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中村さんの考えが世界中に広がれば世界は変わるのでは[2020年05月29日(Fri)]
 秋田さきがけ2019年12月17日付け「仲間にして異邦人/「私たち」と広げる視線」から、中村哲さんは医師だが、医療活動だけを行ったわけではない。多くの井戸を掘り、用水路も造った。なぜか。飢えと渇きは薬では治せない、が中村さんの口癖だ。医療は非常事態(病)への対処である。中村さんはそれ以前に、日常生活の基盤−親しい仲間と毎日食事をとること−を立て直さなければならないという考えだ。
 その際中村さんが最も重視した方針は徹底的な現地主義だ。中村さんたちは日本人が現場の人々を巻き込み、巻き込まれながら一緒に作業を行う。このとき現地の価値観や習慣を前提にすることは当然だが、より重要なのは、現地で実現可能な技術だけを用いることだ。
 現地で実現しうる伝統的な工法を用いた。最新の装置を必要とする井戸や用水路は、すぐに使えなくなってしまうからだ(修繕のための部品が現地で入手できなければ、もうおしまいだ)
 1本の用水路は多くの現地人に恩恵をもたらすが、全員に平等に行き渡るわけではない。用水路や井戸も紛争の原因になり得る。
 中村さんはこれまで、ほとんどの関係者を満足させ、納得させてきた。
 人は普通、2種類の視線を前提に生きている。まずは見つめ合う−承認し合う−視線。もう1つ、人は、「私たち」を外から客観的に捉える視線があるのを知っている。ほとんどの支援者が、アフガンにとっての第2の視線の担い手である。
 中村さんのアフガンへの視線はどちらとも異なる。現地で苦しみを共有するその視線は、アフガンにとって紛れもなく私(たち)のそれだ。
 異邦人のように私たちを斜めから見る。「あなたは今あいつとの戦いが死活的に重要だと言うが、水があって農業ができれば争う必要はないではないか」と。
 もし世界各地に、中村さんのような視線をばらまくことができたら、本当に世界は変わる。032.jpg

 中村哲さんの考え方が世界中に広まっていけば、本当に世界が変わっていくのではないでしょうか。飢えと渇きは薬では治せない。世界中で存在している貧困の問題を置き去りにしては何も解決できないのはないでしょう。中村さんのように現場に出向いて直接人々と向き合って一緒に解決に向けて努力することが大事なのでしょう。最先端技術を導入して解決しようとしても、故障、不具合が生じた場合に部品などが手に入らず放置されてしまうような状況を想定して現地で実現しうる伝統的な工法を用いることは、言われてみればまったくその通りです。しかし、そこまでしっかり洞察して実行できる人がどれだけいるでしょうか。中村さんのように純粋に苦しみを共有できる人が増えれば世界も変わるでしょう。自分のため、自国のためという発想が蔓延して分断がどんどん進み争いが絶えず、暮らしづらくなっているのではないでしょうか。中村さんの考えを引き継ぐ人が世界中に増えることを期待してしまうだけではだめなのでしょうが、若い人たちが世界を変えるために大きな流れを作りだしてほしいと願います。garounotaki.jpg
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