• もっと見る
« 2020年10月 | Main | 2020年12月 »
<< 2020年11月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
月別アーカイブ
最新記事
最新コメント
Tomoko
虹の懸け橋 (10/05)
大館市A
東北地方太平洋地震 (03/13)
藤原 克己
NPO法人の活動資金 (02/28)
モヤコ
買ってもらえる民芸品 (02/19)
セーフティーネットの構築は大丈夫なのか[2020年11月01日(Sun)]
 時事通信2020年5月23日付け「寮追い出され、所持金わずか 追い詰められる非正規労働者 支援求める人急増」から、新型コロナウイルスの影響で経済が厳しさを増す中、仕事を失った非正規労働者らが住まいを追い出される事例が相次いでいる。
 所持金も少なく、民間団体が東京都内で開催する食料配布には、感染拡大以降訪れる人が急増。支援者は「新たに困窮する人が出ている」と懸念を深めている。
 横浜市鶴見区で派遣労働者として働いていた男性(46)は4月上旬、月末までの契約が更新されず、会社の寮からの退去を迫られた。当初は「他に移ればよい」と楽観していたが、求人に応募しても対面での面接が受けられず、県外で探そうにも「感染拡大防止から他県の人は採用できない」と断られた。仕事を見つけられないまま、A4サイズのかばんに2日分の着替えと洗面道具だけを詰め込み、5月初めに寮を後にした。
 現在は横浜市中区の簡易宿泊所を仮住まいとしているものの、6月上旬までの宿泊料金を支払った後の所持金は8万円。新たな収入がなければ、続けて泊まることは難しいという。
 男性は生活保護を申請中だが、「約20万円の給料をもらっていたのに、いきなり生活保護になるとは思わなかった」と現実を受け止めきれない様子。「家さえあれば何とかやり直せるのに」と苦渋の表情を浮かべた。
 NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」(東京)などが東京都新宿区で実施している週末の食料配布や相談会には、3月以降から参加者が急増。5月16日には通常の2倍超となる約180人が食料を受け取りに来た。
 同法人の大西連理事長は「不安定な雇用環境で働く労働者ら仕事や住居、貯蓄を失った人が来ているのでは」と指摘。「(参加者は)雇用環境が回復するまで増加するだろう」と話した。
 9日の相談会に訪れた男性(57)は、日雇い労働で生計を立て、普段はネットカフェに寝泊まりしていたが、2月ごろから仕事が急減。4月以降は収入がゼロとなったため野宿生活を送っており、雨の日はジャンパーを布団代わりに人家の軒先で寝ることもあるという。「緊急事態宣言が解除されないと状況は変わらない。仕事があればやっていけるのに」と不安を募らせた。 
 朝日新聞2020年5月22日付け「解雇・雇い止め1万人超え、コロナの影響 厚労省集計」から、加藤勝信厚生労働相は22日の閣議後会見で、新型コロナウイルスの影響で解雇や雇い止めをされたり、その見通しがあったりする働き手が、21日時点で1万835人になったと明らかにした。2月4日の集計開始以降、初めて1万人を超えた。主に各地の労働局で把握できた情報を厚労省が集計したもので、実際はさらに多いとみられる。
 厚労省は、このうち非正規雇用の働き手が何人いるかや、契約社員や派遣社員といった内訳は把握していない。加藤厚労相は「非正規と正規、それぞれの動向がわかるよう事務方に指示した」と話した。また厚労省によると、新型コロナの影響で新卒採用の内定を取り消された人が21日時点で98人いるという。
 厚労省は解雇や内定取り消しを防ぐため、休業手当を払った企業に費用の一部を支援する「雇用調整助成金」の助成率や対象を特例で拡充し、手続きも簡単にしている。しかし、その一環だったオンライン申請は受け付け開始初日の20日、システムトラブルで運用を停止。申請した企業担当者の個人情報を別の人が閲覧できた可能性があり、原因を調べている。加藤厚労相は22日の閣議後会見で「開始早々、こうした事態を招いたことは心からおわび申し上げたいと思います」と陳謝したが、復旧見通しは明らかにしなかった。084.JPG

 ひとり1人の国民が安心して安全に暮らすことができるようにするのが大きな目標なのではないでしょうか。その現実とかけ離れてきているのではないでしょうか。自己責任とはねのけてしまうような冷たい国になってきているのでしょうか。4月以降は収入がゼロとなったため野宿生活を送っており、雨の日はジャンパーを布団代わりに人家の軒先で寝ることもあるという現実を何とか変えることができないのでしょうか。まずは住むところが必要でしょう。立場の弱い人にしわ寄せがいってしまっている状況はそう簡単に変えることはできないでしょうか。非正規労働者とか派遣労働者、契約社員という人たちが泣き寝入りしなければならない社会はどうでしょうか。企業が業績に合わせて都合よく使える人たちが欲しいだけなのでしょうが、そんな勝手な論理が成り立つのでしょうか。一人ひとりの人生がかかっているのではないでしょうか。小さな農山村で小さなNPO法人を創設して10年が経ち4人雇用している団体もあるわけですから、トップに立つ人たちは従業員に対して感謝の気持ちを持ってやりがいを持って働いてもらうような給与面も含めた環境づくりをしなければならないのではないでしょうか。安心できるセーフティーネットの構築を急がなければならないのではないでしょう。007.JPG
| 次へ
プロフィール

元気さんさんの画像
リンク集
https://blog.canpan.info/genkijuku/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/genkijuku/index2_0.xml
お問合せは下記よりお願いします。返信にはお時間をいただく事がございます。