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ガーナのごみ問題も「自分ごと」にできる人は社会を変えられるのでは[2026年01月15日(Thu)]
 BUSINESS INSIDER2025年8月7日付け「「まず自分が悪いと思え」。ガーナのごみ問題も「自分ごと」にできる人は世界をどう見ている?」から、DEIやエシカル消費、ジェンダー平等……Mashing Upではこれまでも、さまざまな社会課題を伝えてきた。どれも大切なテーマだけれど、心のどこかでこんなふうに思うことがある。
「これって、関心のある人にしか届いていないんじゃないか?」
そんな問いを抱えて、今回のポッドキャスト番組「社会のミカタ──ニュースより身近な、世の中の「なんで?」を考えよう」では、CLOUDY代表・銅冶勇人(どうや・ゆうと)さんをゲストに迎えた。
銅冶さんはアフリカ・ガーナに自ら工場をつくり、現地で人を雇用しながら、アフリカンテキスタイルを使ったバッグや洋服を日本で展開し、現地の子どもたちや女性に教育を提供することを目指している。
なぜ、遠い国のことを“自分ごと”にできるのか。銅冶さんの話を聞きながら、一緒に考えてみた。
この記事は、経済メディア『Business Insider Japan』とDEIメディア&コミュニティ『Mashing Up』によるポッドキャスト番組「社会のミカタ」vol.1、vo.2の内容をまとめたものです。 【音声版はこちら】Spotify、Apple Podcast、Amazon Music、YouTube 
「アフリカ=かわいそう」は伝わらない
CLOUDY(クラウディ)は、ポップでカラフルなデザインが印象的なブランドだ。アフリカの民族柄や伝統的な織物を取り入れたバッグやアパレルを展開している。
実はCLOUDYの製品はアフリカ・ガーナの自社縫製工場でつくられていて、現地で600人以上の女性の雇用を生み出している。店舗やオンラインショップは、一見すると社会課題の解決を前面に押し出しているようには見えない。だが、それはあえて“そうしていない”のだという。
「“貧しい人を助けましょう”という打ち出し方って、正しそうに見えて、人を遠ざけると思うんです。可哀想だから助ける、っていうのは続かないんですよ」
実際、CLOUDYが実施したアンケートでも「“支援”や“貧困”を前面に出している店舗には入りづらい」と答えた人が8割以上にのぼったという。
「義務感が生まれてしまう。“何かしてあげなきゃいけない”っていう空気になるし、商品の魅力が後回しになる。そうじゃなくて、“かわいいから買った”でいいんです。そこから自然と興味が湧いて、背景を知ってもらえればいい」
社会課題に関わるきっかけは、かっこいいとか、素敵とか、ちょっと気になる──そんな感情でいい。その「入り口」をつくることにこそ、銅冶さんは力を注いできた。そこには、彼自身の原体験と習慣、そして揺るがない哲学がある。
「二度と行かない場所」への卒業旅行が、人生を変えた
アフリカとの出会いは、大学の卒業旅行だった。
「就職前の最後の休みに、“二度と行かないような場所に行こう”と思って選んだのが、ケニアのマサイ族の村でした」
そう話す銅冶さんが滞在中に足を運んだのが、ナイロビにあるキベラスラム。200世帯に1つしかトイレがない環境に衝撃を受けたという。
ただ、もっと印象に残ったのは“支援の現場”だった。
「現地のため」と思って行われていたはずの古着の寄付などの社会貢献活動が、必ずしも人々のためになっていない。むしろ、支援のかたちによっては、現地にマイナスの状況を生んでいることもあった。
この時すでに、銅冶さんは外資系金融・ゴールドマンサックスへの就職が決まっていた。多くの人なら「心は動いたけれど、自分にできることはない」と受け止めて終わっていたかもしれない。銅冶さんは、その状況を「どうにかしたい」と思い、実際に動き出した。
その背景には、子どもの頃から家庭で繰り返し言われてきた言葉がある。
「“やってもやらなくても良いことは、まずはやってみなさい”。幼少期からずっと家庭内で言われ続けてきた言葉で……やってみて、その後に判断しようという行動原理が根付いていた」
働きながら、休日や休暇を使ってNPO法人を立ち上げ、ガーナに学校を建てる活動をスタートさせた。けれど、学校を作るだけでは、現地の女性たちの暮らしは変わらなかった。貧困から抜け出すには、教育の先にある“仕事”が必要だった。
「学校に行けなくても、仕事になることってなんだろう」
現地を見渡すと、庭先でミシンを踏んでいる女性の姿があった。縫製作業はすでに日常の中にあり、それが“仕事”になる土壌はあった。そして何より、アフリカには美しく、カラフルなテキスタイルがある。その魅力を、商品として日本に届ける。CLOUDYはこうして生まれた。
現在は原宿の複合施設・ハラカドに実店舗を構え、最近ではハンカチで人気のライフスタイルブランド「フェイラー」とのコラボも話題になるなど、女性を中心に支持を集めている。
「ガーナのカカオの殻」だって、自分ごと
銅冶さんの活動は、アパレルにとどまらない。
社会課題を“自分ごと”として受け取ってもらうために、アウトプットの形を少しずつ変えながら、届け方を広げている。
最近手がけた商品のひとつが、「CHOCOPEN(チョコペン)」プロジェクトだ。原料には、ガーナで大量に廃棄されているカカオの殻を使っている。世界有数のカカオ産地であるガーナ。だが、カカオの実を包む殻は大量に捨てられ、土壌や衛生環境に深刻な影響を及ぼしている。
「カカオ農園の人たちって、チョコレートを食べたことがない人がたくさんいるんですよね。だから、このカカオの殻のゴミって、もしかしたら“僕たちのゴミ”とも言えるのかなと思うんです」
この課題に対して、何かできないか。そう考えて三菱鉛筆とともに始めたのが、カカオの殻を再利用した鉛筆づくりだった。製造はガーナ現地で行い、雇用も生まれている。こうしてできた「CHOCOPEN」は、オンラインショップなどで販売中だ。
「架空の大学」で“つながり”をデザイン
2025年には、新ブランド「THE UNIVERSITY」もスタートした。 10年後には、実際にガーナにこの“大学”を建設する計画を掲げ、その利益の一部が運営資金として積み立てられていくという。今後は「アメフト部」「吹奏楽部」「帰宅部」など、さまざまな“部活”をモチーフにしたプロダクトを展開し、企業や団体とのコラボレーションも予定している。
「真面目すぎないことも大事なんです。楽しんで関わってもらえたら、それがきっと社会を動かす力になると思っています」
社会を変える前に、「自分」に矢印を向ける
遠く離れた地の問題をぎゅっと「自分ごと」にとらえて、その問題解決のために心血を注いでいる銅冶さん。社会課題を“他人ごと”から“自分ごと”にミカタを変えるには?を聞いた。
「『まず、自分が悪いと思え』です」
その理由について、こう説明する。
「(ゴールドマン・サックス時代の)上司から言われた言葉です。何か問題が起きたとき、つい人や周りのせいにしたくなりますよね。でもその前に、自分に何かできたことはなかったか、自分に嘘をついていなかったか。それを問い続けることが大事だと思っています」 社会問題も同じだ、と銅冶さんは言う。
世界の貧困や環境問題を「遠い誰かの問題」として眺めるのではなく、自分の足元にある選択や行動から問い直す。たとえば、今日の買い物。ゴミの捨て方。誰かにかけた言葉。そのすべてに、「社会との接点」がある。
「社会を変える前に、自分をまっすぐ見ているか。それがすべてのスタートなんだと思います。たぶん、社会課題っていうのは、半径2メートル以内に、もうすでに転がってるんですよ」
遠くの国を変えるよりも難しいのは、案外、自分の“見方”を変えることなのかもしれない。
GUEST 認定特定非営利活動法人CLOUDY代表 銅冶勇人さん 2008年慶應義塾大学経済学部卒業後、ゴールドマン・サックス証券に入社。10年にNPO法人CLOUDYを設立しアフリカでの教育支援を開始。15年にDOYAを設立、雇用創出を目的としたアパレルブランド「CLOUDY」を立ち上げ、ガーナに自社工場を設立。非営利と営利を循環させ、ビジネスとクリエイティブで社会課題の解決を目指す。
ポッドキャスト番組『社会のミカタ』 ──ニュースより身近な、世の中の「なんで?」を考えよう 日常の中で感じる「本当にそう?」「これってなんで?」というモヤモヤを入り口に、“社会の見方”をアップデートしていく番組です。ゲストとの対話を通じて、多様な価値観や新しい視点を知ることで、明日から世界が少しだけ違って見える。そんな、やさしい“ミカタ”が増えていく時間をお届けします。DSC00794.JPG

 銅冶さんはアフリカ・ガーナに自ら工場をつくり、現地で人を雇用しながら、アフリカンテキスタイルを使ったバッグや洋服を日本で展開し、現地の子どもたちや女性に教育を提供することを目指している。「“貧しい人を助けましょう”という打ち出し方って、正しそうに見えて、人を遠ざけると思うんです。可哀想だから助ける、っていうのは続かないんですよ」「“支援”や“貧困”を前面に出している店舗には入りづらい」と答えた人が8割以上にのぼったという。「義務感が生まれてしまう。“何かしてあげなきゃいけない”っていう空気になるし、商品の魅力が後回しになる。そうじゃなくて、“かわいいから買った”でいいんです。そこから自然と興味が湧いて、背景を知ってもらえればいい」社会課題に関わるきっかけは、かっこいいとか、素敵とか、ちょっと気になる──そんな感情でいい。その「入り口」をつくることにこそ、銅冶さんは力を注いできた。そこには、彼自身の原体験と習慣、そして揺るがない哲学がある。「“やってもやらなくても良いことは、まずはやってみなさい”。幼少期からずっと家庭内で言われ続けてきた言葉で……やってみて、その後に判断しようという行動原理が根付いていた」働きながら、休日や休暇を使ってNPO法人を立ち上げ、ガーナに学校を建てる活動をスタートさせた。けれど、学校を作るだけでは、現地の女性たちの暮らしは変わらなかった。貧困から抜け出すには、教育の先にある“仕事”が必要だった。「学校に行けなくても、仕事になることってなんだろう」現地を見渡すと、庭先でミシンを踏んでいる女性の姿があった。縫製作業はすでに日常の中にあり、それが“仕事”になる土壌はあった。そして何より、アフリカには美しく、カラフルなテキスタイルがある。その魅力を、商品として日本に届ける。CLOUDYはこうして生まれた。現在は原宿の複合施設・ハラカドに実店舗を構え、最近ではハンカチで人気のライフスタイルブランド「フェイラー」とのコラボも話題になるなど、女性を中心に支持を集めている。社会課題を“自分ごと”として受け取ってもらうために、アウトプットの形を少しずつ変えながら、届け方を広げている。最近手がけた商品のひとつが「CHOCOPEN(チョコペン)」プロジェクトだ。原料には、ガーナで大量に廃棄されているカカオの殻を使っている。世界有数のカカオ産地であるガーナ。だが、カカオの実を包む殻は大量に捨てられ、土壌や衛生環境に深刻な影響を及ぼしている。「カカオ農園の人たちって、チョコレートを食べたことがない人がたくさんいるんですよね。だから、このカカオの殻のゴミって、もしかしたら“僕たちのゴミ”とも言えるのかなと思うんです」 この課題に対して、何かできないか。そう考えて三菱鉛筆とともに始めたのが、カカオの殻を再利用した鉛筆づくりだった。製造はガーナ現地で行い、雇用も生まれている。こうしてできた「CHOCOPEN」は、オンラインショップなどで販売中だ。社会課題の解決をビジネスと結びつけ持続させていることが素晴らしいですね。遠く離れた地の問題をぎゅっと「自分ごと」にとらえて、その問題解決のために心血を注いでいる銅冶さん。社会課題を“他人ごと”から“自分ごと”にミカタを変えるには?を聞いた。なかなかできることではないですね。世界の貧困や環境問題を「遠い誰かの問題」として眺めるのではなく、自分の足元にある選択や行動から問い直す。たとえば、今日の買い物。ゴミの捨て方。誰かにかけた言葉。そのすべてに、「社会との接点」がある。「社会を変える前に、自分をまっすぐ見ているか。それがすべてのスタートなんだと思います。たぶん、社会課題っていうのは、半径2メートル以内に、もうすでに転がってるんですよ」遠くの国を変えるよりも難しいのは、案外、自分の“見方”を変えることなのかもしれない。このように考える人がリーダーになって政治を変えれば多くの人たちが安心して生活できるようになるかもしれません。世界中で真のリーダーを求めていますが、さまざまな難題を自分事として考えることができる人が相応しいのではないでしょうか。DSC00793.JPG
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