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国民の生の声を聞くことが大事なのでは[2020年10月25日(Sun)]
 朝日新聞2020年5月20日付け「コロナ禍の日本と政治 危機的な状況下のリーダーとは 弱さ隠さず首相の「生の声」を 東京工業大学教授 中島 岳志さん」から、何と言うのか、国民と同じ地平に首相は立っていないと見えてしまうのです。
 プロンプター(現像投影機)を見ながら棒読みで、記者の追加の質問を打ち切った。僕は安倍首相の「声」を長年聞いていないと思っています。つまり、官僚が書いた原稿をそのまま読むわけです。それが国民にも見えてしまっている。
 ドイツのメルケル首相が共感を得たのは「私も心配。私も弱い」という視点から連帯を訴えたからです。演説でも、感染者や死者の数字について「これは数字じゃない。具体的なお父さんであり、お母さんであり、おじいちゃんの話である」と語る。ニューヨーク州のクオモ知事も同様です。自分たちの痛みを同じところに立っていると思える、弱さが見えるリーダーが共感されているのです。弱さを隠さない人間こそ、強さを持っている。
 星野源さんの楽曲とともにSNSに投稿した動画も典型です。広い世の中の声を聞くことができないと感じています。
 今回、法的根拠のない首相による休校要請が普通に起こり、ロックダウンのような発言も出てくる。これは危ない。野党はこうした法外の権力発動の問題を指摘しなければなりません。
 これだけの感染拡大を経験し、私たちは今後どう対処行くべきなのか。世界観や文明観の大きな変化がいる。
 検察庁法改正案を巡っても、普段は政治に無関心な層が怒りの声を上げ始めている。生活や命に直結する問題だけに、政治への関心は高く、これまでのような安倍内閣のごまかし・隠蔽は見逃さないでしょう。
 これは1つの大きな変化の潮流かもしれない。この層が動くことを自民党は1番恐れているはずだ。野党も「コロナ後の選択肢」を示しきれていない。重要なのは、コロナ以前の状態に戻ろうとするのではなく、希望ある新たな世界像に向けて歩み始めることです。013.JPG

 安倍首相をはじめ政権の官房長官、法務大臣などは官僚の書いた作文を棒読みして、「なぜ」とか「どうして」と説明を求められても、切れ捨てるように「まったく問題ない」「まったく影響ない」と紋切り型を繰り返しているように思われるでしょう。国民に丁寧に説明するというのは国民から評価されるためのパフォーマンスなのでしょうか。それを信じている国民もいるのでしょう。プロンプターを見てテレビの前の国民を意識していないとすれば、国民はどのように思うのでしょうか。メルケル首相のように自分の言葉で弱さを曝け出して正直に国民に訴える方が国民の心に響くのではないでしょうか。1強政治を長くやってきたので、弱さを見せたくないから強く見せるのでしょうか。政治に無関心な人たちが政治に対して声を上げ始めることは日本の今後のことを考えると望ましいのではないでしょうか。しかし、弱体野党に期待する国民は多くはないでしょう。今回の中島教授のような人たちが高い志を持って政治の世界に入ってくることが望ましいのではないでしょうか。ごまかし・隠蔽を続ける政治に対して国民がどのように思い声を上げるかによって今後の政治のあり方が変わる可能性があるのではないでしょうか。009.JPG
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