【TWU:サプリメント編】サプリメントの評価B GMPについて
[2012年07月05日(Thu)]
【TWU:サプリメント編】と題した書き込みは、通信教育の内容に私感を交えることなく伝えることを目的としています。
ですが、サプリメントの評価B「製造・販売側の品質管理」については、独自に調べた内容を書き込みます。
参考資料は、
ニューダイエットセラピー 日本臨床栄養協会誌 2011 Vol.1 および 2012 Vol.1 とインターネット検索です。
適正製造規範(Good Manufacturing Practice)は、医薬品の品質管理のために開発されたきわめて厳密な手法で、1938年アメリカのThe Food, Drug and Cosmetic Actで制定されました。
サプリメント関連法制度を制定している国では、安全性と有効性の確保と同時に品質管理についての要件を明確に定めており、各国のサプリメントGMPの義務化へと動いています。
サプリメントの国際的な機関であるIADSA(国際サプリメント協会団体連合会)は、サプリメントGMPの国際化を視野に、2011年3月にIADSA Global GMPを採択しています。
各国の状況は以下の通り。
★アメリカ★
サプリメントを製造する工場は2010年よりGMP取得が義務化されている。
インターネットで検索するといくつかのマークが出てくるので正確には分からないが、認証機関がはっきりしているものはNSF internationalとNatural Products Association(前身はNational Health Foods Association)でした。
NSF international のGMP認証を受けているサプリメント製造工場はここで検索できます。
NPAのGMP認証を受けている工場はここにリストアップされています。
★日本★
2005年2月1日付で厚生労働省から通知されたガイドラインを受けて、二団体(一般社団法人日本健康食品規格協会(JIHFS)、財団法人日本健康・栄養食品協会(日建栄協))がサプリメント製造施設のGMP認定を開始しているが、義務化はされていません。
現在、サプリメントや原材料の製造工場、包装工場が300社ほどある中、約110社が認定を受けています。(JIHFS GMP認定工場はこちら、日建栄協GMP認定工場はこちらで閲覧可能)
★韓国★
健康機能食品の許可要件としてGMP取得は義務化されています。
管轄は韓国食品医薬品局
取得している工場はGlobal Trades From Hereで『KFDA』をキーワードにして検索できました。
★台湾★
健康食品の許可要件として義務化されています。
管轄は経済部工業局ですが、記事によるとまだ改善の余地があるようですね。
★中国★
保健食品の許可要件として義務化されています。
管轄は国家食品薬品監督管理局ですが、中国語なのでよくわかりませんでした(汗)
NPO法人 日中健康科学会に書いてありましたのでリンクさせていただきます。
★ASEAN10か国★
ヘルスサプリメントの必須要件として2015年の実施を目標にGMP最終案を作成中
★EU27ヶ国★
食品基本法によりFood GMP(一般衛生管理)とHACCPの義務化に加え、製造工程におけるロット管理、流通における完全なトレーザビリティの確保を義務化
★カナダ、オーストラリア、ニュージーランド★
医薬品GMPに従うのでサプリメントGMPはない
サプリメント大国になった日本において、サプリメントを作る工場の適正製造規範が『義務化』されていないのには驚きです
サプリメントでも『GMP認証工場で作ってます』ってフレーズ、当たり前だと思っていますよね?
製造元と販売元が違うこと普通なので、消費者にはどんな工場で作られているのかって本当によくわかりません。
日本はまだ、先進諸国のようにGMPが当たり前の土台に立っていないことだけは認識しておくべきでしょう。
ですが、サプリメントの評価B「製造・販売側の品質管理」については、独自に調べた内容を書き込みます。
参考資料は、
ニューダイエットセラピー 日本臨床栄養協会誌 2011 Vol.1 および 2012 Vol.1 とインターネット検索です。
適正製造規範(Good Manufacturing Practice)は、医薬品の品質管理のために開発されたきわめて厳密な手法で、1938年アメリカのThe Food, Drug and Cosmetic Actで制定されました。
サプリメント関連法制度を制定している国では、安全性と有効性の確保と同時に品質管理についての要件を明確に定めており、各国のサプリメントGMPの義務化へと動いています。
サプリメントの国際的な機関であるIADSA(国際サプリメント協会団体連合会)は、サプリメントGMPの国際化を視野に、2011年3月にIADSA Global GMPを採択しています。
各国の状況は以下の通り。
★アメリカ★
サプリメントを製造する工場は2010年よりGMP取得が義務化されている。
インターネットで検索するといくつかのマークが出てくるので正確には分からないが、認証機関がはっきりしているものはNSF internationalとNatural Products Association(前身はNational Health Foods Association)でした。
NSF international のGMP認証を受けているサプリメント製造工場はここで検索できます。
NPAのGMP認証を受けている工場はここにリストアップされています。
★日本★
2005年2月1日付で厚生労働省から通知されたガイドラインを受けて、二団体(一般社団法人日本健康食品規格協会(JIHFS)、財団法人日本健康・栄養食品協会(日建栄協))がサプリメント製造施設のGMP認定を開始しているが、義務化はされていません。
現在、サプリメントや原材料の製造工場、包装工場が300社ほどある中、約110社が認定を受けています。(JIHFS GMP認定工場はこちら、日建栄協GMP認定工場はこちらで閲覧可能)
★韓国★
健康機能食品の許可要件としてGMP取得は義務化されています。
管轄は韓国食品医薬品局
取得している工場はGlobal Trades From Hereで『KFDA』をキーワードにして検索できました。
★台湾★
健康食品の許可要件として義務化されています。
管轄は経済部工業局ですが、記事によるとまだ改善の余地があるようですね。
★中国★
保健食品の許可要件として義務化されています。
管轄は国家食品薬品監督管理局ですが、中国語なのでよくわかりませんでした(汗)
NPO法人 日中健康科学会に書いてありましたのでリンクさせていただきます。
★ASEAN10か国★
ヘルスサプリメントの必須要件として2015年の実施を目標にGMP最終案を作成中
★EU27ヶ国★
食品基本法によりFood GMP(一般衛生管理)とHACCPの義務化に加え、製造工程におけるロット管理、流通における完全なトレーザビリティの確保を義務化
★カナダ、オーストラリア、ニュージーランド★
医薬品GMPに従うのでサプリメントGMPはない
サプリメント大国になった日本において、サプリメントを作る工場の適正製造規範が『義務化』されていないのには驚きです
サプリメントでも『GMP認証工場で作ってます』ってフレーズ、当たり前だと思っていますよね?
製造元と販売元が違うこと普通なので、消費者にはどんな工場で作られているのかって本当によくわかりません。
日本はまだ、先進諸国のようにGMPが当たり前の土台に立っていないことだけは認識しておくべきでしょう。