山村留学は農山村と都市部をつなぐためには有効では[2026年01月13日(Tue)]
mrt宮崎放送2025年8月6日付け「「普通に続けているだけ」山村留学がつないだ絆 集落を離れても中之又神楽を守り続ける若者たちの万博舞台」から、大阪・関西万博で宮崎県木城町の中之又神楽が披露されました。
500年以上前から伝わるとされる中之又神楽ですが、その担い手を務めているのは地元の住民だけではなく、集落の外に住んでいる若者たちです。万博という大舞台で神楽を世界へ発信する若者たちの姿を追いました。
参加者の多くは30代の若者たち 大阪・関西万博の会場で先週、開かれた「Resolution of LOCAL JAPAN展」。
全国各地の伝統工芸品や食、それに文化が一堂に会し、訪れた人たちがそれぞれの地域の魅力に触れました。
そのイベントの特設ステージで上演されたのが全国の神楽。
個性豊かな神楽が会場を盛り上げます。
そうした中、厳かな舞で会場を幽玄の世界へ誘ったのが…「米良の神楽」です。西都市、木城町、西米良村の6つの神楽から構成され、国の重要無形民俗文化財に指定されている「米良の神楽」。
この日、上演されたのは、木城町の中之又神楽です。
高齢化で全国の神楽が存続の危機にある中、中之又神楽の参加者の多くは30代の若者たち。 ただ、そのほとんどが中之又集落の出身ではありません。
(大野 宗一郎さん) 「小学4年生の時くらいからですね。そのくらいからずっとやっている。不思議ですけどね、なんでここにいるのか分からない」
彼らが神楽を舞う原点。
それはかつて中之又の小学校に山村留学していた子ども時代にさかのぼります。
山村留学をきっかけに伝統文化の継承の一翼を担う若者たち。
500年以上前から伝わる中之又神楽を世界へ発信です。
中之又を離れてからも神楽に参加している家族
木城町の北部に位置する人口およそ30人の中之又集落。毎年12月になると神社で神楽が奉納されます。
「米良の神楽」の一つとして万博で上演されることになった中之又神楽。
本番を前に参加者たちが練習にあたっていました。
宮崎市に暮らす崎田さん一家。毎年、家族全員で中之又神楽に参加しています。
(父・崎田 茂樹さん) 「ここをこうやってかぶったらおかしいんだよ」
(姉・崎田 栞さん) 「そんなニット帽みたいにかぶるもんじゃないよ」
崎田さん一家が中之又神楽と出会ったのは今から20年以上前。 小学校の教諭だった父、茂樹さんが、中之又小学校に赴任し、神楽に参加したことがきっかけでした。
(当時の茂樹さん) 「達成感と言うんですかね、1回味わったら、この先 何年でもやってみたいと」
中之又を離れてからも毎年、神楽に参加してきた崎田さん一家。
今回、万博の舞台では姉、栞さんと弟、秀磨さんが鬼神地舞という2人の舞に 初めて挑戦することになりました。
地元の人たちも熱心に2人の指導にあたります。
(父・茂樹さん) 「舞立のところだけやって…」
(弟・秀磨さん) 「なかなか細かい部分とか自信ない部分とかあるんですけど、姉が先頭でやってくれているから安心して舞えている」 (姉・栞さん) 「お姉ちゃんだから頑張らないといけないと思っているけど、どうかなぁ…」
神楽の季節になると中之又に帰るのが当たり前
また、子どものころ、山村留学生として中之又小学校に通っていた6人も 万博の舞台に立つことになりました。
全員、大人になってからも神楽の季節になると中之又に帰るのが当たり前なんだそうです。
(記者)「続ける理由は?」
(毛良悠介さん) 「よく聞かれる質問だけど、困る質問。普通に続けているだけ、正月なんでやるんですかという質問と多分似たり寄ったりですね」
本来、神楽は女人禁制ですが、中之又では山村留学生の参加をきっかけに女性の舞手も多くなりました。
(青木望さん) 「いつ戻ってきてもみんなウェルカムで迎えてくれるので、もう一回本気でやってみたいという気持ちになる」
高齢化が進む集落にとって、山村留学生たちは欠かせない存在です。
(中之又神楽保存会・長友敏博会長) 「これは貴重なかけがえのない物と思います。大祭も33番を舞うということが、不可能に近いですもんね、そういう意味では本当にありがたいです」
そして、本番当日 (姉・栞さん) 「着替えました〜」「大丈夫かなぁと思っているけど、そうやって思って いると足元救われる」
(弟・秀磨さん) 「かなり緊張しています」
(カメラマン) 「お姉ちゃん落ち着いているように見える」
(姉・栞さん) 「緊張してます!」「どきどき、楽しみ。いっぱいお客さんいるので頑張ります」
(金丸七海さん) 「頑張ります。練習した分しかできないので」
(記者)「緊張していますか?」
(大野宗一郎さん) 「いや、きのう(銀鏡)神楽を見てから緊張というか刺激をもらったので、頑張ろうかなと」
いよいよ、開演の時を迎えました。 大勢の観客の中、まず、崎田兄弟が鬼神地舞を披露しました。
(姉・栞さん) 「間違っちゃた〜!あんなに練習したのに魔物がいる。悔しい〜!」 (弟・秀磨さん) 「出し切ったと思います。たくさんお客さんもいたので緊張しましたけど」
(春田遥香さん) 「緊張したんですけど、なんか舞ってみればそんなことも忘れて舞
えたのでよかった」
(二宮悠さん) 「獅子取り荒神の面をつけるので獅子取り荒神になっている。いつも
の自分がいなくて記憶がない」
(観客) 「地域に本当に長年根付いている、皆さんで伝えてこられたんだなというの
が感じることができて、いいものを見せていただけて良かったです」
(中之又神楽保存会・長友敏博会長) 「自然体ですがね、だからそれだけでそれがす
なわち継承につながる。とにかく生活に密着したものが神楽に表現される。そういう感じでやっているので、中之又の地域を発展させるのと同時に神楽も継承していく。そういうふうに結びつけようと思っています」
500年以上前から地元の人たちが守ってきた中之又神楽。 第二の故郷を思う若者たちに
よって脈々と受け継がれています。
かつて中之又の小学校に山村留学していた子ども時代にさかのぼります。山村留学をきっかけに伝統文化の継承の一翼を担う若者たち。500年以上前から伝わる中之又神楽を世界へ発信です。子どものころ、山村留学生として中之又小学校に通っていた6人も 万博の舞台に立つことになりました。全員、大人になってからも神楽の季節になると中之又に帰るのが当たり前なんだそうです。本来、神楽は女人禁制ですが、中之又では山村留学生の参加をきっかけに女性の舞手も多くなりました。「いつ戻ってきてもみんなウェルカムで迎えてくれるので、もう一回本気でやってみたいという気持ちになる」高齢化が進む集落にとって、山村留学生たちは欠かせない存在です。「自然体ですがね、だからそれだけでそれがすなわち継承につながる。とにかく生活に密着したものが神楽に表現される。そういう感じでやっているので、中之又の地域を発展させるのと同時に神楽も継承していく。そういうふうに結びつけようと思っています」500年以上前から地元の人たちが守ってきた中之又神楽。 第二の故郷を思う若者たちによって脈々と受け継がれています。人口減少の手段として移住政策を行う自治体が多いでしょうが、山村留学などのようにつながりを大事にして伝統行事を継続できるようにすることは大事でしょう。関係人口が増え小さな農山村が存続できるようになればいいのではないでしょうか。
500年以上前から伝わるとされる中之又神楽ですが、その担い手を務めているのは地元の住民だけではなく、集落の外に住んでいる若者たちです。万博という大舞台で神楽を世界へ発信する若者たちの姿を追いました。
参加者の多くは30代の若者たち 大阪・関西万博の会場で先週、開かれた「Resolution of LOCAL JAPAN展」。
全国各地の伝統工芸品や食、それに文化が一堂に会し、訪れた人たちがそれぞれの地域の魅力に触れました。
そのイベントの特設ステージで上演されたのが全国の神楽。
個性豊かな神楽が会場を盛り上げます。
そうした中、厳かな舞で会場を幽玄の世界へ誘ったのが…「米良の神楽」です。西都市、木城町、西米良村の6つの神楽から構成され、国の重要無形民俗文化財に指定されている「米良の神楽」。
この日、上演されたのは、木城町の中之又神楽です。
高齢化で全国の神楽が存続の危機にある中、中之又神楽の参加者の多くは30代の若者たち。 ただ、そのほとんどが中之又集落の出身ではありません。
(大野 宗一郎さん) 「小学4年生の時くらいからですね。そのくらいからずっとやっている。不思議ですけどね、なんでここにいるのか分からない」
彼らが神楽を舞う原点。
それはかつて中之又の小学校に山村留学していた子ども時代にさかのぼります。
山村留学をきっかけに伝統文化の継承の一翼を担う若者たち。
500年以上前から伝わる中之又神楽を世界へ発信です。
中之又を離れてからも神楽に参加している家族
木城町の北部に位置する人口およそ30人の中之又集落。毎年12月になると神社で神楽が奉納されます。
「米良の神楽」の一つとして万博で上演されることになった中之又神楽。
本番を前に参加者たちが練習にあたっていました。
宮崎市に暮らす崎田さん一家。毎年、家族全員で中之又神楽に参加しています。
(父・崎田 茂樹さん) 「ここをこうやってかぶったらおかしいんだよ」
(姉・崎田 栞さん) 「そんなニット帽みたいにかぶるもんじゃないよ」
崎田さん一家が中之又神楽と出会ったのは今から20年以上前。 小学校の教諭だった父、茂樹さんが、中之又小学校に赴任し、神楽に参加したことがきっかけでした。
(当時の茂樹さん) 「達成感と言うんですかね、1回味わったら、この先 何年でもやってみたいと」
中之又を離れてからも毎年、神楽に参加してきた崎田さん一家。
今回、万博の舞台では姉、栞さんと弟、秀磨さんが鬼神地舞という2人の舞に 初めて挑戦することになりました。
地元の人たちも熱心に2人の指導にあたります。
(父・茂樹さん) 「舞立のところだけやって…」
(弟・秀磨さん) 「なかなか細かい部分とか自信ない部分とかあるんですけど、姉が先頭でやってくれているから安心して舞えている」 (姉・栞さん) 「お姉ちゃんだから頑張らないといけないと思っているけど、どうかなぁ…」
神楽の季節になると中之又に帰るのが当たり前
また、子どものころ、山村留学生として中之又小学校に通っていた6人も 万博の舞台に立つことになりました。
全員、大人になってからも神楽の季節になると中之又に帰るのが当たり前なんだそうです。
(記者)「続ける理由は?」
(毛良悠介さん) 「よく聞かれる質問だけど、困る質問。普通に続けているだけ、正月なんでやるんですかという質問と多分似たり寄ったりですね」
本来、神楽は女人禁制ですが、中之又では山村留学生の参加をきっかけに女性の舞手も多くなりました。
(青木望さん) 「いつ戻ってきてもみんなウェルカムで迎えてくれるので、もう一回本気でやってみたいという気持ちになる」
高齢化が進む集落にとって、山村留学生たちは欠かせない存在です。
(中之又神楽保存会・長友敏博会長) 「これは貴重なかけがえのない物と思います。大祭も33番を舞うということが、不可能に近いですもんね、そういう意味では本当にありがたいです」
そして、本番当日 (姉・栞さん) 「着替えました〜」「大丈夫かなぁと思っているけど、そうやって思って いると足元救われる」
(弟・秀磨さん) 「かなり緊張しています」
(カメラマン) 「お姉ちゃん落ち着いているように見える」
(姉・栞さん) 「緊張してます!」「どきどき、楽しみ。いっぱいお客さんいるので頑張ります」
(金丸七海さん) 「頑張ります。練習した分しかできないので」
(記者)「緊張していますか?」
(大野宗一郎さん) 「いや、きのう(銀鏡)神楽を見てから緊張というか刺激をもらったので、頑張ろうかなと」
いよいよ、開演の時を迎えました。 大勢の観客の中、まず、崎田兄弟が鬼神地舞を披露しました。
(姉・栞さん) 「間違っちゃた〜!あんなに練習したのに魔物がいる。悔しい〜!」 (弟・秀磨さん) 「出し切ったと思います。たくさんお客さんもいたので緊張しましたけど」
(春田遥香さん) 「緊張したんですけど、なんか舞ってみればそんなことも忘れて舞
えたのでよかった」
(二宮悠さん) 「獅子取り荒神の面をつけるので獅子取り荒神になっている。いつも
の自分がいなくて記憶がない」
(観客) 「地域に本当に長年根付いている、皆さんで伝えてこられたんだなというの
が感じることができて、いいものを見せていただけて良かったです」
(中之又神楽保存会・長友敏博会長) 「自然体ですがね、だからそれだけでそれがす
なわち継承につながる。とにかく生活に密着したものが神楽に表現される。そういう感じでやっているので、中之又の地域を発展させるのと同時に神楽も継承していく。そういうふうに結びつけようと思っています」
500年以上前から地元の人たちが守ってきた中之又神楽。 第二の故郷を思う若者たちに
よって脈々と受け継がれています。
かつて中之又の小学校に山村留学していた子ども時代にさかのぼります。山村留学をきっかけに伝統文化の継承の一翼を担う若者たち。500年以上前から伝わる中之又神楽を世界へ発信です。子どものころ、山村留学生として中之又小学校に通っていた6人も 万博の舞台に立つことになりました。全員、大人になってからも神楽の季節になると中之又に帰るのが当たり前なんだそうです。本来、神楽は女人禁制ですが、中之又では山村留学生の参加をきっかけに女性の舞手も多くなりました。「いつ戻ってきてもみんなウェルカムで迎えてくれるので、もう一回本気でやってみたいという気持ちになる」高齢化が進む集落にとって、山村留学生たちは欠かせない存在です。「自然体ですがね、だからそれだけでそれがすなわち継承につながる。とにかく生活に密着したものが神楽に表現される。そういう感じでやっているので、中之又の地域を発展させるのと同時に神楽も継承していく。そういうふうに結びつけようと思っています」500年以上前から地元の人たちが守ってきた中之又神楽。 第二の故郷を思う若者たちによって脈々と受け継がれています。人口減少の手段として移住政策を行う自治体が多いでしょうが、山村留学などのようにつながりを大事にして伝統行事を継続できるようにすることは大事でしょう。関係人口が増え小さな農山村が存続できるようになればいいのではないでしょうか。



