、その発展型といったところでしょうか。
境港では、市の子育て支援課と小学校とが連携して取り組んでいますので、乳幼児検診時に保健師が赤ちゃん登校日への参加要請を行っています。

おっしゃる通り、子どもにも保護者にも、更には学校にも、良い効果が生まれているようです。
「共感の根プログラム」の日本版。
浜田でもはじまるのですね。
Posted by:ここあん  at 2011年06月30日(Thu) 22:45