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女性の活躍は大事[2026年01月02日(Fri)]
 47NEWS2025年7月31日付け「女性の活躍、なぜ大事?フィンランドのファーストレディーが答えた 仕事、子育て…幸福度ランキング上位の常連国でも「一人で抱え込まないで」」から、今年発表された各国の男女平等度を順位付けした「男女格差(ジェンダー・ギャップ)報告」で、日本は148か国中118位だった。2024年版と同順位。格差解消のペースは平均以下で、先進7カ国(G7)の最下位にとどまり、格差改善が大きな課題となっている。一方、フィンランドは国連の「幸福度」ランキングで上位の常連国として知られ、男女平等度は世界2位。
そもそもなぜ女性の活躍は大事なのか。フィンランドのストゥブ大統領の妻というファーストレディーでありながら、昨年9月から大学で教えるスザンヌ・イネスストゥブさん(55)が来日した際に答えてくれた。フィンランドの幸福度の高さにも影響しているという。
満足感  
「ハッピネス」はフィンランドでは満足感を指します。パーティーを開いて楽しいという感覚ではなく、自分自身が置かれた環境に心が満たされていることです。平等で、セーフティーネットがあってワークライフバランスも取れ、さらに個人が尊重される社会の在り方が満足感を作り出すのです。  
フィンランドでは平等とは差別をしないことを指し、なりたい自分になれる機会が誰にでも保障されることを目指しています。フィンランドでは世界に先駆けて1906年に初めて女性の被選挙権が認められました。そして今は数カ月間の育児休業を取得して子どもと過ごすのが若い男性の間で当然のように受け止められています。私の元同僚の男性たちは子どもが1、2歳になったら育休を取得して子どもとの時間を大事にしていました。こういうことはフィンランドでは当たり前なのです。
平等は会社の中でもみられます。若手社員でも上司や最高経営責任者(CEO)に自分の意見を話すことができます。そこまで上下関係の厳しい社会ではないのです。  
私自身、かつて法律事務所で働いていた時、産休育休を数年間取った女性が復職し、やがて事務所長にまで上り詰めた事例を見ました。だから女性として自らの働き方を見いだすことは可能だし、出世できるものだと思います。
多様性  
昨年から大学で企業法を教え始めました。フィンランドでは法学を専攻する女子学生の数が男子学生を上回っています。理系科目でも女子学生が増えていて、もうすぐ男女半々になるところです。フィンランドは理系分野で活躍する女性をもっと増やそうとしています。なぜでしょうか。  
それは、いかなる状況でも多様性が必要とされるからです。多様性があればいろんなアイデアが生まれます。たくさんのアイデアがあれば成功しやすくなります。だから女性が科学技術分野に進出すればより多くの創造性や革新性をもたらしてくれるでしょう。
ビジネスでターゲットとしている客の半数が女性なら、彼女たちが買ってくれるように作り手の中に女性の視点を入れないといけません。成功するためには女性の活躍が不可欠なのです。  
フィンランドでは女性の社会進出はごく当たり前になっています。女性を活躍させるために男性を説得する必要はもはやありません。女性は大学に行きたいなら行けるし、働きにも出ます。しかし、女性ばかりに機会を与えているとの印象を男性に与えないよう、バランスをとることは必要です。  
フィンランドは長い年月をかけて労働、子育て、家事で男女がほぼ平等に取り組むことが可能になりました。それは学校教育で性別を理由に異なる扱いをしないだけでなく、世代交代によって伝統的な男女の役割に固執しなくてもいいと親が感じるようになったことも一因です。
抱え込まないで  
大学で教えることで、大統領の配偶者という役割に加えて、私自身の役割も持つことになり、選択や行動の自由を実感しています。
1992〜93年の1年間を過ごした石川県を訪れ、とても懐かしかったです。住んでいたころからほとんど変わっておらず、当時教えていた鹿西高校(同県中能登町)では同僚だった教員2人と再会でき、大変素晴らしい時間を過ごしました。  
高校は昨年の能登半島地震で被災し、敷地の地面の一部が沈んでいました。多くの生徒やそのご家族が被災しました。30年以上前に住んでいた羽咋市も表敬訪問しました。震災を乗り越えるのは困難だったことと思います。でもみなさんはレジリエンス(強靱性)を見せていました。  
石川県訪問後、高円宮妃久子さまとも面会しました。久子さまはとてもすてきで活発的な方だと感じました。  
久子さまはさまざまな鳥の形をしたフィンランドのガラス製置物を収集されており、そのコレクションを見せてもらいました。私たちは鳥やフィンランドの文化芸術について語らい、自然や建築をたしなむ両国民の特徴について話しました。
 スザンヌさんの話は、戦禍が続くウクライナにも及んだ。現地で目に焼き付いたのは、子どもの姿だった。  
昨年9月、ウクライナを訪れました。ゼレンスキー大統領の妻、オレナさんのアレンジでロシアに攻撃されたキーウの子ども病院や、親を失った子どもを預かる施設、ロシアに連れ去られ戻ってきた子どものリハビリ施設を見学しました。ウクライナに戻った子どもたちはロシアのやったことに憤りを覚えていると話していました。  
戦争を語るときにどうしても前線の状況に目が行きがちですが、間違いなく子どもに影響を与えているのです。 DSC00826.JPG 

 「ハッピネス」はフィンランドでは満足感を指します。自分自身が置かれた環境に心が満たされていることです。平等で、セーフティーネットがあってワークライフバランスも取れ、さらに個人が尊重される社会の在り方が満足感を作り出すのです。個人が尊重される社会は満足度が高いということは理解できます。残念ながら日本は個人が尊重されているとは言えないかもしれません。フィンランドでは平等とは差別をしないことを指し、なりたい自分になれる機会が誰にでも保障されることを目指しています。フィンランドでは世界に先駆けて1906年に初めて女性の被選挙権が認められました。そして今は数カ月間の育児休業を取得して子どもと過ごすのが若い男性の間で当然のように受け止められています。私の元同僚の男性たちは子どもが1、2歳になったら育休を取得して子どもとの時間を大事にしていました。こういうことはフィンランドでは当たり前なのです。日本はどうでしょうか。女性の家事育児の負担が減って男女が同じように家事育児をしているとは言えないでしょう。日本の社会では格差が拡大してきていることは間違いないでしょう。平等は会社の中でもみられます。若手社員でも上司や最高経営責任者(CEO)に自分の意見を話すことができます。そこまで上下関係の厳しい社会ではないのです。フィンランドでは法学を専攻する女子学生の数が男子学生を上回っています。理系科目でも女子学生が増えていて、もうすぐ男女半々になるところです。フィンランドは理系分野で活躍する女性をもっと増やそうとしています。ビジネスでターゲットとしている客の半数が女性なら、彼女たちが買ってくれるように作り手の中に女性の視点を入れないといけません。成功するためには女性の活躍が不可欠なのです。フィンランドでは女性の社会進出はごく当たり前になっています。女性を活躍させるために男性を説得する必要はもはやありません。女性は大学に行きたいなら行けるし、働きにも出ます。しかし、女性ばかりに機会を与えているとの印象を男性に与えないよう、バランスをとることは必要です。フィンランドは長い年月をかけて労働、子育て、家事で男女がほぼ平等に取り組むことが可能になりました。それは学校教育で性別を理由に異なる扱いをしないだけでなく、世代交代によって伝統的な男女の役割に固執しなくてもいいと親が感じるようになったことも一因です。フィンランドのようになるためには国民の合意形成がなされなければならないでしょう。大学で教えることで、大統領の配偶者という役割に加えて、私自身の役割も持つことになり、選択や行動の自由を実感しています。日本の社会で実現するためには何が必要なのでしょうか。時間はかかるでしょうが、制度設計を含めて政治家だけに任せるのではなく国民が自分事と考え解決するために議論をして声を上げなければならないでしょう。DSC00825.JPG
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